異世界台風による異世界電車遅延とその顛末
これは………ある男の記憶の記録である………
俺の名前は台風太!社会人一年目だぜ!
今日は朝から台風のおかげで道路に木が散乱してたりして街がめちゃくちゃだぜ!
あと電車が8時まで運転見合わせてるからちょっと遅刻しそうだぜ!
風太「まあ8:20ぐらいに駅に行けば電車動いてるっしょ」
そう呑気に考えながら駅に向かった俺。そして俺は………あの地獄のような景色を目の当たりにしたのである………
風太「な、なんだこれは!」
俺の目の前に広がった光景………それは…………
駅から伸びる、すごく長い人の行列………
風太「………異世界、か」
そう、こんな地獄のような光景、現実であるわけが無いのだ。きっと歩いているうちに異世界転生してしまったのだろう。
風太「異世界に来たけど、やはり電車に乗らなくては先に進めないよな、待機列の最後尾を探さなくては…」
こうして、電車に乗るための最後尾を探す旅が始まったのであった…
20分後
風太「ようやく見つけたぞ…最後尾…」
距離にして1km程であろうか、やっとの思いで最後尾を見つけた俺はそこに並んだ。
駅員「運転再開見込はたっておりません〜!」
風太「な…なんだと…!8時から運転するんじゃなかったのか…!?」
駅員「それがですね………線路内に障害物があって取り除かないと運転が出来ないんですよ…」
風太「な………なんだと………!?」
馬鹿な…俺は腕につけていた時計を見る、時刻は8:50、このままいけば出社する前におやつの時間が来るぞ…?
風太「クソッ…深夜組になって駅で寝泊まりしておけば…」
しかし、後悔しても遅い。過ぎ去ってしまった時間は取り戻すことが出来ないのだ。
そして、雨が降り始めた。
風太「フッ…泣いてくれているのか…?俺の代わりに…」
空は泣く、静かに、しかしとても強く。てか元々オメェのせいでこんなことになってんだよこの野郎。
そして一時間後…
駅員「電車運転再開です!」
風太「よしッ!」
特性「すいすい」のおかげですばやさが2倍になった俺に怖いものなどない!
駅員「コラッ!順番抜かしはいけません!」
怒られた(順番を抜かすのはいけないよ!)
しかし、すばやさが2倍になったというのにこの特性が活かせないのはどうしたものか…
風太「そうだ!プ○メアを使って人を焼き払おう!」
そう、俺はプロ○アを見たことによってプロメ○を使うことができるようになったのだ!
リオ「こら!人を殺しちゃいけません!」
怒られた(人を殺すのもいけないよ!)
風太「しかたない、バーチャルユーチューバーの動画でも見て時間を潰すか」
そしてさらに一時間後…
風太「やっとホームに入れたので電車に乗ります!」
ガタンゴトンガタンゴトン
風太「あっ、乗り換えしなきゃ!降ります!」
知らんジジイ「邪魔だッ!」ゴッ!
風太「テメェが邪魔なんだよ死ねッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ドゴッ!バキッ!
知らんジジイ「ふぉめんなふぁい」(「ごめんなさい」)(俺の最強パンチによって前歯を砕いたのでちゃんとに喋れない)(最初に殴ったのはあっちなので正当防衛)
そして………
風太「乗り換え先も人が多すぎる…」
乗り換え先のホームの尋常じゃない人の量を見た俺はSAN値が0になってしまった!
風太「あびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
駅員「コラッ!そこの君ッ!静かにしなさいッ!」
風太「うんちぶりぶりぶりぶり!!!!!!!!!!!!!!!!」ブリブリ(脱糞)
駅員「警察の人来て!」
こうして俺は逮捕され職を失ってしまった。
風太「トホホ〜台風はもう懲り懲りだ〜」
完
途中で飽きた!ぶり!w