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異世界大森林ライフ  俺って森か??   作者: 森林浴
森と湖と山脈と平原(仮)
78/88

オートクルーズシステムを設計しよう

2名のブックマーク登録有難う御座います。

<m(__)m>

更に2名の評価ポイント本当に有難う御座います。

<m(__)m>

感想有難う御座いました。どんなことでも良いので書いて頂けると嬉しいです


朝起きると横には、ミラの寝顔が・・・なかった・・・

あれ?と思ったら俺のお腹に顔を埋めて寝ていた。そんなに俺の腹の上が良いのか?


てか胸の位置がヤバい事に為ってる。ポヨヨンに・・・

俺は横にミラをそっと降ろした。


流石に恥ずかしいわ!


 「むにゃー、ケミン様起きた?」

しょぼしょぼの眼で俺を見ながらミラが言った。


「おはようミラ。良く寝れたかな?」

俺はミラの髪を撫でながら聞いた。


 「うん、良く寝たよー、今日からお仕事かな?」

ミラは目を両手でこすりながら言った。


「うんうん、新しいボートのシステムを作るからミラも手伝ってね」

 「ミラ、頑張るよ!ケミン様の為に何でも作るよ!」

ミラはシャキッと敬礼して言った。


メイドさんが呼びに来て朝食に向かった。

朝食が終わるとハニーが来たので午前中はハニーの相手をする。まあ何時ものお種の授けです。午前中から何やってるんだってツッコミは無しでお願いします。もうこれ仕事みたいなものなんです、ハイ!


午後からは、ラヴォージェとミラを交えてオートクルーズシステムの設計に入った。全員で俺の執務室に入り話し合いを始める。俺は二人に向かって言う。

「必要なのは、索敵能力、自動操舵、対抗速度検知、スピードコントロール、ブレーキシステムかなぁ?他に何かあるかな?」


 「対物距離検知なども必要でしょうな。それに索敵機能も3次元で行う必要が有りますな」

ラヴォージェのおかわりが来た。


 「自動と手動の切り替えも必要だよ。緊急時に解除できないと大変だよ」

ミラからの追撃も来た。


其々必要だと思う事を順にあげて組み合わせは如何したらよいかなどを話し合った。システム全体のイメージが固まった所で俺は言った。

「うーん、此れ魔法陣に描くと如何なるんだろう?先ずは個別に描いてみるか?」


魔法陣の描き方は、ベルからの転送データで確認済みで俺も描けるようになっていた。

でも細かいんだよねぇ、魔法陣に描き込む記号のサイズが決まっていたり配置も決まっていたりする。

少しでも間違うと作動しないか暴走するので描き込みには慎重にならざるおえないのだ。


何時も描いていて思うのだけど必ずどの魔法陣にも入る、定型記号や定型配列は、印刷出来る様にして欲しわ!

印刷機プリーーズ!印鑑プリーーズ!

誰か考えてくれないかなぁ?


印鑑は作れるかもしれないけど印刷機なんてどんな機構なのか全く知らんわ!インクは生前の会社で作った事は有るんだけどねぇ・・・


俺が描いたのは、索敵の魔法陣と操舵の魔法陣でこれらは、既存品が有るので目コピーするだけだからね。描くのが簡単なのだよ!てか魔法陣初心者に難しいことは出来ません!


ラヴォージェは索敵を3次元にする魔法陣と対抗速度検知の魔法陣と対物距離検知の魔法陣を描いて貰った。此れはシステムの眼に当たる部分だ。


ミラは最も重要で高等なブレーキシステムとスピードコントロール、自動手動の切り替えと自動操舵の自動部分の魔法陣を描いて貰った。

俺の描いた操舵の魔法陣の上にミラの描いた自動の魔法陣を乗せると自動操舵の魔法陣になる仕組みだ。


二人とも魔法陣を描いていくスピードが速い。1枚では収まり切れないのか何枚も描いていた。

ラヴォージェは、索敵データを3次元にする魔法陣だけで4枚描いていたし、そのほかの魔法陣も数枚に分けられていた。


ミラの方はもう何枚目を描いて何処を描いているのかすら判らないくらい枚数が有った。数十枚あるのか?俺には全く判別がつかないよ。


そんな感じで全ての魔法陣を描き終わるまでに夕方まで掛かってしまった。

俺は2枚しか書いていないけどね・・・ガクン


俺の執務室には、山と積まれた魔法陣の紙がある。此れは圧縮できるのかなぁ?

「ラヴォージェ?枚数が多過ぎないか?此れを船に組み込めるかな?」

 「ケミン様、此れを此の侭作るわけではありませんよ。システムに必要だと思う魔法陣を全て描きだしただけですからな。統合できるものも有るでしょうし省略できるのもあるでしょう」


 「うん、ミラも全部描いただけ、重複してる所もあると思うよ」

「成程、これ全部必要なのかと思ってたよ、じゃー明日はこの魔法陣の効率化をするんだね」


 「そう、効率化するの。明日の方が大変だよ」

ミラがやり切った清々しそうな顔で言った。


「それにしてもミラは凄いね。此れだけの枚数の魔法陣を半日で書き上げるのだから」

俺はそう言いながらミラの頭をヨシヨシと撫でる。ミラは嬉しそうにドヤ顔をしていう。


 「このくらい暗記してるからすぐ描けるよ」

暗記してるんかい!マジすげえ!


そんな話をしているとメイドさんが夕食の準備が出来たと知らせに来てくれた。

俺達は今日の作業を終了し食事に向かった。



次の日は朝食が終わると朝から執務室に入りオートクルーズシステムの効率化に挑んだ。

ハニーには、今日は相手が出来ないとクララから伝えてもらいお休みにして貰った。


先ずは、オートクルーズの眼の部分からの効率化である。

魔法陣を組み合わせていくと最初の3次元検索データで躓いた。

「ラヴォージェ索敵の魔法陣1枚だと足りないな。何でだ?」

 「1枚だと立体的に判断できないのでしょうな。判断材料が足りないために3次元の魔法陣が動かない可能性が有りますな」

「減らすどころか増えてるじゃん!」

 「そう慌てずに。まだ最初ですからそう言う事もあるでしょう」


そんな話をしながらも試行錯誤をして3次元の索敵データ部分が出来た。索敵の魔法陣はシステムに直結せずに船の周囲5カ所に設置することで索敵データを感知し3次元の魔法陣に転送することで立体データ化することが出来た。


そのデータをもとに対物距離検知の魔法陣と対抗速度検知の魔法陣を作動させる。ここは効率化出来た。検知の魔法陣が共有できることが解り数枚が減らせる事に為った。


この眼の部分だけでお昼まで掛かったよ。

索敵の魔法陣が何枚必要のかの判断に時間が掛かったのだ。


次は操舵の部分であるが、ここはもう出来ていた。自動制御の魔法陣に眼の部分を繋げるだけで操舵の魔法陣が反応した。ジョイスティックを設置するとスティックが自動的に動いたのだ。枚数も殆ど掛っていないのでこのまま使う事に為った。


最後は、スピードコントロールとブレーキシステムで此処はかなり効率化出来た。既存のスロットルシステムがそのまま使えたので自動で動かせるようにしただけだ。ブレーキの方も自動で掛かる仕組みになった。


当初は全ての魔法陣を直結して一つのシステムにする事を考えていたが、ブレーキシステムの魔法陣は船外機に付け、スロットルは既存のシステムを使う事でそれぞれ独立した形になったが、オートクルーズが実現可能になることが解ったのだった。緊急の手動切り替えはジョイスティックを操作するだけで解除できるようにした。


まだ設計段階だから机上の空論と言われればそれまでだけど、このシステムは、新しく物を作るのと違って魔法陣を組み込んでいくだけだからうまく作動すると思う。と言うかして欲しい。


後はこの設計図を工房に持ち込んでシステムボックス化して船に取り付ければ試作品が完成する。

明日にもローレンス商会に持って行って作って貰う事にしよう。



ミラの活躍です。

チビッ子3人を中央の屋敷に置いて来たのは失敗でしたorz

チビッ子成分が無くなってしまってきつかったので急遽ミラを呼び寄せました(笑)


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