表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君たちの時代にいたい  作者: たかゆき宗也
『ラスト・メッセンジャー』
15/19

カタリナの記録

 名称:カタリナ

 性別:女性

 生年月日:1884年6月17日

 本作戦の役割:撹乱


 悪戯に笑っている写真が貼り付けてあった。

 

 写真の中の女性は。

 ふわりとした藍白色の髪を伸ばし。

 肩に流れた髪は編まれ、綺麗な髪飾りで止めていた。


 

――当人の記録を下記に記す。

 


 へぇ〜⬛︎⬛︎⬛︎から引き継いだんだ。

 君とは余り関わった事ないよね?

 僕はカタリナ。

 よろしく。


 

 それって僕達の事沢山書く本だよね?


 

 そうだなぁ。

 僕の事手っ取り早く知ってもらいたいから……。

 あ、この後捕虜に尋問するんだ。

 見学して行きなよ。


 

 僕はNIBの中でも人と話す事が好きでね。

 ⬛︎⬛︎⬛︎の補佐をする事が多いかな。


 

 あー大丈夫大丈夫!

 本当にお話するだけだから。

 手を挙げたりしないよ。

 


 あ、でも一つだけ約束して欲しいんだけど。

 君は何も喋らないでね。

 なるべく表情も変えずに。

 相手に外の情報を与えたくないんだ。

 


 こんばんは〜!

 調子はどう?――――さん。

 ご飯はちゃんと食べてる?



 東国も――が主食なんでしょ?

 

 紅茶に――も勿論入れるよね?

 

 えっ紅茶に――入れないの!?


 僕は好きだよ、今度持ってきてあげる。

 

 



 

 あー、別に大丈夫だよ。

 あの人達はもう国に帰れないんだから。



 長い時をかけて国境線に少しずつ壁が建設されてるは知ってるよね。

 あの工事の作業員になるんだ。


 

 こんな極寒の地で。

 一年中働いて。

 ご飯も今より少なくなる。




 生きて情報を持ち帰るぞって。

 少しでも長生きして貰った方が良いからね。



 

 そういえば、その本って今後どうなるの?

 

 だってさ。


 あ、いや、君にはまだ分からないかな。


 

 そう…………僕達は確実に死ぬよ。

 ここだっていずれ無くなる。


 


 うーん、どうだろ。

 

 死んだら何も考えられないんだから。

 生きてる人達の自己満足な行動なんて知らないよ。

 好きにして。


 帰ってもそこに僕はいないし、その本の内容が僕の全てじゃないしさ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ