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異世界大森林ライフ  俺って森か??   作者: 森林浴
森と湖と山脈と平原(仮)
86/88

新たな森の住人

1名のブックマーク登録有難う御座います。

<m(_ _)m>


遅くなり申し訳ありません。

ラヴォージェの横に新緑のドレスを着て虹色に淡く光る羽衣を纏った美しい女性が立っていた。

藍の髪色で、すべらかしの髪型、髪はかなり長くて地面に付きそうである。大きな赤橙色の瞳をしており、髪色や服の補色と相まって非常に際立って見える。背も高く出る所は出て腰は引っ込んでいる、非常に上品な体型といで立ちであった。バランスが取れていると言うのは此の事かと改めて思った。


「ラヴォージェさんあなたの隣にいる美しい女性は誰でしょう・・・」

 「ドリアードで御座いますよ、木の精霊で森の管理も行ってくれます。因みに妻です」


「「「「えええー?妻ーーーー?」」」」

全員驚いた!いつの間にか妻って・・・

あまりの衝撃にツッコミさえ忘れてしまった。

 「わたくしはドリアードと申します。ケミカリーナ様にお仕えすることを母様から伺っております。ドリーとお呼び頂ければ幸いです。」


「ドリアードって・・・いつ生まれたの?」

 「はい、つい先日生まれました。ケミカリーナ様を補助せよと」

俺はキュリアと顔見合わせた。

「先日生まれてすぐラヴォージェの妻って如何いうこと?」

 「あなたの疑問は其処なのね!」

(美人を見るとすぐに鼻の下を伸ばしてーーー!)


キュリアの額には怒りマークが出てきている。眼も逆三角になってるし・・・

「いやいや、待って言う順番を間違えただけだから!先日生まれて大人ってなんでだ?」

 「はい、3日で成長しました。何時でもケミカリーナ様の御子は出来ます」

またキュリアの怒りマークが増えた、もう3個くらい出た・・・

マジ怖いわ!

 「ケミンーー!貴方この娘にも手を出すつもりなのーーー!」

 「へーーー!ケミン君って女たらしだったんだねぇ!」

ベルからもジト目を向けられた。こっちも怒りモードだーーー。


「待って待って!手は出さないから!これ以上お嫁が増えたら・・・そ・それにラヴォージェの妻って言ってたじゃん!人の妻には手を出しません!」

不味いキュリアがカンカンに怒った・・・第一これ以上妻が増えたら肉体的には大丈夫でも精神的に厳しいわ。


 「あーケミン様、別に妹でも良いのですよ。私は巨樹の精霊でドリアードは木の精霊ですから。妹でも全く問題御座いません。ケミン様が娶るなら盛大に結婚式を挙げましょうか?」

ラヴォージェ!それフォローになってないよーーー!


((肉体的には大丈夫ですってーーーー!!))

案の定キュリアとベルの怒りが頂点に達しダブルスリッパで同時にパッカーーンと叩かれた。


てかラヴォージェ完全に煽ったよな・・・ガクン

((ラヴォージェじゃ無いわよ!貴方がする気満々だからでしょ!))


そんなキュリア達の想いは勿論ケミンには聞こえていない。気を失ってるし心は読めないケミンだった。


 「ラヴォージェ、それで如何するのよ。ケミンは本当にこれ以上に妻は無理よ」

 「ドリアードなら普通にハイエルフが生まれるだろうけど、僕もこれ以上ケミン君に負担させたくないよ」

キュリアとベルが本当に心配そうにしながらケミンを見ていた。


 「大丈夫ですよ。ドリアードは本当に補助精霊ですから私の妻としておきます。」

 「わたくしの仕事は、大森林の管理です。ほとんど此処には居ませんものケミカリーナ様と結婚など無理ですわ。安心なさってくださいませ」

「「それならいいけど!」」


ケミンが目を覚ますと話し合いは終わっていたようでキュリアとベルも落ち着きを取り戻していた。

「話しは終わったの?」

 「此れから大森林の管理に向かいますのでお暇致します。ケミカリーナ様の点検のご負担は減らせると思いますのでご安心ください」

「ああ、森の管理ってそう言う事だったのか。有難うよろしく頼むね」

 

ドリアードはそのまま森の中に消えていった。


「しかしラヴォージェ、ドリアードって俺達と同じ転生者なの?」

 「転生はしておりませんな、純粋に発生しただけでしょう。其れだけ森のエナジーが、かなりの濃度になっていると言う事ですよ。良い傾向ですな」


「成程エナジーで満たされると精霊まで自然発生させるのか。この調子で精霊が増えていったら旅行も行けるようになるかな」

 「ドリーアドはかなりの数が発生してると思いますよ。たぶん代表してきたのでしょう。これだけの大森林ですから一人では管理できないでしょうから」


「あんな綺麗な人が沢山この森の中にいるって事か?今まで点検したときは全く見なかったけど?」

 「木の精霊ですから普段は見えませんよ。その辺の木の中にもいると思いますが意識体として存在しているって事ですよ。先ほどのドリアードは3日前に発生したと言っていましたが、もっと前から存在している個体もあると思いますよ」


「そうなんだ、ドリアードが管理してくれるならだいぶ楽になるな。森の全部を点検するのって割と大変だったから」

 「どちらにしてもケミンの負担が減るのは良い事ね!」

キュリアが安心したような顔をして言っていた。



ドリアードたくさんいました(笑)


投稿始めてから半年が経ちました。ここまで書けるとは自分でも思ってませんでした。

これも皆様に読んで頂けているからだと思っております。

本当にありがとう御座います。<m(_ _)m>


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