モフモフ達がやって来た
1名の評価有難う御座います。
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ユニーク5500人突破です。
本当に沢山の方に読んで頂き有難う御座います。
仕事の都合で少し間隔が空いていますが5月までには戻ると思いますので見捨てず宜しくお願い致します。
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グー達が滞在し始めてから2週間がたった。
グーも森のエナジーを体に借り入れて奥さん達の守護精霊作りを始めていた。
この2週間で奥さん達は準備文様までは出来たが、まだ確定には至っていないらしい。
まぁキュリア達も半年以上かかったからねぇ。グー頑張ってね!
広場は、何時もの如く、保育園と学校と道場に別れている。
保育園では、新しくグーと奥さん達も子供の世話に加わっていた。この2週間で乳幼児の世話の仕方を終了し園児の世話に変わったのだ。此れも父親、母親になる為の勉強である。
「子供は可愛いどすなぁ、皆元気どすなぁ」
子供の面倒を見ながらフォルリは、はんなりと話す。本当に似たもの夫婦だな。
話し方もゆっくりだし、美男美女だし背は高いし・・・ガクン
考えてるだけでダメージ受けたよ・・・
「はん、私の子はもっと元気ですわ!」
シャルデリア・マイヤーさん!まだ子供が出来てないでしょ?何でそんなに強気なの?
「子供はぁ、元気なのが一番だよねぇ」
グーは、子供の面倒を見ながらもニコニコしながら話していた。
「そ、そうですわ!グー様はやっぱり良い事言いますわ!」
顔をほんのり染めながら シャルデリア・マイヤーさんは言った。
ツンデレかよ!
「皆さんこの2週間でだいぶ子供の扱いに慣れて来たみたいだね」
俺は感心しながら言った。
フォルリさんは話し言葉はゆっくりしている。けれど動きは素早く、逃げ回る子供をひょい・ひょいと捕まえていく。運動神経はかなり良さそうだよな。其れと巫女服に動くたびに揺れる胸も・・・
何となくニヤニヤして見ていると・・・
「ケミン又良からぬことを考えていそうだわね!貴方、顔に出過ぎなのよー!」
パッカーーン・パッカーーンとキュリアとベルからスリッパ攻撃が来た。
ダブル攻撃かよ・・・ガクン
愛おしそうにお腹をさすりながらもベルはジト目でこっちを見て言った。
「ケミン君、まさか手を出したりしないよね」
「そんなことしません!全く考えてません!」
俺は全否定した!さすがに人の奥さんに手は出さないよ。
「あははは、ケミンは、大変だねぇ見てる私は面白くて良いけどぉ」
其処は笑う所じゃ無くて手を出すなって怒る所だろ?
「まぁぁ、ケミンは信用してるから大丈夫だよぉ」
何でグーの信頼が厚いんだ?わけわからん。
そんな他愛もない話をしていると森の中から数匹のウサギが、飛び出して此方に来た。
おおー!珍しいな、動物が来るなんて初めてじゃないだろうか?
保育園組の子供達がウサギに近寄って行く。ウサギはわき目もふらずに俺の所に来てぴょんと俺に飛びついて来た。
俺は、ひょいと抱きあげた。小さな山ウサギでグレーの斑模様をしている。ウサギの毛は柔らかくて気持ちいなぁ。
俺がウサギを堪能していると子供達も寄ってきてウサギを撫でたりしていた。
「ケミン様、まだ来る」
ウサギに話しかけられた!まだ来るって何が?
そんな事を思っていると船着き場の通路の方から鼬や狸が来た。狸は番なのだろうか2匹が大人で子狸が3匹ちょこちょこついて来ている
おおー?なにこれ?
東の方からは、狼が集団できた。然し襲ってくる様子はなく、広場の端の方で伏せの状態で待っている。
先に来た動物達も狼が来ても全く動じていない。
何が起こっているのか全く分からない。
「これ何が起きてるの?」
俺はウサギを降ろすともう一度辺りを見回す。すると今度は、北の方からレッドグリズリーが2匹の子熊を連れてやってきた。小熊はじゃれ合いながらも母親熊に着いている。母親熊はラヴォージェの木の根元で寛いでいた。
そして南からは、此方も子供を2匹連れた虎がやって来た。この森の食物連鎖の頂点トップ2が揃ってるよ!虎の子供達は俺に近付くと頭を摺り寄せて来た。猫かよ・・・
母親の虎は、その場で寝ころび子供達に良い様に触られていた。
子供達は、突然の動物園状態に大喜びだ。燥ぎまわって沢山の動物と触れ合っている。
空からは、鷹や梟が飛んで来てラヴォージェの木にとまった。小鳥達も集まってきていた。
鹿も数匹やって来た。きゅーいぃーん!っと一鳴きする。
「みんな逃げて来た」
「みんな逃げて来たって如何言う事だ?」
「森の中で不穏な動きがあるようですな」
ラヴォージェ!だから突然後ろに現れるなよ!焦るだろ!
俺は、平静を装い言った。
「そう言われてみたら森の点検さぼってたからなぁ・・・」
「そうですな、ここ100年くらいは点検してませんな」
「そう言っても、もう食物連鎖も出来てるし、あまり点検する意味が無かったじゃん」
そんな話をしている時にも続々と動物達は、集まって来た。此の周辺にいる動物が、皆避難してきたって事だろう。
「それで?不穏な動きってなんだ?」
「普通ではない生物が居る感じですな。この世界には今まで居なかったものですかな」
「もしかして危険な感じか?」
「好意的ではない事は、確かですな」
「それは不味いな。こんなこと初めてだろ?この世界に悪意が生まれたって事か?」
「悪意かどうかは解りませんが、好戦的な感じはしていますな」
「ケミンどうなのよ!危ないの?」
キュリアが心配そうに近付いて来た。
「此処は安全だよ。ラヴォージェとエルフと俺の結界が有るからね。三重の結界は破られないよ。だから動物達がここに来てるんだよ。でも子供達は家に避難した方が良いかもな」
「そう、今から非難させるわ!」
キュリアはそう言うと子供達とベルを家の中に連れて行く。グーとメイド達も手伝って皆連れて行った。
今度は、ヘディとラーニャとカトレアが、近づいて来た。
「ケミン様、敵が来たのか!」
ヘディが言った。
「まだ敵だとは解らないけどね・・・」
「ケミン様を守るにゃ!」
「守る!」
ラーニャとカトレアが気合を入れた。やっとその武装が役に立ちそうだな!
兎に角、結界が役にたったのは初めてだ。
「ラヴォージェ、兎に角、点検してくる。ここを頼めるかな?」
「任せて下さい!皆守ってみせますので!」
俺達は、動物達に何処に敵が居るのか聞いて移動を始める。ヘディ―が先頭に立ちカトレア、俺、ラーニャの順だ。森の中を歩いて移動する。
俺達がエルフの里の結界を抜けると其処には、黒い集団が、居たのだった。
「ヘディ―、ラーニャ、カトレア、此奴ら大丈夫か?嫌だったら戻っても良いぞ・・・」
初めての敵です(笑)




