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映画研究部+α(ヲタク)のハチャメチャ異世界召喚(仮)  作者: 花影
第一章 異世界気ままに放浪旅
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異世界召喚イヤッフー!

ネットで何故か秘境と言われている県にある、とある高校。そこにはとても混沌(カオス)な映画研究部員+αがいた。


よく晴れーーーーてないが晴れてる事にしよう、うん、の日に、収集をかけられていたので部室に集まっていた。


「あ゛~~~~暇だ」


机に突っ伏してだるそうにしているのはうち、山祇 谺(やまつみ こだま)、身長160㎝後半でかなり太っていて、髪はかなり長い。周りから「(色々な意味で)谺ちゃん最強!(確信)」や「テーマ曲はダース●ーダーの曲だね!」と言われている。一応自他共に認めるこの中では一番の常識人。塾の後輩から「まわりに変人しかいませんね………」と遠い目で言われた。塾の奴等の共通認識は、女と思えない姉御気質でサイコパスのドS番長(?)らしい。他はいいがドSとサイコパスは解せぬ。百歩譲ってドSはいいが断じてサイコパスではない。こんなのでも一応元バスケ部(ただし、体力皆無)だ


「そんなに暇なら勉強でもしてれば~?」

「だが、断る」

「おまっ、やればできるのになんでやらねーんだよ…」


谺のセリフに呆れているのが群青 六花(ぐんじょう りっか)。身長は小さく、かなり痩せている。大きな目で白いと言うよりも青白い肌で、猫のような感じがする。青白い見た目通り体力がほぼ皆無で、いつも教室で本を読んでいるのでメンバーの中で一番まともだと思われる。


が、実際は腐女子だけならまだよかったが死体愛好(ネクロフィリア)眼球愛好(オキュロフィリア)、無機物愛好etc.の異常性癖を持ち、六花だけに言えたことではないが一度語るスイッチが入ると周りを気にせず熱く語り出す。谺とは小・中学校が同じで、現在部活もクラスも同じなのでよく一緒にいる。


「てか、やってもできない子略してYDKだから。英語?なにそれ、美味しいの?」

「それな。数学もよくわかんねーし」

「あ、数学は簡単」

「死ね」


こいつは静野 葵(しずの あおい)、六花と同じで小・中学校が同じのこの中で唯一の男(但し部員では無い)。吹奏楽部に入っていたため女子とも普通に仲良くなれる。異性としてでなく友達として、だ。身長は170㎝後半ぐらいで眼鏡をかけており、前はぽっちゃり目だったが部活のおかげか筋肉質になってきている。意外と体が柔らかい。歌がうまく、イケボも出せる。オネエキャラが好きでよくクトゥルフでオネエキャラをしており、それが妙にうまい。断じて本人はオネエキャラではない。谺をヲタク化させた原因の一人である。


…説明するとあんまり濃い性格じゃないように感じるな。この中で一二を争うように濃いのに。


「と〇らぶは?今イベント中でしょ?」

「新しい子落ちてるし、受電切れそう」

「ご愁傷さまです。てかなんでそんなにおちるの?!」

「気合と根性の脳死周回。無心になればよいのです…」


この部の部長の闇堂 蕾(あんどう らい)はこの部活で出会い、最初は話さなかったがたまたまお互い妖怪好きだと知り意気投合した。身長は150㎝前半の少しぽっちゃりとしている。ストレートの髪を肩ぐらいまで伸ばしており、眼鏡をしている。見た目の通り運動が苦手だ。極度のコミ障でとくに大人に対しては酷く、職員室にも行けないほどである。


だが、慣れた人の前、特に同志の前ではその本性を顕にする。かなりの腐女子で腐に全く興味がなかった子を沼に頭から突っ込ませた。幸い谺はその毒牙から逃れることが出来たが、ヲタク化を促進させた人物であるので影響がなかった訳では無い。2次元3次元どちらもオッケーなだけでなく無機物×無機物、百合やノマカプどんな物でもいけちゃうぜ☆という雑食で仲間内では畏怖と尊敬()をこめて新人類と呼ばれている。


「本当に勉強した方がいいんじゃない?この前の模試の英語の筆記やばかったんでしょ?」

「1.5割でリスニングのが点数上でしたけど何か?8割の人」

「それ本格的にやばいって、痛い痛い痛い!首ぐりぐりしないで!」

「…半分でいいからその頭頂戴?」

「ちょ、山祇氏。本気でやりそうで怖いんだけど…」


山岸 みくつ(やまぎし みくつ)。中学からの友達でこの部の天然癒し要素でこの中で一番勉強できるがどこか抜けてる子。身長160cm前後で筋トレが趣味でそこそこ良い筋肉がついているが、出るところはちゃんと出てる。髪はショートで見た目も悪くはなくこの中では(・・・・・)一番女子力が高いと思われる子だ。反応も可愛く、いじりがいがある。普通ならそこそこモテるだろう。


が、もうわかっていると思うがこの子も一筋縄にいかない。谺をヲタク化させた張本人であり、蕾によって腐女子沼に引きずり込まれ(頭から突っ込まれ)目出度く(?)腐女子の仲間入りした子である。絵が上手で男でも女でも(いろいろと)ぎりぎりの絵をよく描いている。少女漫画より少年漫画の方が好きだ。谺とは趣味が合い、よく女性のどこが嗜好かという論議をしている。歌も踊りもうまいが、歌ったり踊ったりするのはもっぱらボカロである。少々天然だが、優しく気遣いもでき、見た目もなかなかいいという良物件だが、ヲタク(男子寄り)+持ち前の男運のなさで男女の関係であまりいいことが無い。そしてドMであり、蕾の下僕である


「てかさー、最初に暇だって言ったうちが言うのもなんだけどさ」


さて、谺達が集まっているのは、先に言った通り部長に次の撮影の話し合いをすると呼ばれたからだが…


「お前ら、話し合う気ねーだろ」


現状は蕾と葵と六花はゲーム、みくつは絵を描いている。

決して話し合いをする雰囲気ではない


「そだよ。早く始めろよ」

「じゃあそのケータイを置こうか?葵」

「だってみんなゲームしてるし」

「来て早々絵を描き始めたの誰だっけ?みくつちゃん」

「ちょっと待って!あとこれだけだから!」

「いや、それが一番長引かせてるんだけど?!りっちゃん!」

「もー、みんな始めるから早くしまって」

「じゃまずあんたからしまおうか?部長さん?」


ったく、毎度のことだけどいつになったら始めるのか


「てか、谺も初めは使ってたじゃん」

「...始めよー集まって一時間たってるし」

「無視すんな!」


何か言ってるけど、キコエナイナー


「まあ、茶番はここまでにして、始めるか」

「うい」(谺)

「はーい」(みくつ)

「にゃー」(六花)

「ほーい」(葵)


と、いよいよ会議を始めようとした矢先、いきなり床が光りだし、あたりが光に包まれた


「な、なに?」

「え?これなに?」

「にゃー?!」

「まぶしっ!」

「これってまさか...?!」


一寸だけ見えた床

そこには見たことない文様が見えた気がした

_____________________________________


『やーっと次の後継者が来たのか』


何処からか声が聞こえる


『女か・・・ちょっと気が引けるがしょうがねえな』


てめえは誰だ。何をしようとしてる


『ああ、すまん。ちょっとお前の体に住まわせてくれないか?』


はあ?なにいってんだ?お前


『まあいきなり言われたらそうなるよな・・・。すまんが、拒否権はない』


じゃあ聞くなよ


『一言くらいは行っとかないとだろ』


・・・まあいっか。それで、ここはどこなんだ?


『いいのかよ…っともうそろそろ時間か』


はあ?ちょ、まっ、


『ひ・つヒ・・だ、おま・・・・・魔法・・ない。創造しろ』

『あ・・・話せ・・・・』


魔法がなんだ?そうぞう?おい!


そこでまた、意識が反転した

_____________________________________


「あ、起きた」


次に谺が目が覚めたのは周りが石で作られ、床に文様が隠れた部屋だった

周りに少し遠くにあいつらがいるが…

一人どこかで見たような見慣れない子がいた


「おはよう…谺、だよな」


葵がなぜか問いかける


「そんなんうちに決まってるじゃん。で、その子誰?どっかで見たような気がするんだけど…」

「やっぱり山祇氏!蕾氏と同じことになってる!」


?蕾氏と同じこととはどういうことだろう?


「やまっさん私だよ」

「その声は蕾氏…え?マジで?!」


【なんか召喚】部長がめっちゃやせた【されちった】


脳内でスレ立てするくらい動揺した


(。´・ω・)ん?てことは…?


「…うち今どうなってる?」

「はい、鏡」


さすが我が部一の女子力


さてさてーと見た目は__


「…やせたな」

「やせたね」


やせていた。ものすごく痩せていた。自分でも一瞬わからないほどに。さっきまでひゃゲフン近くまであったのに40キロくらい痩せてるんじゃないか?これ

でも出るとこちゃんと出てる。ナニコレスゴイ(困惑)


「んーやっぱみくつちゃんやりっちゃんや蕾ちゃんのがかわいいな。やせると下の上か中の下だなー」

(え、あの子自分のスペックわかってない?)

(高身長で胸もそこそこあるし、顔も結構いいほうなんだけど)

(あいつなんでやせようと思わなかったんだよ)

(明らか上の中はいってるよね)

「?なんか言った?」

「「「「いやなんでもない(よ)」」」」

「・・・そっか」


仲間外れ・・・泣いてなんかいないんだからね(´・ω・`)


「で、この状況明らか召喚されたよな」

「あ、やっぱりそんな感じ?」

「うん。誰もいないのがちょっと気になるが・・・」

「なんで?」

「大体周りに王族とかその辺がいるはず。勇者として呼ばれたら、だけどね」

「へーそうなんか」

「そうつっても小説の中ではだけど」


皆ヲタクといってもあまり異世界召喚ものは読まないため勝手がわからないらしい


まさか自分もこうなるなんて思いもよらなかったけどなあ!


「でこの後どうするの?」

「にゃー?」

「周り壁だらけで出入り口がないんだよな」

「どうしよっか…って谺ちゃん、どしたん?」

「んー、ちょっとね」


十人くらいか?


「誰かくるみたい」

「「「「えっ?」」」」


その時、壁にいきなり扉が出現した


「「「「「?!」」」」」

「え?なにも、なかった、よね?」

「なかったはず」

「は?」


そんな風に困惑している間に扉が開き、同年代くらいの美少女が現れた


「勇者様方!お願いします!この世界を救って下さい!」


こうして谺たちの五人の異世界生活が幕を開けた


一つだけ言わせてほしいけど

こ の 子 も の す ご く 嘘 く さ い


『帝国の奴ら相変わらず懲りねえな』


『こいつらを取り込もうとしているが…無理そうだな』


『とり憑いてるとはいえこいつらっつうかこいつがこっちの仲間になってくれるか…?』


『まあ、なるようになるか…』


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