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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
5章「キャンサーからレオ」
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帝国となった理由

テントの中にだれがいるのかと聞かれたところで私たちは質問を重ねることにした。


「ギルドカード以外に信用できるものってあるの?」

「悪いがギルドカード以外はねぇな。それと俺はグルーガだ」


ないといわれたので私たちは相談することにした。


「しずく、ミラちゃんどう思う?」

「最低限敵じゃないと思うよ、敵ならぼくたちもう殺されてると思うし」

「そうだね、グルーガは回避しかしてなかったから」

「でもな、あの子たちの話聞いたときに結構相手かしこそうなんだよね」


そう話しながら相談した結果、彼を信じることにした。信じないにしても、グルーガが本気を出したら私たちが止めようとしても意味がないというのが一番の理由だったりする。そういうこともあり、テントの中にだれがいるのかを離すことにする。


「テントの中に獣人の子どもが3人います」

「3人か・・・。そういや嬢ちゃんたちはなんて名前なんなんや」


グルーガさんにそう言われ、いきなりの襲撃で名乗っていないことに気づいた。なので仕方なく名乗ることにした。するとグルーガさんはニカッと笑った。


「そうかそうかお嬢ちゃんたちが」

「何か知ってるんですか?」

「あぁ、いやちょっとな」


グルーガさんは言葉を濁した後に干し肉をかじり始めた。そしてグルーガさんは事情を説明し始める。


「さっき説明した通り俺は冒険者だ。だが冒険者は副業で本業はまぁとある人の直属で動いている」

「そのとある方っていうのは?」

「まぁ、そこで寝ているのが本当に獣人なら起きたらわかるだろうさ」


グルーガさんはそういうとくっくっくと笑う。そしてマジックバックから酒瓶を一つ取り出し口の中に流し込むように飲み始める。そしてそう時間もしないうちに飲み終えてしまう。そのまま口元を手の甲で拭った。そのままマジックバックから再度酒瓶を取り出している。


「グルーガさんまだ飲むんですか?」

「いや、夜だから飲んでもいいだろ。悪いが酒の肴になるようなものあるか?」

「いやないし。私たちお酒飲まないから」


グルーガさんはおつまみを要求してきたが、私はそんなものないと一蹴した。するとわかりやすく耳と尻尾がへにょんとしたので、緊張が解けてしまった。これで敵だったらもうあっぱれとしか言いようがない。

そうしているとミラが「もうひと眠りする」といってテントの近くに移動していく。それをかくにんしたしずくはグルーガさんに質問していく。


「グルーガさん、獣人の国について詳しい?」

「あぁ、詳しいなぁ」

「ならなんでレオ帝国なの?」

「どういうことや?」

「聞いた感じだと武闘大会で優勝した人が王になるんだよね?」

「そうやな」

「それなら帝国っていうより王国とかのほうがしっくりくるなって」

「あぁ、そういうことか。なんでもな、昔は獣王国っていう名前だったんだと。でもな、子どもが武闘大会優勝した時にその子が帝国っていう言葉がかっこいいというだけでレオ帝国に改名したんやと」

「そんなことできるの?」

「そうやね、いろいろとできるんだが、国名の改名までやったのはその時の子どもぐらいだったな」

「ということはそれ以降ずっと帝国なんだ。その子どもってもう死んだよね?」

「まぁ、ふつうなら死んでるよな。だがな、噂では神の位置まで行ったという噂もあるんだよ」

「「!?」」


グルーガさんの言葉に私としずくは驚いた。神に詳しいミラは寝ているので詳しく知ることはできないでいる。グルーガさんに聞いてみても自国の神の名前は知っているけど実際帝国に変えた本人かどうかまではわからない様だった。その間もちびちびとお酒を飲んでいる。

そうしてしばらく、3人で何もしないでいると焚火の対面から「グガ~、グガ~」と豪快ないびきが聞こえてきたので見てみるとグルーガが寝ていた。


「しずく、毛布出して」

「ん?グルーガにかけるの?別にいいと思うけど」


そういいつつもしずくはシャドウガレージから毛布を出してくれる。それを受け取った私はグルーガさんに毛布を掛けようと近づいていく。焚火の横にたどり着いたあたりでグルーガさんより声をかけられた。


「別にいらん。それにソロの冒険者が寝ているときは辺に近づかないほうがいい」

「それはなぜ?」

「ふん、ソロでやっているような奴は寝ているときに近づかれると反射的に攻撃ができるような奴だ。お前の妹のようにな」


グルーガさんはそれだけ言うとまたいびきを立てて寝始めてしまった。それを確認した私はしずくに毛布を渡してからしずくの横に腰を下ろした。するとそのタイミングでミラが起きてくる。ミラが抜けた後に話したことを端的に説明する。


「へぇ、そんなことがあったんだ。ということはしし座の神であるアダラ様が初代皇帝の可能性があるんだ」

「へぇ、しし座の神様ってアダラっていうんだ。どんな神様なんだろう」

「さぁ、わからないね。私はそろそろ寝るね」

「はーい、お休み」


私は二人に寝ることを伝えるとしずくとミラが答えてくれた。寝る前に出しておいてほしいものを伝えてから寝ることにした。





時間にして3時ぐらいに私は目を覚ました。目を覚ますとしずくが私にくっつくようにして眠っていた。私はそれを見てこれは後で説教だなと思老いつつ焚火のほうに移動する。焚火にはミラとグルーガさんの二人が起きていた。私が焚火のところにつくとミラが気づいた。動きはなかったがグルーガさんも気づいているのだろう。


「ねぇ、ミラちゃんなんでしずくも寝てるの?」

「あぁ、それか俺が起きた時にしきりにあくびしてたからな見張りは俺とミラの嬢ちゃんでやるから大丈夫と言って寝かしたのさ」


私がミラに聞いたのにグルーガさんが答えてくれた。その説明を聞いて私は

(今回は大目に見てやるか)と考えた。焚火の横には布が敷かれておりその上にお願いしていた食材や調理道具が準備されていることを確認できた。なので私は朝食の準備を開始することにした。グルーガは厚揚げに目が行っている。なのでやっぱり厚揚げ好きなのかなと考え当初の予定通り厚揚げと野菜のスープを出汁とりから時間をかけて準備していく。主食としてフランスパンみたいに少し硬めのパン。そして味を濃いめにしてみそ煮を作ることにした。みそ煮のタレは少し多めにしてパンをつけて食べれるようにする。そしてこれで前仕入れた味噌は使い切ってしまった。

だけどこの後に和の国に行くからそこで補充ができると思う。

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