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第一話:はぐれゴブリン退治

『現在、私は一般市民として生活しているが、かつては冒険者として活動していた時期があった。その時に出会った絶世の美女の魔法使いとその仲間たちとの冒険が忘れられず、それらの思い出をまとめてみたので、お読み頂ければ幸いである。なお、残酷な描写があるので、苦手な方には無理にお勧めいたしません』と俺は原稿用紙にまえがきを書いた。

 湿っぽく生温かい洞窟の奥に薄暗い光が灯っている。

 その光に照らされて、ゴブリンの影が洞窟の壁に映って揺らめいていた。

 この洞窟は奥に行くほど広がっており、天井からはヌルヌルとした生温かい白っぽい液体が滴り落ちてきて、生臭い匂いで充満している。

 腐った魚のような匂いで気分が悪くなりそうだ。

 その液体のせいで洞窟の中を歩くときに滑りやすいので、足元を注意しながら進んで行く。

 所々に襞のような岩壁が突き出ていて、そこに隠れながら前方を確認しつつ、俺は静かに奥を目指す。

 小さいランプが洞窟の最深部の壁に二つ備え付けてあり、その間にある丸い出口の前に、門番らしきゴブリンが何か考え事をしているような風情で立っていた。

 上の空と言う感じで門番としては失格だなと俺は思った。

 門番ゴブリンに気づかれないよう、そっと近づき、首の後ろをナイフの柄で思いっきり叩く。

 ゴブリンは悲鳴を上げる間もなく気絶して倒れた。

 他のゴブリンが気づいてやって来る気配は無い。

 プルサ山の中腹にある、はぐれゴブリンのアジトに、秘密の出口があるという噂はあったのだが場所は誰も知らなかった。

 この出口は俺が苦労して見つけたものだ。

 この洞窟は、プルサ山の麓にある鬱蒼とした森の奥の目立たない小さい湖付近にある。

 山肌に人の背丈の三倍くらいある縦の裂け目があり、少し入ると上部に笠のような岩の出っ張りがある。その下に丸い穴が開いており、そこから水が引っ切り無しにじょぼじょぼと流れ落ちていて、滝のようになっている。

 そのため、その滝の裏に洞窟があると気づく者はいなかった。

 しかし、自然に出来た滝と違って、水が噴出する部分がくり抜いたように丸すぎる。

 何者かがわざと作ったものじゃないかと思った俺は、その穴の上部の出っ張りを調べてみると、笠の下に円柱状の石があり、押してみると中へ引っ込み滝の流れが止まった。

 石を引っ張って元に戻すと、また滝が流れ始める。

 どうやら、これは秘密の出口を隠すための細工ではないかと思った俺は、ぐしょ濡れになって滝の裏側を探索すると、下の方に大人が一人入れるくらいの洞窟の穴があり、奥へと続いているのを発見した。

 山の中腹にあり、西の方に向いているはぐれゴブリンのアジトの正面入口には、敵対する者たちの襲撃に備えて、大勢のゴブリンたちが完全武装で守っており、また、物資運搬用の馬車や荷車が引っ切り無しに出入りしていて、つけ入る隙が無い。そこで、他から内部に入れないだろうかと調べた結果、俺がこの秘密の洞窟を見つけたってわけだ。

 気絶している門番ゴブリンをよく見ると、左腕に高価そうな宝石がいくつも付いた腕輪をはめている。

 門番ゴブリンのくせに生意気だと、俺は腕輪を引き抜いて奪ってやった。

 後ろのポケットに入れておく。

 俺はある冒険者パーティの一員で、職業はシーフ、泥棒だ。

 まあ、小悪党と言ったところかな。

 パーティの仕事に関する情報収集や準備も行っている。

 武器はナイフだ。

 大小様々、常に十本は持ち歩いている。


 しばしの間、周辺を見まわして危険がないか確認する。

「大丈夫だ」と小声で後方にいるパーティの皆に声をかける。

 剣士のディック、そして、ディックの妹で魔法使いのオティーリエが後ろからそっと近づいて来た。

 ディックは俺たちのパーティのリーダーだ。

 茶色の革製の冒険服を着ており、かなり背が高い。端正な顔立ちをしているが、左頬にはモンスターにやられたらしい酷い傷跡がある。

「ゴブリンはいたか?」とディックに聞かれる。

「門番ゴブリンがいたんで、首の後ろを叩いて気絶させてやった。そこに転がっている」と俺は倒れているゴブリンをあごでさした。

「殺しちゃえばいいじゃない」とオティーリエが倒れているゴブリンをしげしげと眺めている。

「へたに殺そうとして、かえって暴れて騒がれると困る」と俺が返事すると、

 ん? 何だかバラの香りがしてきたぞ。

 オティーリエの体からバラの香りがする。

 香水か?

「なんで香水なんてつけてるんだよ、その匂いでゴブリンに気づかれるかもしれないだろ」と俺が注意すると、

「気合を入れて来たのよ、ボスゴブリンを退治するんでしょ。あたしは勝負どきにはバラの香りの香水をつけるの、何がいけないのよ」とオティーリエは不満げな顔をする。

「ゴブリンを退治するのと、香水つけるのと何の関係があるんだよ」と俺は言い返す。

 この女はいつも香水をやたらつけているんだが、今日はさらに匂う。

「もしゴブリンにやられて死んだときに、あたしの亡骸からバラの香りがしたらロマンチックじゃない」と言いながら、オティーリエは少し微笑んだ。

 この女が、ロマンチックとはほど遠い人物であることを知っている俺はしらけた気分になった。

 よく見ると一人足りない。

「あれ、ゲニタルはどこだ」と俺はディックに聞いた。

「また腹が痛くなったんだとさ」とディックが不機嫌そうな顔をする。

 ウォリアーのゲニタルはいざとなると、すぐ腹痛を起こす。

「あの役立たずのデブ、さっさとクビにしたほうがいいんじゃないの」とオティーリエが小声でディックに話しかけた。

 オティーリエはかなりの美人で、ディック程ではないが背も高く、スタイルも良い。

 だが、はっきり言ってこの女は性格が悪い。

 世界は自分を中心に回っていると思い込んでいるような態度をとる。

 魔法使いだがローブのようなものは着ておらず、服装も派手な刺繍のレースが付いた黒い革製のオーバーバストコルセットに、腕には黒い革製のロンググローブ、両肩は素肌を露出していて、下は黒い革製のミニスカートに、脚には黒い革製のヒールが高いロングブーツを履いている。

 首には金色のリングが付いた黒い首輪をはめて、胸元は広く素肌を露出してデカい胸の谷間を目立たせている。

 頭には黒いヘアバンド。

 魔法使いなのに、なぜか右の太股に黒いガーターリングを巻いて大型ナイフを付けて、腰には黒い鞭を装着している。

 全身黒づくめだ。

 ボンデージファッションってやつかね。

 何か怪しげな趣味でも持っているんじゃないかって恰好をいつもしている。

 真っ黒い恰好で左胸あたりに赤いバラを付けているから、その赤い色がよく目立つ。

「この丸い穴の出口から入って階段を上ると、この地域のはぐれゴブリンのボスの部屋へ一直線に行ける。ボスは隻眼で黒い眼帯を付けている奴だ」と俺が皆に説明する。

 この国には、北方にキングゴブリンと名乗るゴブリン界の大物が支配する軍団が不法占拠している地域があり、何度か王国軍が討伐に向かってはいるが、その都度キングゴブリン軍団に撃退されている。

 そんなこともあり、国内は混乱した状況だ。

 はぐれゴブリンとはキングゴブリンに従わないゴブリンたちの事で、俺たち冒険者はそう呼んでいる。

 キングゴブリンの手下を殺すと厄介なことになるが、はぐれゴブリンが相手なら面倒もめったに起らない。

 出口から少し入ると三角形状の部屋があり、そこから急勾配の階段がある。この階段は、はぐれゴブリンのボスが緊急脱出用に作ったものらしい。他に、この部屋の左右の隅に扉があって、その中の空間は倉庫に使用しているようだ。

「どれくらい上るの」とオティーリエに質問される。

「五百段くらいあるようだ」と俺が答えると、

「えー! そんな階段上りたくないわよ」とオティーリエが嫌な顔をする。

「正面から行ったら、百人近くいるゴブリンたちと戦うことになるんだぞ。俺たちは四人しかいないんだから、わざわざ苦労してこの秘密の出口を見つけたんじゃないか」

「この靴じゃ、途中で疲れちゃう」とオティーリエが自分の黒いブーツの高いヒールを指さした。

 だいたい、冒険者がそんな高いヒールのブーツを履いてくるなよと俺は思った。

「俺たちのパーティは回復役のヒーラーがいないし、ボスゴブリンの部屋に着くころには疲労困憊じゃないのか」とディックがどことなく落ち着きのない顔をしている。

「回復役がいれば良かったのに。ちゃんと準備してよ」とオティーリエがセミロングにしている金髪を手でかきあげながら、俺に文句をつけた。

 それを聞いた俺は、その回復役のクレリックのエマを虐めてパーティから追い出したのはオティーリエ、お前だろ! と怒鳴りつけてやりたくなった。

 そんな俺の気持ちなど露ほどにも感じさせずに、

「本当にこれを上るの、面倒くさい」とオティーリエは階段を見上げている。

 その横顔は鼻が高く美しいが、高慢な感じを見る者に抱かせる。

 実際、プライドも高そうだ。

「他のゴブリンが現れるかもしれないから、さっさと階段を上ろう。五百段くらい大したことない」と俺がイライラしていると、

「お待たせしました」とゲニタルがズボンのベルトを締めながらやって来た。

 用を足した後なんだろうが、このデブは腹が出てるのでズボンが下がるのか、やたらとベルトを締め直す仕草をする。

「皆さん、どうかされましたか」とゲニタルが俺たちに聞くが、

「あんたは黙って、あたしたちの言うことを聞いてりゃいいのよ、このデブ!」とオティーリエに言われて、釈然としない表情で突っ立ったまま、キョロキョロと部屋の中を見回している。

 俺たちが話し合いをしていると、部屋の出口近くにいたゲニタルの背後で、気絶して倒れていた門番ゴブリンがうめき声を出し、立ち上がろうとした。

 それを見たオティーリエが、さっと部屋から飛び出し、太股に装着していたナイフを引き抜いて速攻でゴブリンの喉を引き裂いた。

 喉を切られ、声も出せずに赤い鮮血を噴き出しながら門番ゴブリンは再び倒れる。

 返り血を浴びないように、素早くゲニタルの背後に隠れるオティーリエ。

「ひえ!」とゴブリンの血を全身に大量に浴びて、ゲニタルは動揺している。

「ちゃんと気絶させといてよ、このドチビ! 危ないとこじゃないの」とオティーリエが俺に文句を言った。

 オティーリエは自分より背が低い小柄な俺をバカにして、いつも俺のことをドチビと呼ぶ。

 嫌な女だと俺が思っていると、

「もうゴブリン一人退治したからいいだろ、さあ、帰ろうぜ」とリーダーのディックがとんでもないことを言い出した。

 ディックは死んだゴブリンの死体の左腕あたりを剣で突いている。

 なぜかは知らんがホッとした表情をしている。

 そんなにあの階段を上りたくないのか。

「おい、ちょっと待てよ。それじゃあ、依頼を完了してないじゃないか」と慌てる俺に対して、

「そうそう、もう帰りましょ。この場所、臭いわよ」とオティーリエもディックに同調する。

 やる気の無い奴らだと俺は腹が立った。

 これじゃあ、俺の苦労も水の泡になっちまう。

「ここで帰ったら、この門番ゴブリンが殺されたことがバレて、もうここから潜入することが出来なくなっちまうぞ」と俺は二人が帰らないように説得する。

 すると、オティーリエは門番ゴブリンの死体を洞窟の側溝のような場所に蹴り落とし、俺とディックたちの意見が対立しているのを不安そうに見ていたゲニタルの腰のベルトを無理矢理引き抜いて、いきなりそのベルトでゲニタルの顔面を叩いた。

「痛い!」とゲニタルは思わず地面に尻もちをつく。

 オティーリエは、ずり落ちたゲニタルのズボンの裾を掴んで無理矢理引き抜く。

「何をするんですか!」と叫ぶゲニタルの顔面を、

「うるさい! 役立たずのデブ!」とオティーリエは再びベルトで叩く。

「ひい!」とゲニタルは顔を覆った。

 オティーリエはそのズボンをゲニタルに投げつける。

「おいデブ! このズボンでゴブリンの血痕を拭きな!」とオティーリエがゲニタルに命令した。

「ズボンが汚れちゃいますよ」とゲニタルは泣きそうな声を出す。

「もうゴブリンの返り血で真っ赤じゃない、同じことよ。さっさとやれよ、このデブ!」と、オティーリエは今度はゲニタルの腹をベルトで叩く。

「痛い! やりますから叩くのはおやめください」とゲニタルは股引姿でおどおどしながら、自分のズボンで洞窟の壁面や地面の血痕を拭く。

 この男は気が弱く、体がでかいくせにオティーリエに反抗できない。

 ゲニタルが拭き終わるとオティーリエは、

「ご苦労さん。ベルトを返すよ、このデブ野郎!」とベルトをゲニタルの顔面に投げつけた。

「ひい!」とまた悲鳴をあげるゲニタル。

 女が相手なのに、ゲニタルはちょっと意気地が無さすぎるんじゃないかと俺は思った。

「門番ゴブリンの殺した証拠は隠したわ。これでいいでしょ」とオティーリエは酷薄そうな笑顔で俺に了解を求めた。

「そんなことをしてもすぐにバレるぞ、今行くしかない」と俺は必死だ。

「何か面倒くさいんだよ」と言ってディックはさっさと帰りたがっている。

 リーダーにやる気が無いから、俺たちのパーティにはろくな仕事がまわってこない。

 俺はディックに再び考え直すよう求めた。

「どうしようかなあ」と長々と沈思黙考するディック。

 なかなか結論を出さないディックに俺はイライラして、

「そういうのをエタるって言うんだよ!」とゴブリンのアジトにいるのも忘れてつい怒鳴ってしまった。

「何のこと、エタるって?」とオティーリエが訝しげな表情をする。

「エターナルするってことだ。永遠に完結しないってことだよ」

「永遠って、なんとなく良い言葉じゃないか」とディックが皮肉っぽく笑う。

「この場合は中途半端って意味だ。途中で諦めたことになるんだよ」と俺は言い返した。

「どうでもいいわよ、チンピラゴブリン退治なんて大した仕事じゃないし」とオティーリエは今にも帰りそうだ。

「おい、オティーリエ、お前は気合を入れて来たんじゃなかったのかよ」

「うるさいわね、女心は変わりやすいのよ」とオティーリエはふざけた態度を取る。

「諦めたわけじゃない。また、機会があったら来ようぜ」とディックが洞窟の出口に向かって歩き始めた。

「そうしましょ!」とオティーリエも俺に背中を向けて洞窟を引き返す。

 カツカツとブーツのヒールの音が洞窟内に響く。

 この女、わざと大きく靴の音を立ててやがる。

 ゴブリンたちをおびき寄せるつもりか。

 俺に対する嫌がらせかよ。

 洞窟の天井から生温かいネバネバとした白っぽい液体がオティーリエの腰の後ろあたりに滴り落ち、そのままミニスカートの尻の表面を流れて、スカートとロングブーツの間の素肌を露出している内股の部分にダラーッと垂れ落ちた。

「何この液体、気持ち悪い」とオティーリエがグローブで内股を拭っている。

「え、もう帰るの」とゲニタルが股引姿のまま汚れたズボンとベルトを持って、間抜けな顔をしながらディックとオティーリエの後を追いかける。

「全く、しょうもない連中だ」と俺はため息をついた。

 俺一人ではぐれゴブリンのボスの部屋に行く気は無い。

 護衛が何人いるかわからないので一人で行くのは危険だ。

 仕方が無く俺も引き返そうとすると、後ろに気配を感じた。

 さっと振り返るが誰もいない。

 気のせいかと、再び歩きだす。

 洞窟の出口に着くと下に赤い血が流れている。

 さっき殺した門番ゴブリンの血が側溝を通じて、ここまで流れてきたようだ。

「ディック! 死体を隠して血痕を拭いてもこれでバレるぞ。戻ろう、そしてボスゴブリンと対決だ」と俺はディックに再び考え直すよう求めたが、

「はぐれゴブリンのボスぐらいなら、以前に倒したことがある。初体験じゃないしな。今日は何だか疲れたし、もう帰ろう。これでいいのさ」とディックは全くやる気が無い。

「だいたい、湖近くにゴブリンのアジトの秘密の出口があるという噂を教えてくれたのはあんただろ、ディック! その情報があったからこそ、この洞窟を見つけることが出来たんだぞ!」と俺はなおもディックに食い下がるが、

「いや、もうひと仕事したから、いいんじゃない」とディックはまたやる気の無い表情を見せた。

「リーダーが言うんだから、それに従いましょう!」とオティーリエが喜んでいる。

 ゲニタルはオロオロしたあげく、ヌルヌルとした洞窟の地面に足を取られてすっ転んで、腕がオティーリエの太股に当たってしまった。

「このデブ! わざとあたしの綺麗な脚をさわったね!」とオティーリエが鞭をゲニタルに振るう。

「ひい!」と悲鳴を上げて逃げ出すゲニタルを、オティーリエは鞭でゲニタルの背中をビシビシと叩きながら追いかけて、結局、二人とも洞窟から出て行ってしまった。

「おい、いいのかよ、リーダー! これで報酬は無しかもしれないぞ」とディックに俺は言い放ったが、

「いいんじゃないの。お前はゴブリンから奪った腕輪でも売れよ。とにかく俺は帰るよ」

「おい! 本当にやる気の無い奴らだな、お前ら冒険者かよ」ともうゴブリンのアジトにいることなんてどうでもよくなり、大声で俺は毒づいた。

「いや、俺たちの戦いはこれからさ」とディックが何かを押し隠した感じの表情でそう言って、洞窟から出て行った。

 それは一番言ってはいけないセリフなんだよなあと、俺は頭を抱えた。

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