6話
沢山のものを持って桃太郎は村へ帰りました。なんと鬼ヶ島と思っていたところは皮を挟んで隣の村だったので、すぐに着きました。途中で逃げたや奴らにも会いませんでした。
「帰ったでー。」
「おお、桃太郎!ちゃんとブツは取り返したのか?」
「もち。クソジジイ、名前の件、忘れてないよな?」
「当たり前じゃ、婆さんといくつか候補を考えてこれから村長のところで最後の決定をするんじゃ。」
「嫌な予感がするがいい名前を期待してるぜ。」
桃太郎とおじいさんは村長のところへ行きました。
「村長!ちゃんとブツは取り返してきたぜ!」
「おおそうか!これで今年も年貢が納められるぞ。ところで、他の奴らはどうしたんだ?」
「ん?ああ、あいつらは逃げたはずだぞ。」
「逃げたのか、まあその程度の奴らだったんだろう、村からは除名だな。」
「あんたの息子もいたんじゃないのか?」
「いや、実はあいつ息子じゃないんだ、俺独身だろ?なんか勝手に居候してたガキなんだよな」
「あんたの家のセキュリティー大丈夫か?」
なんだかんだあって桃太郎の名前の発表会がスタートしました。
「は?あみだくじ?ふざけてんの?」
「桃太郎や、こういう大事なものは阿弥陀如来様に決めてもらおうではないか。」
「そうじゃぞ、くじなら文句はないじゃろ?さあ、選ぶが良い。」
「じゃあここで。」
「そこでいいんじゃな?では、、、」
桃太郎の新しい名前が決まった。
「新しい名前はぁああ!元桃太郎じゃ!」
「ふざけんじゃねぇええ!」
おしまい。