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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
4章「いざ、キャンサー共和国」
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夢4

久しぶりの夢回及び触手回です。

 私は寝たはずだった、気づくと船の上にいつもの装備で立っている。そうして周囲を認識したタイミングで

(あぁ久しぶりの予知夢か)

と認識する、


「くーねぇ、船って初めてだけどきもち良いね」

「そうだね、しずく」


 私としずくがのんびりとそんな話をしているとカンカンカンと船に付けられた警鐘が打ち鳴らされた。その音につられるように船の中からミラを含めた多数の冒険者が出てきた。私たちは警鐘が鳴らされた後、海を見渡す。すると、右側面から船が1隻こちらへ向かってくるのが見えた。私は遠視を利用しその船のマストを確認する。

マストにはドクロの絵が書かれていた為、件の海賊で間違いないようだ。


「くるみ、しずく。海賊?」

「そうみたい、ドクロのマストが見えたから」


 私は合流したミラに確認した結果を連携する。その時だ、遠視をしていた周囲が一瞬にして暗闇に閉ざされたのは。


「!!【ライト】」


 私は驚きつつもライトを使いあかりを確保する。だがそこまで明かりを保つことができていない。仕方なくライトをやめしずくへお願いした。


「しずく、私たちに暗視つけて」

「わかった【ナイトヴィジョン】」


 しずくが私たち3人にナイトヴィジョンを使ってくれたことにより、あたりを見わたすことができるようになった。船は暗闇に閉ざされたことによって動きを完全に止めてしまっている。そして、周囲の魔力を確認してみると闇の魔力があたりに充満していた。


「やっぱり魔法だったみたい」

「ということは相手に魔術師がいるっていうことだね」


 しずくが私の言葉に返したあと、積水を抜きダークブレードを発動させる。そのまま誰もいない空間へ振り抜いたと思ったら、途中で止まる。それと同時に暗闇も晴れた。海賊船はさっきまでの距離の半分まで詰めてきており、魔法を迎撃すればまだ間に合うな距離だ。問題はしずくの正面にいる翼の生えた少女だった。輪郭はぼやけており正確に誰かまではわからないが、しずくと渡り合っているのにまだ余裕を持っていそうな雰囲気がある。


そんな二人の戦いとは別に左側面にも異常が迫っていた。


「くるみ、そいつはしずくに任せて私たちはこっちの相手」

「うん」


 左側面からは大きな触腕が伸びてきておりこの船を潰そうとしている。その触腕に対しミラがウィンドカッターを使ったが、切断するにはいたらなかった。切れたところにソーラーウィップを当てることによってなんとか切断する。だが1本だけで終わるはずもなく次々と触手が海面から出てきた。そのあとに姿を現したのは、大きなイカの頭部だった。さっき切断した触腕も回復しているようで、2本の触腕で船を叩き潰そうしてきた。だがセイントシールドでなんとか防ぐことに成功した。

するとイカは再度海の中へ潜り、ゲソと触腕で船をからめとろうと行動を起こしてくる。そのゲソと触腕をソーラーウィップとウィンドカッターで切り続けたがイカの再生速度をうわまることができず、有効打を与えることができない。そうしているとミラの腕がゲソの1本につかまりそのまま海の中へ引きずり込まれそうになっている。


「ミラちゃん」

「くるみ、危ない!!」

「えっ?!」


 私がミラに気を取られたことで私にもゲソが絡みついてしまった。そのままゲソに持ち上げられ海の中に引きずり込まれてしまった。そして私の目の前にイカの口が来ていた。

それを確認したところで目を覚ましたのだった。


「久しぶりの予知夢っぽいけど寝起きは最悪だな」


 みんな寝ているのでそう独り言を言うと今度は白い空間に招かれていた。


「今度は、カールたちか」

「残念、今回は僕だけだよ。時間も時間だからミールは寝てる。それで大丈夫?」

「そうなんだ。寝起きは最悪だけど大丈夫」


カールにさっきの夢の説明をしたところカールは神妙な顔になり説明をはじめる。


「さっきの夢が本当になったら、最低でも腕か足の1本は持ってかれるだろうね。それにふたご島とキャンサーの間の海だと僕たちも動きづらいし」

「ということは実際には今回のようなことにならないように気を付けないとってこと?」

「そういうことだね。ふたご島をでるということはぼくたちの庇護下からいなくなるということだから」

「まぁそうなるよね。それとカストルに着く直前にまた魔族にあったんだけど」


夢について少し話したあとに丁度良いのでモノクルの魔族について伝えておく。


「あぁ、気づいてるよ。でも基本放置だね。前回は君たちが殺されるところだったから助けただけだし」

「そうなんだ。あの時はありがとう」

「まぁ、一応確認はしているけどいまのところ問題は起こしていないようだね」

「確認しているんなら問題ないか」


そこまで話したところで現実世界へと戻されてしまった。

カールと別れたあとは特に夢を見ることもなく眠ることもできた。

 翌朝、目が覚めるとしずくが横で寝息を立てていた。そんなしずくを起こさないように起き上がる。その際に私としずくの間に挟まれて寝ていたラビィを腕に抱えた。


「きゅ~?」

「あぁ、ラビィ起こしちゃった?」

「きゅい~(首を振り鼻先を私に押し付けてくる)」

「よかった、大丈夫だよ。ちょっと寝不足なだけ」


 ラビィが私のことを心配してくれているのがわかったので、大丈夫と伝えてから頭を撫でてあげた。それで大丈夫と判断したのかまた腕の中でまるくなった。そのまま朝の時間を過ごしているとミラとしずくが起き始める。しずくも私が寝不足なのに気づいたようで気にしてくれたが、詳しくは朝食時に話すということでこの場は終わりとなった。

今回は、珍しくミラが一番最後だったようで寝起きのミラを見ることができた。なんだかんだでいつもミラが一番早く起きてるから寝起きを見ることって少ないんだよね。ミラは私が寝不足なのに気づいたようだけど特になにも言わずにいてくれた。


「しずく、ミラちゃん昨晩夢見たの」

「わざわざ行ってくるということは予知夢?」

「うん」

「なるほどだから、朝方眠そうだったんだ。それで今回はどんなだった?」

「多分だけどここからキャンサーへ行く時じゃないかな」

「ということは海賊との戦いの夢?」

「そう、そして海賊のトップの戦闘力と一緒に出てくる魔物は見れた」

「くーねぇ冒険者は誰がいたの?」

「残念なことにそれはわからなかったな。そして、敵は翼の生えた女の子と大きなイカだったかな。海賊の人数とかまではわからなかった。でも翼の生えた女の子はしずく相手にまだ余裕ありそうだった」

「それは楽しみだな」

「しずくそれは結構まずい。下手したら私たちより更に強い可能性もあるんだから。それと確証はないけどその少女はあの時の魔族だと思う」

「あの時って言うとゴブリンの巣の魔族か。それは俄然やる気が出てくるね」


 しずくはその話を聞いたあと俄然やる気を見せたところで朝食を終え宿屋をあとにした。


触手=エロとは限らない

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