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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
5章「キャンサーからレオ」
130/500

謎の男

128話(前々話)後半修正しました。

修正箇所

・盗賊捕獲→盗賊殺害及びカルロスたちの首輪を外しています。

 食事を済まし少ししたところで、子どもたちがあくびをし始めた。それを見た私たちは子どもたちにコップに入った水を渡す。それを受け取った子どもたちは歯を磨いた後に事前に張ったテントに引っ込んでいった。それを確認した後、私はさっきこそこそとしずくとミラで話していたことを聞いた。


「ミラ、そういうことやるやつに覚えある?」

「う~ん、私はわからない。ミントさんなら知ってるかもだけど」

「そっか、よくあるのは貴族とかが欲しがるとかだよね」

「最近はそういうのはないと思う」


 しずくたちと上共有して他愛もない話しているとテントからエリスちゃんが外に出てくる。それに気づいたのでどうしたのか聞いてみることにした。聞いてみると顔を赤くして内またにもじもじしていたので察することができた。


「しずく、警戒してあげて」

「は~い」


 しずくにエリスちゃんのことをお願いする。しずくは返事をした後にエリスちゃんの手を握ってテントの裏側に周り奥に移動していく。私たちはそのまま、焚火のところで待つことにした。待っていると数分もしたらしずくとエリスちゃんは帰ってくる。そのままエリスちゃんはテントに戻るかと思ったら私に聞いてくる。


「なんでくるみお姉ちゃんじゃなくて、しずくお姉ちゃんなの」

「それはね、しずくお姉ちゃんのほうが近接戦が得意だからだよ」

「そうなんだ。くるみお姉ちゃんは動けないの?」

「そうだね、動くのは苦手かな」


 私とエリスちゃんで楽しく話しているとしずくがむっとし始めたのでエリスちゃんとの話を打ち切ることにした。


「エリスちゃん、明日も早いから早く寝ようね」

「は~い」


 エリスちゃんは少し考えた後に、テントに引っ込んでいた。それを見送ったらしずくが私の膝に頭を乗せてくる。それを見たミラは立ち上がった後に、焚火の光があまり当たらないところまで移動する。その際に釘をさしてくる。


「しずく、そのまま寝ないようにね」

「うん、大丈夫。ミラも寝るの?」

「うん、いつもと同じ時間には起きるからそのタイミングで交代ね」


 それだけ言い残してミラは眠りについた。それを確認したしずくはふわぁ~とあくびを一つした。それを確認した私は苦笑しつつもしずくに声をかける。声をかけるとしずくは眠気が少し覚めたのか話に乗ってきた。


「しずく、本当に寝ないでよ」

「大丈夫だよ、でもく~ねぇの膝の上あったかいから眠くなる~」

「それなら起きてね」

「ぶ~」


 しずくはブー垂れながらも起き上がった。そしてそのまま私の肩に頭を乗せてきてくれる。私はそれを受け止めてあげることにした。このまったりとした時間もゆっくりと過ぎていく。そうしていると、耳元で規則正しい息が聞こえてきたので、驚きつつ肩に頭を乗せたしずくの様子を見てみると、かわいらしい顔で寝息を立てていた。それを見た私はあきれつつもしずくの肩をゆする。


「しずく、起きな」

「zzzz」


 私が肩をゆするってもなかなか起きる気配がない。ここで秘儀を使ったとしてもミラや子どもたちを夜中に起こすことになるのであまりいいことがない。なので私はしずくが枕にしている方をずらす。するとしずくがびくっとして目を覚ました。


「しずく、野営中の見張り時に寝るのはよくない。ふわぁ~」


 しずくを起こした後、私はあくびを一つする。それを見たしずくも私のあくびが移ったのかあくびをした。二人でぼんやりしていると遠くから光がこちらに近づいてくる。私はその光を見て目が覚める。そのまま警戒しつつ様子を見ていると人影も一緒に見えてきた。人影が見えたことで私は少しほっとしてしずくを見てみるとしずくはすでに積水を抜き警戒していた。


 人影が私たちのところに近づいてくる。人影の輪郭が少しづつはっきりしてきた。人影はとんがった耳と筆の先のような特徴的な尻尾を持っていることが目に入った。人影は少しづつこちらに近づいてきて私たちの熾した焚火の光が見えるところまできた。


「やぁ、すまないがここら辺で馬車を見なかったか?」

「少し行ったところで馬車を見ましたが・・・」


 そう声をかけてけて来たのはキツネの獣人のようで糸目が特徴的だ。そして背丈は成人男性ぐらいの背丈がある。そして男性は腰を下ろして私たちに問いかけてくる。男性に対し私たちは素直に答える。その時にミラが起きたのか男性に短剣を首元に突き付けた。すると男性の姿はゆらりとぶれてからミラの後ろから声をかける。


「ごめんな、こっちも仕事なんだわ。だから持っている情報をすべて出してくれると嬉しんだけどな」

「くっ」


 ミラは額から汗を流している。その時、男性は何かを察知したのかテントのほうに移動した。さすがに何者かわかっていないときに子どもたちと引き合わせたくない。しずくは動きテントと男性の間に入る。実質これでテントに何かがあると答えているようなものだけど男性は気にしたそぶりを見せず言葉を紡ぐ。


「やっぱりそのテントに何かあるのか」

「なぜそう思うの?」

「まぁ、君の行動がもう答えになるんだけど、一番の理由としては女の子3人なのにテントの中に入っていなかったことかな。そう考えると今はテントが使えない状態と考えられる」

「へぇ、それで」

「うん、そう考えるとこのテントは男性が使っている。もしくはほかのだれかが使っていると考えられるんだけど、男性だったらそいつは、もう少し行動を考えたほうがいいだろう。ではそうじゃないとしたら。例えばどこかで助けた子どもが使っているとか?」

「っ!?」


 しずくは男性が言われたことに対し、眉を顰める。それによってすべてが分かったのかキツネの尻尾がぶわっと一回り大きくなる。それに合わせてぼんやりとしたキツネ火が一つ男性の顔の隣に生成される。生成されたキツネ火はしずくのもとへ飛んでいく。しずくはそれを横に飛ぶことで躱すことができたが、テントから離れてしまった。その隙に男性はテントの入口へと移動を開始する。

「ピシっ!!」

っと男性の足元に光の鞭を打ち付ける。だが男性は気にしたそぶりを見せずに移動する。私は今度は本気で男性の当てるために縦に鞭を振り下ろす。それでも男性は気にしたそぶりを見せない。そして光の鞭は男性の体を引き裂いた。そのとき、男性の体はまた陽炎のように掻き消えてしまう。そして私の後ろから声が掛けられた。


「その様子だと、君たちは同業かな」


 男性はそういうと懐に手を入れる。私たちはその動作に警戒していると、ギルドカードを提示してくれた。それを見て私たちは肩の力を抜くことができた。そして男性は再度私たちに聞いてきた。


「それで、そのテントの中にだれがいるんだい」


男性はそれを再度聞いてきたのだった。

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