100年経ったら大きくなる
遅くなって申し訳ありませんorz
全然書けない病+本を読みたい病に罹ってしまって・・・
読み専だったので読書時間が減ると禁断症状が・・・ガクン
更新は続けていきますので見捨てずに宜しくお願い致します
<m(__)m>
今日は珍しく午後から屋敷の裏の龍舎に行く。ベルがミラと話しており何か装備を作るとの事だった。俺は殆ど龍舎に入った事が無かったけどねぇ。
でも装備を作るのなら俺にも何か出来るんじゃないかと思い付いてきたわけだ。
久々に来た龍舎はかなり巨大な建造物になっていた。作った当初よりも高さも奥行きも増していた。入り口の扉も巨大で人間?の力では到底開くことも出来ないサイズになっていた。
もう外観を見ただけでちょっとおかしい事が判る。こんな巨大な扉は必要ないし材質も木製ではなく見た事のない金属が使われていた。
通用口の様な扉から俺達は中に入ると異様な光景が広がっていた。
そのあまりの光景に俺は、口をあんぐりと開けて目は点、「ハハハ」とカラ笑いしか出なかった。
「べ・べるさん・・・これワイバーンなの?確かワイバーンて言ってたよね。これはどう見ても、も・もう虹龍だよね・・・どうなってるなかなぁ・・・?」
確かに此の子に乗ってベルが来た時には、まだ子供だって言ってたけれど、来た時からワイバーンより少し小さいくらいのサイズだったのに子供って可笑しいなとは思っていた。
然し、今この姿を見たら子供だったというのも解る気がする。
体長は50メートルは優に超えている。身体の鱗は虹色に輝き、吐く息は高温を纏っている。くしゃみをしただけで高温ブレスになりそうだ。
また、羽を広げるだけで強風が舞い吹き飛ばされそうになる。ただその場に居るだけで他の生物に危害を加える。其れが虹龍なのだ。
それゆえに虹龍が現れると討伐対象になるのである。俺が分身を作る前に長期間寝ている事が有ったが、其の時に1度だけ虹龍に襲撃された事が有り、それを撃退したのがヘディやラーニャの護衛隊だったのだ。
「ベ・別に隠していた訳じゃ無いんだけど・・・空を飛べて僕が乗れる動物を召喚したんだ。召喚したときはワイバーンだと思ってたんだけど、僕もこうなるとは思っていなくて・・・アハハ」
「つまりは、ベルさんは召喚した時に姿を見てワイバーンだと思ってしまったけれど此の世界には人を乗せて空を飛べるのは、虹龍しかいなかったって事なのか。それを大きくなってきてから気づいたって事なのか?」
そんな事を話していると虹龍から漏れるブレスの量が多くなってきていた。
「ベルさん!これヤバイよね!此処でブレス吐かれたらみんな燃えちゃうんだけどーーー!」
「この子は最近ブレスが吐けるようになったからコントロールが難しいんだよ・・・もう少し時間が有ったら制御出来ると思うのだけど・・・」
然し、見る間に虹龍の放つブレスは大きくなっていく首を大きく左右に振り高熱のブレスが吐きだされていた。
「ヤバイヤバイヤバイーーーー、熱いーーー」
俺は慌ててミラを抱き上げると炎のブレスから逃れる様に上空に逃れた。ミラは「あっふん」などと呟いていたが、もう白衣の裾が燃えてるし。慌てて俺は小火を消す。
ベルは慣れているようで難なく逃れていた。その一吹きのブレスで落ち着いたのか虹龍は平気な顔をしていた。
「ベル!これはヤバすぎるだろ!ヘディ―とラーニャに討伐されるぞ!」
「それは大丈夫だと思う。この子が僕の召喚獣だって知ってるし危害を加えない事は知ってるはずだから」
「いやいや!今まさにブレス吐いただろーが!危害くわえてるだろ!危うく焼き殺されるところだったじゃないか!」
「だからまだコントロールが難しいだけで僕達を狙った訳じゃ無いから大丈夫だよ・・・多分」
多分なのかよ!そこはしっかり肯定してくれよ!
俺がそう思っていると「グルルルル」と虹龍が一吠えして申し訳なさそうに体を伏せた。
【御免なさい。討伐しないでください。今のブレスで制御できるようになりました】
「ほら此の子もこういってるから大丈夫だよケミン君」
「本当に大丈夫なのかよ!」
俺はミラを抱えながら地面に降り立つ。ミラを降ろすとなぜか嬉しそうに「怖かったねぇ」なんて言っていた。
全然怖がってないだろ!何で嬉しそうなんだよ!
「ミラ、ケミン様に抱っこして貰えたから?」
ミラは、はにかみながら頬を赤くして俯きもじもじと答える。
そこは何で疑問形なんだ?
ミラののほほんとした態度に俺は毒気を抜かれてしまた。
「はぁ、ちゃんとコントロール出来るのなら良いか・・・」
俺は諦めた様に言った。
「それで、この虹龍にどんな装備を作るって言うのかな?最凶最悪のドラゴンで虹の鱗に勝る装備なんて無いだろ?」
ベルは目をパチクリと瞬きしなから何言ってるの?みたいな顔しながら言う。
「え?僕は、武装するって言って無いよね?此の子も大きくなったから皆を乗せて移動できるようにゴンドラでも作って貰おうと思ってたんだけど」
「あーそう言う事か、確かに此のサイズになったら全員載せられるだけのゴンドラは出来そうだね」
俺は納得するように呟いた。
「そう、だからどんなゴンドラが良いかみんなで考えようと思ってね。その前にミラにサイズを見てもらおうと思ったんだ」
ゴンドラの作成まで行きたかったのですが・・・
文章がここまでしか書けませんでした。orz
次話はゴンドラの作成です。
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