表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界大森林ライフ  俺って森か??   作者: 森林浴
森と湖と山脈と平原(仮)
83/88

新しい船 前編

7名のブックマーク登録有難う御座います。

<m(_ _)m>

2名の評価ポイント本当に有難う御座います。

<m(_ _)m>


また、Twitterでリツイートして頂いてる皆さん有難う御座います。

Twitterの使い方が今一わからず此方で御礼申し上げます<m(_ _)m>


次の日に俺とキュリアとベルとグーで、森の状況について話し合っていた。

先ずはエナジー移行装置の現状について話している。


「エナジー移行装置の稼働状況は、順調だったよ。少し気に掛かるのは、グーの神社で社のエナジー濃度が濃くなっているところかなぁ。キュリアのガゼボは壁が無いし、ベルの山小屋は、割と風通しが良くてこもってなかった。グーの社はこのままだと社の中で高エナジー結晶が出来る可能性があるから改善して欲しいのだけど?」

俺はグーに向かって話した。


 「あぁ、なるほどぉ、少し気合い入れて作ったからねぇ、密閉度が上がってしまったのかなぁ?」

のほほんとした顔をしてグーは答えた。

「気合い入れ過ぎだろ!ツッコミどころ満載だったわ!賽銭箱ってなんだよ、あんな所に神社が有っても誰も参拝に来ないだろ!」


 「「えーー?賽銭箱まであるの?」」

キュリアとベルが此奴何考えてるんだ見たいな顔をして呆れながら言った。

「賽銭箱どころかエナジー排出装置を御神体に見立てて御神酒まで飾ってあったぞ!」


 「あはははぁ、そうだねぇ、フォルリが巫女の格好をしてるからぁ、なんとなーく必要かなぁと思ってぇ」

やっぱりフォルリさんが、巫女服着てるからか!

 「口噛み酒もつくったよぉ、フォルリが頑張ってたなぁ」


「フォルリさんに何させてるんだよ!やっぱりあの御神酒は口噛み酒だったのか!」

 「普通に日本酒でもよかったんだけどねぇ、やっぱりぃ巫女の作る口噛み酒が御神体には良いのかなぁと」

「装置は御神体じゃ無いから!」


 「まぁネタだからねぇ、あははは」

此奴ちっとも反省してないな!まあ、そこは置いといてだな。

「それよりもだよ、社のエナジー濃度を何とかしないとだめだよ?」


 「其処はもう考えたよぉ、扉が格子で板が嵌めてあったろうぅ?あれは取り外しが出来るから今度外しておくよぉ」

「あれ外せるのか、其れなら上を外すだけで大丈夫だと思うけど、早めに外しておいてね」

これでエナジー濃度の問題は解決しそうだな。




「それともう一つ問題があってね、地下道に高エナジー結晶が落ちてたんだけどこれは如何したら良いかわかるかな?一応拾っては来たんだけど」

 「ああ、僕も地下道を点検したときに見たよ。ケミン君あれを拾って来たの?僕は直ぐに埋めちゃったけど・・・」

ベルが何してるの?みたいな顔で言った。


「ベルも地下道点検してるのかよ!」


 「地下道くらい点検するよ?ねぇキュリア」

 「そうね、私も自分の所は点検してるわよ?」

呆れ顔で言われたよ!


 「拾って来たのは、仕方ないけど。地下道は土だし普通に埋めて大丈夫だよ。僕いつも埋めてるから」

「じゃー地下道の点検は皆に任せるかな。俺も拾って来たのは埋めておくよ」


そう言って点検の報告会は終わった。




そうして3週間が過ぎた頃にローレンス商会から連絡があった。


何時もの如く広場で年少組と遊んでいると屋敷の方からクララがやって来た。

 「ローレンス商会から新しい船が出来たと連絡が有りましたの。何時でも納船出来るので都合の良い時にお越し下さいとの事ですの」


「解った。有難うクララ、明日の午後に取りに行くと伝えてくれるかな?」

 「解りましたの。連絡しておきますの。」

そう言うとクララは屋敷に戻って行った。


 「ケミン様、明日はわたくしも連れて行って頂けます?」

パフィオが言った。


最近、パフィオも年少組の世話をしている。子供達に擬態をして見せたり、子供を抱えて飛んだりしていた。パフィオはかなり高く飛べるので子供達もかなり喜んでキャッキャと騒いでいる。


「ジェンナーの街で何か買いたいものでもあるの?」

 「いえ、今度の船は新しいシステムが付いているのでしょう?わたくしにも操船出来るか試したいのです」


「ああーーなるほど、メリトさんと同じ考えなのか。それなら連れて行くよ。キュリアは如何する?」

俺はキュリアにも聞いてみる。

 「私は行かないわ。ベルと一緒に子供達を見てるわよ」

ベルの方を見ながらキュリアは言った。ベルはコクコクと頷き「僕の子はまだ歩けないからね」といっていた。





次の日の午後、俺とラヴォージェとヒュパさんメリトさんそれにパフィオと言う面子でジェンナーの船展示場に行く。事務所に入るとローレンス商会の会長と息子さんが出迎えてくれた。

息子さんも戻ってきたんだな。


 「ようこそ御出で下さいましたケミン様、此方は息子のジュールです。来年からローレンス商会を継がせることになりました。以後宜しくお願い致します」

 「初めましてケミン様、ジュールと申します。以後宜しくお願い致します」


なかなかの好青年である。初代の会長によく似ている。俺が知ってるローレンスさんよりかなり若いけどね。

「これからよろしくお願いします。ローレンスさんによく似てますね」

 「御爺様ですか?初めて言われました」


「俺が知ってるよりかなり若いですからね。でもよく似てると思いますよ」

 「有難う御座います。御爺様はローレンス商会を一代で王室御用達商会迄、成長させた偉人ですから、あやかりたいと思います」


「頑張って下さいね。それでは早速船を見せて貰いたいのだけど?」



俺達は事務所を出て展示場に向かった。少し離れた所に俺専用の船のドックがあるのだ。

お得意様だからねぇ。それに既製品ではなく注文造船だからでもあるな。このような船のドックがまだ何ヶ所も存在するのだ。


そこには、一際豪華な船が有った。大型船かと思われるようなギリギリサイズの船で横幅は中型船のサイズのままで全長は、ほぼ大型船サイズである。船首にあるデッキもかなり広く作られており、キャビンの方も何部屋にも分かれている。勿論バス、トイレ、キッチン装備だ。十分ここに住めるな・・・


船外機も4台編成で船尾に付属されていた。装飾も豪華で船の運転席の横には王国の紋章まで入っていた。


王国の紋章って!俺は王様じゃないよ!勝手に使ったら怒られるだろ!


「この紋章不味いんじゃないの?俺は王家じゃないけど・・・」

 「いえいえケミン様、王家からの要望で御座います。ケミン様達は王家で保護しているとの証明だそうで必ず付ける様に言われてしまいました」


「何時から王家が俺達に保護者になったんだよ!」

 「新国王様の決意の表れでは?ケミン様達は必ず王家が守るという」


カミーユ何考えてるんだよ!てか何から守るんだ!わけかわん・・・


「付いちゃったものは仕方ないか・・・で、新しいオートクルーズシステムは如何なった?」

 「試作段階で耐久性に問題があることが解り、設計より変更されたところが有りましたが、この船に搭載しているものは、異常ありません。試験操船でも正常に作動しました」


「やっぱり、設計だけだと問題点も出てくるよね。実際に作って搭載してみないとだめだねぇ。でも改善できたのなら良かったよ。これで船の事故が減るといいねぇ」

 「此れは、本当に画期的なシステムですよ。全ての船に搭載されたら、かなりの事故が防げると思います。然も後付け可能ですから量産体制が整ったら相当数の販売が見込まれます」


モーターボートが主流になってから海上事故の数も増えてしまったのだ。高速で移動できるようになったから避けきれずに衝突する船が出てしまった。不幸な事故も多く両親を亡くした子供達も居たりした。


孤児になった子供達は、神殿が孤児院を作り子供達を預かり成人するまで養育をしていたりする。

俺達も時々、孤児院に行っては、慰問を行ったり、寄付したりしていた。


こういう不幸な子供達を少しでも減らしたいためにオートクルーズシステムを考えた一因にもなっている。


「それで、今回の船の価格って予算で収まったの?」

 「その話は事務所で行いましょう」





グーのお茶目な一面と割と凝り性なのが判明(笑)

パフィオに活躍の場を考えていたのですが・・・

パフィオもかなりの美人なんです!!

殆ど空気にしてるのは作者ですが・・・orz


長くなったので分けます。続きはこれから書くのですが・・・orz



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ