庭の大掃除
雪のない年の瀬には
冬枯れの庭も大掃除
カラカラになった草を払って
要らなくなった木の枝を落として
ハサミとノコギリが大活躍
あまり太い枝は難しいけど
細い枝なら楽しくやれる
ざこざこと音を立てながら
昔ほめられたことを思い出す
ノコギリを引いていると
木くずが水しぶきみたいに見える
それに見とれている間に
枝が切れているのが常だった
時折 クモの巣のようなものが
べったりと付いた葉が見つかる
何かが中にいるかもしれない
虫嫌いとしては無視して捨てる
切った枝たちを短くして
まとめる作業は地味だと思う
捨てるための規則とか何とか
決まっている長さは30センチ
おっとここで時間切れ
日が暮れたら敵を前にして
戦略的撤退
そこそこキリが良ければいいのです
毎年、完成まではこぎつけない大掃除
続きは来年 来年 来年…
夏の間にすくすく伸びる草と木たち
年末の戦いは毎年繰り返される
今年も途中まで よくがんばった
来年 敵たちは今年よりは
手強くないといいなと 思う