100年後の街 2
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<m(__)m>
次の日の朝、窒息ブレストプレスで目が覚めた。此奴は寝ている間は本当に手加減がない。
Zとか言うロボットの胸から発射する摂氏3万度の熱線の様に凶悪な攻撃からブレストプレスと命名したが、まさに胸が凶器だよな。
奥さんの、胸の谷間で、窒息死・・・なんてみっともないじゃないか!
もぞもぞと下着姿のキュリアの抱き枕状態から脱出し、額をぺしっとして起き上がる。寝顔は可愛んだよなぁ、頬ぷにッと押してみる。「むにゃー」とか寝言行ってるし・・・ラーニャかよ!
俺が抜けだしたから両手が胸の下に有り寄せて上げての状態でさらに凶悪度が増してるけど柔らかそうなのは変わりがない。
一寸盛り上がった所をつんつんしてみるとこっちもぷにょぽよんとしてるな。もみもみパフパフやっぱり柔らかいなぁ。顔もほんのり赤くなってるな寝ながら感じてるのかな?
てか此れだけ弄っても起きないのかよ・・・じゃー突起の部分をツンツンしたらどうなるんだろう・・・
指先で突起の部分を・・・
「調子に乗り過ぎよ!」
パッカーーンとスリッパで叩かれた。起きてるなら直ぐに起きろよ・・・ガクン
「バカ!昨夜あれだけしたのにまだしたりないの!」
「いやいや、あまりに寝顔が可愛かったからつい」
「弄ってたのは胸じゃない!寝顔関係ないじゃない!本当にスケベなんだから!」
ずっと迫ってきてたのキュリアじゃないか、なんで俺は怒られてるんだ・・・理不尽
「理不尽じゃない!私が迫るのは良いのよ!」
自己中理論がさく裂した。こうなったキュリアは、手が付けられない、俺はお手上げのポーズをして何時もの白衣に着替えた。
今日の朝食は、サバの味噌煮と海苔と漬物それに豆腐とワカメの味噌汁だ。グーの平原に港町が出来て和食のレパートリーが広がった。勿論作ったのはキュリアだ。
「海産物が手に入るようになったのは良いね。もっと色々食べたいね。」
「アサリも手に入ったから味噌汁でも酒蒸しでも出来るわよ。魚も色々あるし今晩は刺身の盛り合わせにしようかしら?」
「刺身盛り合わせだとお酒が欲しくなるよね。日本酒が呑みたいなぁ」
「ニホンシュってなんですの?」
クララがお酒に食いついて来た。
「日本酒って言うのはね、俺達の前世に有ったお酒でお米から作られたお酒だよ」
「そのお酒がサシミにあいますの?」
「そうそう、海産物には特に合うね。久しぶりに呑んでみたいなぁ」
俺は懐かしそうに言った。
「そう言うと思ってファラッド産の日本酒を買ってあるわよ。純米大吟醸ですって期待して良いんじゃないの?」
キュリアが誇らしげに言った。
「グーの所は日本酒も作ってたんだ。今晩みんなで飲もうか」
「お米が主産業なんだから作るでしょ?おかげで今朝の漬物も粕漬よレパートリーが広がって嬉しいわ」
「この漬物もキュリアが漬けたのか。本当に何でも作れるんだな。良いお嫁さんになれるよ」
「私はもう貴方のお嫁さんですぅ。何言ってるのよもう!」
アハハと笑いながらご飯を食べた。
何時もは大人数の食卓であるが、今日から3人しかいないので少し寂しい
「ヒュパさんとメリトさんに休暇を与えようか!」
「そうね!さすがに3人だけは寂しいわよね。こっちに来た時は、奥さんになって貰いましょ」
今晩から8月中いっぱいヒュパさんとメリトさんには休暇となった。
朝食が終わるとリビングで今日の予定を聞く。ヒュパさんとメリトさんには早速着替えに行ってもらった。代わりのメイドが紅茶を入れてくてた。
「ラヴォージェ?今日は誰か来る予定はあるの?」
「今日は、完全休養日ですな。来週初めにローレンス商会が訪問の予定ですな」
「了解!キュリアとクララは、何か予定有るの?」
「私は一寸王都に行ってくるわ、一応行かないと拙いのよ。今日中には戻ってくるけどね」
「私もジェンナーの街にいってきますの。お墓参りに行きますの」
「キュリアは王都か、じゃークララと一緒に墓参りでも行こうかな?」
「あーケミン様それは無理だと思いますの・・・」
「なんで?俺が行ったら拙いの?」
訝し気に聞くとリビングにハニーが入って来た。
「ケミン様!到着しましたわ!」
ハニーがスタスタ寄ってきて俺をひょいと抱き上げた・・・そうか・・・忘れてた・・・
「あーーーハニーおかえり。」
ハニーが、俺の顔に胸を押し当ててくる。キュリアみたいなことするなよ・・・ポヨヨンは気持ちいけど・・・
「わたくしの事を忘れていたのでしょう?しっかりマーキングして差し上げますわ!さあ参りましょう!」
そう言ってハニーにそのまま寝室に連行されたのだった。
午前中からハニーにお種を搾り取られてやっと解放された後、俺はリビングに戻るとヒュパさんとメリトさんが、エルフ服を着てソファーに座ってお茶を飲んでいた。
「二人ともゆっくり出来てるかな?」
俺がソファーに座りながら聞くと二人はニッコリして答える。
「「それはもう、ケミン様のおかげでゆっくり出来ております」」
「てか二人はずっと俺の奥さんで良いと思うけどメイドさんは沢山いるんだし」
「「それは出来ません!メイドエロフとしてご主人様専属は私達だけです」」
え?今メイドエロフとか言わなかったか?聞き間違いだよな?
「「聞き間違いではありません。ご主人様専属のメイドエロフです」」
そう言いながら俺の左右に座り、其々俺の腕を掴むとギュッと体を寄せてくる。顔は恥じらいながらもウットリした目をして上目遣いでこっちを見てくる。今日はやけに積極的だな!もしかしたら二人の期待日なのか?
因みに期待日とは、エルフにとって子供が最も出来やすい日の事で、子供の出来難い体質のエルフ族にとっては、大切な日なのである。本能的にこの日を逃すことが出来ないのでエルフ族はエロフ族に変わってしまうのだ。
「も・もしかして二人とも期待日なの?」
さっき搾られたばかりなのにまたかと思いながら聞いた。
「「今日はエロフですからたぶんそうだと思います」」
そう言いながら体を俺に擦り付けてくる・・・顔はどう見ても発情してるよなぁ・・・ガクン
「あのぅ・・・今からするの?」
「ご主人様はお疲れでしょうから今晩でかまいません」
「ですが・・・今晩は二人一緒にお願いしたいのです」
エロフにやばいこと頼まれた!
これキュリアが居いたら如何なるんだ?今朝みたいにスリッパ攻撃かな?
「二人一緒は如何かと・・・キュリアになんて言われるか・・・」
「「今晩を逃したら二人とも困るのです。ご主人様ぁおねがいしますぅ」」
これ避けられない奴だ・・・エロフモード全開の二人は初めて見たよ!
「キュリアから許可が出たら良いよ・・・」
「「有難う御座います!全力で許可を取ります!」」
其処は全力出さなくても・・・この状況見たらキュリアも引くと思うよ・・・
夕方になってキュリアが帰って来たが、リビングの状況を見て・・・
「ケーミーンー!貴方何やってるのよー!」
「待ってキュリア!助けて!!」
「何をふにゃけた顔をして言ってるのよ!」
「今日二人とも期待日らしいんだよ!」
「えーーー!じゃー今エロフなの?二人とも?」
アワアワしながらキュリアが聞いた。
「こんな状況は有りえないだろう?如何したら良いのか判らないよ。助けて!」
「「キュリア様ぁぁ今晩はぁぁ二人でケミン様をぉぉお借りしますわぁぁ宜しいですかぁぁ?良いですよねぇ!!」」
「わ・わ・解ったわ・・・でも搾り過ぎないように気を付けてね・・・」
そう言ってキュリアはキッチンに脱兎のごとくぴゅー――と逃げていった。おーーい!助けてくれよーーー!
夕食の時間はかなり気まずかった。エロフモード全開の二人が居るのだから致し方ない。
夕食は、刺身のはずだったが何故か変更になり、ウナギの蒲焼に山芋に牡蠣フライにアサリご飯と油揚げの味噌汁だった。
ちょっと!精の付け過ぎだろ!キュリアを見ると頑張りなさいよ!みたいな目で見られた・・・
キュリアなりの応援だったのか?
風呂にも必然的に3人で入る事に為った。何時もは全員で入るのだが・・・
俺は二人に綺麗に洗われて・・・
そのままエロフモードの二人に寝室へと連行されたのであった。
何が今日は完全休養日だよ!全然休めてないよーーーー!
そうして今日も夜は更けていったのである。
エロフは存在しました(笑)




