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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
5章「キャンサーからレオ」
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レオ帝国について

前話修正によって最初を修正

首輪を外してあげた後も引き続き私たちを警戒していたので聞いてみることにした。


「なんで警戒してるのかな」

「いや、首輪を外してくれたのはありがたいがお前たちも俺たちを騙そうとしてるんじゃないかって」

「でも、大丈夫みたいだな。ギルドカード提示してくれたし」


 犬の少年が警戒した経緯を話してくれる。それに合わせて猫の少年は少しだけだが気を許してくれた。ウサギの獣人はラビィを抱えて私の近くに来ている。それを見た少年二人は警戒の色を濃くしたが、この際気にしないことにした。


「君たちおなかすいてない?」

『く~~っ』


 私がそう聞くと3人ともお腹がかわいらしく鳴った。それを聞いた私は微笑みながらしずくにいろいろと食材を出してもらう。時間としては微妙なのでおやつ程度の食べ物を作ってあげることにした。粉物はおなかに残るのでどうしようかなと考えカルメラ焼きを作ってあげることにした。子どもたちは喜びつつ食べてくれる。

私たちはそんな子どもたちの様子を見て待ってあげることにした。


お腹も少し膨れたのか私たちに話をしてくれた。


「俺たちはレオ帝国の端にある村に住んでいたんだけど、冒険者を名乗る人たちと仲良くなったんだ」

「うん、それで仲良くなった冒険者のおじちゃんたちに珍しい食べ物くれるって。それ食べたら眠くなったの」

「そして気づいたら首輪をつけられてさっきの馬車の中にいたんだ」

「やっぱりさっきの人たちは人攫いで間違いなさそう」

「ミラちょっといい?」


しずくが珍しく私と子どもたちと距離をとり話し始めてしまった。


ーーーーーーーーしずく視点-----------

くーねぇと距離をとってからぼくはミラに聞いてみることにした。さすがにこれは本人たちに聞こえるように聞くわけにはいかないし。そういったことで聞いてみる。


「ねぇ、ミラ獣人をさらうっていうのよくあることなの?」

「昔はあったって聞いたけど今はそういうのはなくなっているって聞いてる」

「ということはなんで今回みたいな人攫いが出たんだろう」

「わからないけど、そういう酔狂な人はいつの時代もいるってことじゃないかな」

「夜にでもくーねぇにも伝えておくね」


 ぼくは獣人のことについて確認してからくーねぇのもとに戻る。くーねぇは何となく感づいていたのか特に聞いてくることはなかった。


ーーーーーーーーくるみ視点-----------

しずくも帰ってきたので子どもたちにこの後どうしたいかを聞いてみることにした。


「君たちはどうしたい?このままギルドに行ってもいいけど」

「村に戻りたい」


ウサギの女の子がそう伝えてきたので男の子たちにも聞いてみた。すると男の子たちも家に帰りたいと言ってきたのでその望みをかなえてあげることにした。


「さぁ、これから君たちの村に行くんだったら私たちの言うこと聞いてね。そうしないと危ないから」

「そうそう、くーねぇの近くにいれば比較的安全だからね」


 しずくの一言で私が子どもたちのお世話をすることが決定してしまった。まぁ前衛のしずくや前衛と中衛を兼業するミラについていくよりは私の近くのほうが安全なのは間違いないか。


「きゅきゅっ」

「そうなんだ、君はラビィっていうんだ」


 ウサギの女の子がラビィの名前を聞いたのかそう話していた。やっぱり同じウサギ同士で言葉通じているようだった。そう考えていると私たちはお互いに自己紹介していないことに気づいた。なのでお互い自己紹介することにした。

 男の子のうち猫の獣人がカルロス、犬の獣人がレキ、ウサギの獣人がエリスと自己紹介してくれた。


「それじゃレオ帝国に向けて頑張って移動していこうか」

「お~」

「「お、お~」」


 この反応で何となくわかったのはエリスはノリのいい性格みたい。カルロスとレキの二人は思春期ゆえか少し恥ずかしがって腕を上げていた。だけどそれとは別にエリスちゃんのことが心配になった。なのでレオ帝国に向かいながら注意を促すことにした。


「エリスちゃん。ノリがいいのは嬉しいけどあまり知らない人にそのノリはダメだからね」

「はーい、でもお姉さん優しいし」

「カルロス君、レキ君。エリスちゃんの手綱握っておいて」


 私は仕方なく二人にそう頼むことにした。二人は苦笑しながらもうなずいてくれたのでこれはいつものことだったのかもしれない。そう話しながら歩いていると何体かの魔物に遭遇したがしずくとミラですべて倒してくれている。

 完全確保のために北上し街道を探すことにした。街道はすぐに見つけることができずに時間がかかってしまった。結局街道を見つけることができず、もう間もなく日が暮れてしまう。そこで私は仕方なくその場に腰を下ろして遅めの夕飯の準備を開始することにした。夕飯は昨日倒したカニを解体してカニ雑炊とした。アローフィッシュを茹でて出汁をとり、そしてその出汁を使って雑炊を作ることにした。

汁物としては野菜とお肉で簡単にスープを作った。それで今日の夕飯が完成した。


「しずく、ミラちゃんご飯できたよ」

「おっ!今日の夕飯は何かな」

「今日はねお昼にも食べたものになるけどカニ雑炊作ってみた」

「お~。くーねぇのご飯はおいしいから覚悟しておいたほうがいいよ」


 しずくが子どもたちにそう伝える。私はその発言を聞いてほほを掻く。ミラは私がお椀によそったご飯をみんなに配っていく。配られた雑炊を食べながらレオ帝国について聞くことにした。

レオ帝国は国の首都レグルスの中央には闘技場があるみたいだ。そしてその闘技場で4年に一度武闘大会が開かれている。そしてその武闘大会で優勝した人が4年間の王として国を統治するらしい。そして今年はその武闘大会が行われる年のようだ。だけど今まではもう優勝者は周知されているが今のところそういった話を聞かないからおかしいと言っていた。

それを聞いたしずくは目を輝かせている。


「しずく、出てもいいけど優勝したら旅できなくなるからね」

「そ、それはわかってる」

「そのつまりは何?」

「くーねぇ、顔怖いよ。大丈夫優勝しても王様なんて面倒なことしたくないし」


しずくはそう言って笑っていた。

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