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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
5章「キャンサーからレオ」
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海といえば

冬場にやる話ではなかった、と思いつつも投稿である。

 私たちがキャンサー共和国に到着した当日は流されるように手伝ったが、翌日以降は依頼ということで受けている。

 依頼としてキャンサー共和国の復興の手伝いをして2週間が過ぎようとしていた。その間にグレンさん達とエレンさん達は自国へ帰る為、キャンサー共和国をあとにしている。その日の夜に私たちは話し合いする。


「私たちもそろそろ移動しようか」

「でも、まだキャンサー共和国の中慌ただしいよね」

「落ち着いてきてるし多分大丈夫」

「外に行くとしてもどこら辺に行く?」


 そう話しているとミラがキャンサーの祠に行きたいと言ってきたので目的地の一つに入れることにした。実際私たちもどうなっているのか気になっていることだし問題はなかった。

次の目的地を話しているうちに眠たくなってしまいこの日は寝ることにした。


翌日になると受付が比較的落ち着いてきているので話を聞くことができるようになっていた。話を聞くと

「つい最近ここら辺で新しいダンジョンが見つかったの。復興も落ち着いたら依頼として調査を出そうと思っているんだけど行ってみる?」

と聞かれたのでその話を受けることにした。受付からダンジョンの場所を教えてもらってその場をあとにしたのだった。


「さぁ、この後どうしようか」

「ミラこのあとやることは決まってるよ」

「「?」」


 私とミラがしずくの言っていることがわからず頭にハテナを浮かべているとしずくが答えを言ってくれる。


「海が近くにあるんだから砂浜に行かないと。水着だよ水着」

「そういうことか」

「砂浜に行っていいのかな」

「そこは聞いてみるしかないかな」


 私たちは再びギルドに戻り砂浜について聞いてみることにした。さっき見つけたと言っていたダンジョンも海岸だから聞き忘れたと言う体で話を聞いてみることにした。聞いてみると海岸はあまり街の近くだと魔物は少ないが、遠いと魔物が多くなるっていうことだったので外とあまり変わりがない様だ。


「よし、それなら今日は砂浜で遊ぶぞ」

「そう言っても水着ないでしょ」

「ふっふっふ。こんなこともあろうかと準備はしているよ」


 しずくがそう言ってからシャドウガレージから自分のカバンを取り出す。カバンをゴソゴソと探ってから2組の布地を取り出した。しずくが取り出したのは昨年買った私たちの水着だった。


「しずく、なんで水着なんて持ってきてるの?」

「もちろん、いつプールとかに行ってもいいように準備は欠かしてないよ」


 私たちの会話にミラはいったいなんのことか分かっていなかったが、ロクでもない事というのはわかったようで若干引いている。


「しずく、布地が少ないと敵の襲撃受けたら危険」


 ミラは引きつつもしずくに苦言を呈しているが特に気にした様子もなく、まずは砂浜に行ってみようかと言い出してから海岸に移動した。海岸には誰もいなかった。魔物もパッと見では見当たらないので、大丈夫なのではないかと思う。

そんなことを考えていると私の肌を潮風が通り過ぎていた。


「きもちいいねって、しずくなんで水着になってるのさ」

「海なんだし水着にならなくちゃ失礼だよ」

「くるみも既に水着」

「えっ!?嘘!?着替えた覚えないんだけど」


 私があたふたとしているとしずくが私の腕をとって海岸まで駆けていく。しずくは走る速度を調整してくれているのか足がもつれることなく付いていくことができた。


「うわぁ、水ひんやりしててきもちいね」

「ちょっとしずく、あまり海に近づきすぎると危ないよ」

「大丈夫、魔物が来てもぼくが切り捨てるだけだから」


 しずくが自信満々に話しているので、その言葉を信じて海岸で遊ぶことにした。ミラとラビィの二人は少し離れたところで周囲を警戒している。一方私たちはなぜかしずくが持っていた日焼け止めをお互いに塗り合ってから、海の浅いところで水をかけ合ったりして遊んでいた。

 お昼頃になるとミラたちも警戒を解き砂浜で遊び始めている。私は足元に落ちている貝殻を耳に当てたりしてのんびりしている。一方、しずくは昼食後に海を泳いでいる。遠泳とまではいかないけど近場を泳ぎ続けていた。


 少しするとバシャバシャと音を立ててしずくが戻ってくる。しずくが戻ってきたところで街から離れすぎないようにみんなで海岸を少し歩くことにした。海岸を歩いているとゴツゴツとした岩場ななってくる。岩場の陸地側は崖になっており、その上に建物があるのが小さく見える程度だった。

 気になったところをある程度確認を終えた私達は、遊んでいた場所に戻ってから海水で濡れた髪や体などを洗い流して普段の装備に着替えることにした。装備に着替えてからあたりを見てみると、親子が何組か私たちを見ているようだった。親子に近づくと近づくと母親と思われる女性から声をかけられる。


「大分落ち着いてきたからこのあと再開されるだろうけど、今は前の魔物の襲撃からここら辺の魔物を間引くことができていないから近場でも危険だよ」

「ねえちゃん達危ないだぞ」

「大丈夫だよ、こう見えてもおねえちゃん達冒険者なんだから」

「うわぁ、そうなんだ。かっけぇな」


 私は一緒に来ていた男の子に対し自分たちの身分を明かす。すると男の子は目をキラキラさせながら私に笑顔を見せてくれる。そして母親は私たちに笑顔を見せてから

「そうだとしても気をつけなさいね。油断は禁物よ」

と声をかけてくれた後、その場を離れていった。


 私たちのことを心配してくれた親子を見送った私たちはその足でギルドに向かった。ギルドは落ち着いた様子で問題スタンピードの事後処理はある程度終わっているようだった。


「う~ん、今日は面白かったね。あしたからまた冒険者としての仕事しないとね」

「そうだね」

「今日はいい息抜きになった」


私たちはギルド備え付けの食堂でごはんを食べつつ昨日の続きであるこの後のことについて話すことにした。


「最初にやるのはダンジョンの探索だね」

「そうだね、魔物の巣はチャレンジしたことあるけどダンジョンは初めてだもんね」

「私は、散々罠解除させられたけど」

「それってあの特訓の時だよね?」

「うん」


 明日から少しの間は海岸にできたダンジョンを探索することになった。ダンジョン探索が終わった後にどこに行こうかと話しているとしずくが

「グレンさんたちの国に行きたい」

と言い出した。行先としては特に否定の意見も出なかったのでダンジョンが終わった後に東側に行くことにした。


「ミラちゃん、祠の位置って大丈夫?」

「う~ん、海岸から西に少し離れたところにあるみたいだからアクベンスを出る前によってもらえればいいかな」

「それならそういう方向で動いていこうか」

「なら、ダンジョン調べたあとに祠よって東に行くって感じだね」


 私たちは今後の予定について話し終わった後、泊まっている宿屋に移動しこの日は休むことにした。

久しぶりのしずく変態回

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