娘の結婚
1名の評価ポイント本当に有難う御座います。
<m(_ _)m>
更新遅くなりすみませんでした。
2700文字書くのに約1週間かかりました。
文章が思いつかなかったぁ・・・orz
年が明けて俺達は、中央の自宅に戻ってきていた。新年祭が終わると俄然やる気になったのがキュリアである。勿論、ルミナの結婚式の事であった。
「結婚式ー、けっこんしきー。うふふふーん」
なんでキュリアが浮かれているのか・・・
「娘の結婚式だもの嬉しいでしょ!」
「娘って生んだのはメリトさんだけど・・・」
「私は正妻だから私の娘でもあるのよ!一々気にしないの!」
良く解らない理論が炸裂した。キュリア理論と呼んでおこう。
嬉々として準備を進めているのは、キュリアだけではない。奥様方全員集まって毎日相談していた。
ウエディングドレスは如何とか、披露宴の食事は如何とか、席順は如何とか、式の進め方は、などなど現代日本の披露宴でもするつもりなのか・・・
それに出席するのはエルフと家族だけだし席順とか関係あるのか?
色々疑問に思いつつも俺は、皆のやり取りを見ているだけだ。
娘を結婚させたくないもの。
だってそうでしょ?世のお父様方ならわかるよねぇ?可愛い娘を他の男に取られるんだよ!絶対に許せん!
ルミナはまだ115歳なのだよ!ハイエルフの寿命から考えたら115歳なんて赤ちゃんと変わらないのだよ!体は大人だけど、俺より身長大きいけどな!
こんな事ならルミナも専属のメイドにしとけばよかったと今更になって後悔した。
いや待て。やっぱり娘に体を洗われるのは如何かと思うジレンマに陥ってしまった。
ああーーどうしたらいいのだーー!
「ケミン五月蠅い!」
キュリアがいつの間にか傍に来ていてパッカーーンと叩かれた。何も言って無いのに叩かれたよ・・・ガクン
「だから貴方の声は駄々洩れなのよ!コロコロ変わる顔にだって出てるし!ケミン!ハイエルフは貴重なのよ!ルミナを含めてもまだ4人しかいないのよ。人数を増やさないといけないの!」
「それなら此れからは、キュリアとベルも準備文様作らずに夜したら良いだろ!」
「恥ずかしい事言わないでーーー!」
またパッカーーンと叩かれた。さらにベルからもパッカーーンと叩かれた・・・体力がゼロになった・・・ガクン
「もうそんな事ばっかり言ってるんだから。昼間にする話じゃない!」
キュリアは顔を真っ赤にしてプリプリと怒っている。
「ケミン君は、本当にデリカシーがないよね!」
ベルもジト眼で睨んでいたよ。
そう言われても俺は昼間からお種をハニーに搾られてるけどなぁ・・・
「「それとこれとは話が別でしょ!」」
またパッカーーンのダブル攻撃がきた。二度目の体力ゼロになった。
そんな会話をしながらも着々と結婚式の話は進んでいく。式は、ラヴォージェの広場で4月に行うことになった。
ルミネが、父様と母様の結婚式と同じ月が良いと言ったのだ。確かにウエディングドレスを準備するには数ヶ月かかるので4月辺りが妥当なのだろう。
結婚記念日が同じ月なら俺は覚えやすくて良いので良かったよ。
2月になると婚約式と両家の顔合わせが行われた。
まぁ族長夫婦も新郎のダンバもいつも顔をみてるから本当に形式的に済まされた。
ダンバからは畏まって言われた
「お義父様これから宜しくお願いします。」
「まだお義父様ではない!」
と返すと族長夫婦には笑われ女性陣からは呆れた顔をされた。いやいや定番ですから!形式的に必要なのですよ!とは言っても言った自分が一番恥ずかしかったわ!
そんな事も有りながらも4月に入り結婚式の準備が進められていく。
上旬にはウエディングドレスとタキシードも出来た。娘のウエディングドレス姿は、当日迄おあずけとキュリアに言われまだ見ていない。綺麗だろうなぁ。
そして結婚式の前日、ルミナは自宅の屋敷に久々に戻って来た。
ずっと族長の家に一緒にいたからねぇ。時期族長としての教育とか何とか言ってたけど家にいると俺が放さなかったからと言うのもある。キュリアが、これじゃー何時まで経ってもルミナは結婚できないと半ば強引に族長の家に預けたのだ。
夜みんなでリビングに集まるとルミナが襟を正して言う。
「お父様、お母様方、今まで育てて頂き有難う御座いました。ルミナは明日結婚致します。今まで大変お世話になりました。お父様とお母様方の子供でルミナは本当に良かったと思っております。これからはダンバと共にエルフ達の族長として頑張っていきます。」
俺は言葉が出なかった・・・やっぱり娘は嫁に行くんだなとその時実感したのだ。
「まぁ、すぐ目の前にいるんだしいつでも会えるわよ!ルミナ幸せになりなさい」
キュリアはサバサバしてるなぁ・・・
そうして結婚式当日が来た。広場は朝から結婚式と披露宴の準備に余念がない。今日は子供達の青空学校もなく子供達もおめかしをして披露宴に出る準備中だ。
まぁ俺達も準備しているのだが何故か正装ではなくエルフの服を着せられた。
「キュリアもその服なのか?何でこの服着てるの?」
「此れが正装らしいわよ?ハイエルフの上位が精霊だからじゃないの?」
キュリアもなんでこの服なのか疑問な様だ。でもいつの間にこんな服を作ったんだろう。生地は上等なハナカマキリシルクで綺麗な艶がなんとも美しいのだがどうも腑に落ちなかった。
そして結婚式が始まるとラヴォージェが神父の様な立場になっている。
俺達は何故かラヴォージェの後ろの壇上に椅子が儲けられて座っていた。間違っても祭壇ではない!
絶対に祭壇ではないと思いたい!
「今日ここに、ダンバとルミナの結婚式を執り行う。新郎新婦入場」
ラヴォージェの一言で結婚式が始まった。
静かに厳かに新郎と新婦がそれぞれ入場してくる。新郎は先に立ち祭壇の前に到着すると花嫁を待つ。
花嫁は、族長にエスコートされゆっくり一歩ずつ歩を進めて祭壇の前に到着した。
ラヴォージェの声が厳かに響く
「新郎ダンバよ、其方はルミナを妻とし、すこやかなる時もやめる時も変わりなき愛を大精霊様に誓いますか?」
「誓います!」
おい!俺に誓うのかよ!神に誓えよ!ああーだからここなのか・・・またラヴォージェにヤラレタ・・・
「新婦ルミナよ、其方はダンバを夫とし、すこやかなる時もやめる時も変わりなき愛を大精霊様に誓いますか?」
「誓います!」
その後は恙なく結婚式を終えたのだった。
披露宴に移ると皆でダンバとルミナを祝福した。
俺は少し酔いが回りラヴォージェと話していた。
「しかしラヴォージェなんで俺は壇上に居たんだ?」
「ケミン様とキュリア様は主神ですからなぁ、いくらお子様の結婚式でも祭壇に上がるのは当然でしょう」
「主神じゃないよ!当然いうな!」
「まぁまぁ、今日はめでたい日ですからきちんと神様も出来ましたし花丸を差し上げますよ!大変良く出来ました!」
「なんか褒められてもちっとも嬉しくないのは何でだろうなぁ・・・」
そんなこんなで披露宴の夜は更けていった。まぁルミナが幸せになるなら良いか!
うちに娘が居ないので、娘の結婚式ってなかなか思い浮かばなかった。
次に何書こうか迷い中です。出来るだけ早く更新します。
見捨てずに宜しくお願いします。
<m(_ _)m>
作者のモチベに繋がりますので評価ポイント宜しくお願い致します。
<m(_ _)m>




