夢2
2回目の夢回です。
階下からしずくの声がする。
「くーねぇそろそろ行かないと混んじゃうよ」
「そうだね。しずくもうちょっと待ってて」
私は部屋で着替えている。服装としては水色のワンピースだ。
(あぁ、また夢か。これはいつぐらいだろうか。)
「よし着替えたし外出の準備は整ったかな」
私は下に降りてしずくと合流した。しずくはピンクの半袖に紺色のハーフパンツを履いていた。
(しずくがこの服装ということは去年の夏休み前のデートの時の夢か)
「しずく、お待たせ」
「遅いよ。早く水着買いに行こうよ」
「そうだね。それじゃショッピングモールまで行こうか」
結局昼頃に私としずくは手をつなぎながら隣駅にあるショッピングモールへ移動した。
「くーねぇまずご飯食べようよ」
「そうだね。何がいい?」
「う~んとね、ハンバーグ食べたい」
「ハンバーグか、ならそこにあるファミレスに行こうか」
こうして私たちの最初の目的地は近くにあったファミレスになった。
カランコロン
「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」
「2人です」
「席にご案内します」
私としずくは店員に導かれ窓際の席へ座り昼食をどうするかきめることにする。
「私は何にしようかな。しずくはどうする?」
「ぼくはねチーズハンバーグ定食で」
「そっか私はミートスパゲッティにしようかな」
「あっ、それも美味しそう。後で食べさせて」
「いいよ、じゃぁ頼もうか」
ピンポーン。と注文内容が決まったので店員さんを読んだ。
少しすると店員さんがこちらにやってくる。
「お待たせしました。ご注文はお決まりでしょうか」
「はい、チーズハンバーグ定食1つとミートスパゲッティ1つください」
「かしこまりました。少々お待ちください」
私としずくは他愛のない話をしながら料理が来るのを待つことにする。
「お待たせしました。こちらチーズハンバーグ定食とミートスパゲッティになります」
「おぉ、来た~。いただきま~す」
「いただきます」
私としずくはそれぞれ食事を始める。
「しずくの方も美味しそうだね。少し食べさせて」
「いいよ。くーねぇ。はい、あ~ん」
「はむ、こっちも美味しいね。じゃぁ私のもあげるね。はい」
「う~ん、美味しい。でもくーねえに食べさせてもらえただけで美味しさ倍増だよ」
そうやって私としずくはそれぞれ食事を進めて食べ終える。
『ごちそうさまでした』
私としずくは少しの間店で食休みしてから外に出ていく。
カランコロン
「ありがとうございました」
「ふっふっふ、見てたよ。くるみ」
外に出るといきなり声をかけられたのでそちらを見てみると美香と優がいた。
『こんにちは』
「君たちはいつも仲いいね。お昼も食べさせあっていたし」
「どこでそれを」
「いやぁ、窓際だったし、外から見えてたよ。今日はどういった用事できたんだい」
「あぁ、今日は海に行く前に水着を買いに来たんだ」
「くるみたちもなんだ。私たちもだよ。一緒に見に行かない?」
美香たちも水着を買いに来てたようです。私たちも隠す必要がないので素直に答える。デートじゃなくなるけどしかたない。
「えっ、私は構わないけど、くるみとしずくは問題ないの?」
「別にいいよ。お昼で十分満足はできてるから」
「しずくもいいみたいだし、一緒に行こうか」
こうして私たちは4人で水着を選びに行く。
水着売り場に着くと別々に水着を選んでいくことにした。
「わぁ、これ可愛い。くーねぇに似合うんじゃない?」
そうして私に出してきたの胸元にフリルの着いた白いビキニの水着だ。
「これは可愛いね。でも白って透けるって聞いたことあるな」
しずくはいそいそと見せてきた水着をしずくは戻してほかの水着を選び始めた。それで次に見せてきたのは。胸元にリボンが着いた青い花柄の水着である。
「これならどうだ」
「確かにこれなら大丈夫かな。でもちょっと似合うか自信ないかも」
「大丈夫だよ、試着してみてよ」
「わかったよ」
私は水着を試着してしずくに見せた。
「うん、バッチリ似合ってるよ」
「そう?ならこれにしようかな。次はしずくのを探そうか」
そうして今度はしずくの水着を探し始めた。そこで少し悪戯をしたくなったので少
しからかってみる。
「しずくこれなんてどう?」
取り出したのは子供用のワンピースタイプの水着をしずくに見せた。
「くーねぇ、私の胸が小さいからって馬鹿にしてるでしょ」
「バカにはしてないよ、しずくに似合いそうだなって思ったから選んだし」
「そう?くーねぇがそう言うならこれにしようかな」
「ごめん、馬鹿にしてはいないんだけど流石に子どもっぽいから別なのにしない?」
まさか了承されるとは思ってなかったので急いで別な水着を探そうと提案する。
そういったやり取りはあったが結局しずくは私の選んだ青いハーフパンツの水着を選んだ。
「こっちは買い終わったよ。美香、優そっちは終わった?」
「う~ん、もう少し掛かる。どっちがいいと思う」
そう聞かれたので私は直感で。
「右かな」
「適当にいってない?」
「もちろん適当だよ。でも美香って結局どっちでも似合うからそこまで気にしないで買いたい方買えば?」
「そこで堂々と適当って宣言するかなこの娘は。でもそっかぁならこっちにしようかな」
美香は私の指定した赤いビキニの水着を買うことにしたようだ。
「優は?」
「選び終わって会計してるって」
「ただいま~。買ってきた」
「どんなのにしたの?」
「それは海に行ってのお楽しみで」
私たちは水着を選び終わって他に行くところもないのでショッピングモールを回ることにする。
「くーねぇ、あそこでアイス売ってるから食べようよ」
しずくの指差した方を見てみると確かにアイスが売っているので4人でアイスを買ってショッピングモール中央にある噴水近くのベンチに腰を下ろして食べることにする。
アイスも食べ終わり、そろそろ解散しようかと話していると見るからにちゃらい見た目をした男が2人話しかけてくる。
「ねぇねぇそこの君たち。今暇?よかったら俺たちと遊ばない?向こうに俺たちの友達もいるしさ~」
「いえ、結構です。ナンパならほかあたってください」
優が断っていたがそれでも男AとBがしつこく絡んでくる。
「いやっ、そんなこと言わずに」
「そうそう時間を無駄にはさせないからさ」
「それにそっちのふたりとっても可愛いし」
どうやらこの男どもは美香と優がお気に入りのようだ。それに対し私はカチンとくる。
「ちょっとしずくがかわいくないってどういうこと?」
「いやいやそんなこと行ってないって、君たちも可愛いよ」
男Aは私の手首を掴んできて噴水の方へ引っ張っていこうとした。
「ちょっと、何ですかいきなり!」
「いや、だから俺たちと一緒に遊ぼうって言ってるじゃん。お前たちもちょっと来い」
男Aは噴水の前で待機していたのであろう仲間たちを読んできた。その時だった。
「lwzltpっ!!!」
言葉にならない悲鳴をあげて私の手首を握っていた男Aがうずくまる。
「くーねぇに手を出したらどうなるかわかってるんだよね?」
その声をした方向を見るとしずくがいて目から光が消えていた。
「失礼しました」
男達は男Aの腕を引っ張ってショッピングモールの外へと逃げるように走っていく。
「しずく、ありがとう。いきなり倒れたけど何やったの?」
「簡単なことだよ。思いっきり股間を蹴り上げただけ」
そう言って今までに見たこともないほど怖い笑顔を見せてくれる。
その言葉に周囲の男性客たちが内股気味になっていたのは見なかったことにしよう。
「あぁあ、変なのに絡まれちゃったけどどうする?」
「解散もいいけど気分転換にカラオケもありかも」
「いいね!くるみとしずくはどうする?」
美香と優はこのあとカラオケに行くみたいだが、私は疲れたのでカラオケは遠慮かな。
「私たちは疲れたし帰るよ」
「そうだね。さっきのは一気に気分そがれたからね」
「もしかして私たちもお邪魔だった?」
「そんなことないよ、優と美香のおかげでくーねぇ楽しそうだったし」
「そっか、それなら良かった。二人のデートを邪魔しちゃったかと思ってたし」
「それじゃ、今日は解散としますか。また学校でね」
「じゃあね」
美香と優は私たちと分かれてショッピングモールそばのカラオケ屋へと向かって歩いて行く。
「予想外の遭遇だったけど楽しかったねしずく」
「そうだね、でもここからデートの続きだね」
「でもさっき言ったように疲れたから家に帰ろうね。その途中で夕飯の買い物かな」
「それはそれで新婚さんみたいでいいね」
「そうだねぇ、今日の晩御飯何がいい?しずくの提案に答えちゃうよ」
「ほんと!?じゃあね、暑いしそうめんがいい」
「わかった、じゃぁ薬味とか色々買って帰ろうか」
そうして私としずくは帰り際にスーパーによってから帰路についた。
懐かしい夢だったな、あのあとみんなでプールに行ったり海に行ったりして楽しかったな。
今年も元の世界に戻れたらみんなでプールとかに行きたいな。
そう考えながら私は再び眠りについた
断じてくるみちゃんやしずくちゃんのファッションセンスは悪くないです。センスは作者の問題です。
すみませんm(__)m
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