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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
4章「いざ、キャンサー共和国」
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VSカエデ&レイカ_2

----------ミラ視点-----------

カエデとレイカの二人を相手にしている私とラビィは八方塞がりとなってしまっていた。


撃つ

躱されて撃たれる

躱す撃つ


を繰り返すことになってしまっている。こちらに突っ込んできていたカエデも一度後ろへ引き遠距離戦に参加していた。このまま打ち合いを続けても先に魔力もしくは矢が先に尽きるのは確かだろう。


(勝負に出るか)


「ラビィ、大丈夫?」

「きゅっ!!」


 ラビィに心配の言葉をかけると、頷いてから私たちとカエデたちの間に砂場を作り上げる。その後、私は砂場の真上に竜巻を作りあげた。竜巻が発生したことに私たち4人の視界が塞がれる。そんな中私はひたすら正面に直進した。その間に左右にウィンドカッターを放つことを忘れない。そして竜巻の反対側に出たところでカエデとレイカを視認することができた。


 二人とも目に砂が入るのを防ぐため目の付近を腕で覆っているので視界がかなり制限されている。そこへ近接用に使っている短剣をレイカへ向け切りつけた。腕で目を覆っていたことによりカエデとレイカの反応が少し遅れる。反応が遅れたことによって短剣振り抜くまでにそこまで距離を取られることがなかった。

そのおかげもあり、レイカの肩に切り傷をつけることができた。


「くっ」

「早速さっき見せたのを使ってくるなんて」

「あくまでも見様見真似二人みたいに出来ない」


 私は素直に二人に告げる。実際、短剣の先端は完全に不可視にすることはできず、視認することができる。

レイカが躱せなかったのは竜巻によって視界を大幅に制限したことによって、視認がしづらかっただけに過ぎなかった。こういった小細工は2度は通用しない。実際来ると分かっていれば風を利用し自分の周囲に砂が来ないように調整することも可能なのだ。


「きゅきゅっ!」

『!?』


ラビィの行動にこの場にいる私含め全員が驚きの表情を見せた。

普段後方支援を中心に動いていたラビィがいきなり天井から蹴りを入れてきたのだから仕方ないだろう。実際この一撃によってカエデとレイカの二人は慌てている。私は極希にくるみへ抗議の蹴りを入れているのを見ているので早めに復帰はできている。

 慌てているカエデへと矢を放つ。カエデの肩に矢が突き刺さり。カエデの戦闘力著しく削ぐことに成功した。


「くっ!」

「ラビィありがとう」

「きゅきゅっ!!」


 私がラビィにお礼を言うとラビィは前足をあげて応えてくれた。その後、ラビィに目配せするとラビィも気づいたのか自分の足に土でできた木刀のようなものを作り出した。

私はラビィが作り出したモノに風の刃を取り付けた。それを確認したラビィは準備運動をするようにあたりを走り周る。準備運動ができたのかドームの壁に飛び足場を出しては消してを繰り返し縦横無尽を駆け回り始めた。

 カエデとレイカはラビィを警戒しつつ私に魔法を放ってくる。カエデとレイカの放った魔法を私は回避を中心にして行動する。回避しながらも弓に矢を番えてレイカに向かって放つ。放たれた矢をそれぞれが魔法を使い落していく。その際に足を止めたことによってできた一瞬の隙を後ろ飛びかかったラビィの刃で足を切り行動をできなくさせることができた。

足を切られたことによって、カエデとレイカ双方ともに負けを宣言する。


「負けた~」

「負けました」


 負け宣言を聞いたラビィは土のドームを解除する。解除されたことを確認した後、周囲を見ると森林がひとつと訓練場の壁に座っているしずくとミカゲさんが座っていたのでそちらに歩いて合流することにした。


「しずく、そっちはどうだった?」

「ぼくのほうは魔力切れで負けた」

「そう、くるみはまだなんだね」

「うん、くーねぇは多分あの森の中だと思う。ミラは助けに行くの?」

「助けに行きたいけど矢と魔力がもうそこまで多くないから、逆に足引っ張ると思う」

「それなら待ってるしかないね」


 一方カエデたちもミカゲさんに結果を報告していた。報告した後、カエデも助っ人にいかないのか聞いていた。その結果、自分の使える最強技を突破されたから実質的に負けと判断して助っ人に行くことをやめたようだ。

 模擬戦が終了した面子で話していると、森の中心から光の柱が上がる。その光を見てしずく以外全員が驚き表情を見せている。そんな中ポツリとしずくが声を漏らした。


『!?』

「くーねぇ、大丈夫かな」

「しずく、グレンも森に入ってるから大丈夫」


しずくの声がミカゲさんに聞こえていたのか、グレンも森の中にいることを伝えた。ミカゲさんに聞いてみるとしずくと、しずくを闇のドームへ捉えたあとにグレンさんがくるみたちのところへ行きその後少ししたら森が出来上がったようだ。


「グレンさんの実力は疑ってないけどどうしても心配になるんだよ」

「しずく、くるみを信じて上げるのも大事」


私がしずくを宥めるとしずくも頷いてくれた。



昨晩より新作投稿開始しました。

題名は「赤名の狩猟者」です。本作ともによろしくお願いします。

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