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戦国の鍛冶師  作者: 和蔵(わくら)
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第83話 白の団と黒の団


爺は黒の団の団長と別れると直ぐに、白の団の本部に向かっていたのだ

った。白の団の本部に居るであろう人物と会う為であり、ご主人からの

受けた勅命を伝える為に赴いていたのだった!


「あら!どうされたのですか?お父様が此処に来る何って、珍しい事も

有ったものですね!此処に来ると言う事は、余程の事が起きたと言う事

なのでしょう?ならば、お母様にお取次ぎしますので、少しお待ち下さ

いますか?」


白の団・副団長の次女が、白の団のトップに、会う為の場所を設けるの

で少しだけ待って欲しいと言っているな!


「あら本当にお父様が来ているではありませんか!副団長から話を訊い

たのですが、まさか本当だったとは思っても見ませんでしたわ!」


この娘達は、儂が此処に来る事が余程に、物珍しいようじゃな!家でも

偶に会うだけだが、家では言われない事を言われている!


儂は長女のアイリに次女のエルナを連れて、我妻のヘレナが居る部屋に

来るようにと伝えたのだ。儂の真剣な顔を見たアイリは、黙ってエルナ

を呼びに部屋を後にした。


「どうされたのですか?あなたが此処に来る何って久しぶりではないで

すか!何年ぶりえすかね?」


今は昔を懐かしむ時ではないと、妻を諭すと、妻と娘達に本題を伝えた

のだった。白の団は、今回の事件に深く関与する!その内容はと言うと

旦那様から授けられた勅命を一言一句間違えないで、全てを伝えたのだ

そうすると、妻達は顔を見合わせながら、深刻な顔付きで考えていた。


「それは本当に旦那様が決められた事なのでしょうね?あなたが勝手に

決めた事を言っていると言う事はないのですね?」


儂は本当の事だと伝えると、妻は直ぐにでも旦那様に会いに行くと言う

ので、儂は止めないで好きにすると良いと伝えたのだ。


「あなたが、その様な態度を取ると言う事は、どうやら、此の話は本当

の様ですね!それならば、傭兵団の殲滅には、娘達を赴かせて私はと言

うと、旦那様の2人の姫様達の婚儀を取り仕切る事にします。それでも

王弟殿下と次女のラウラ様の婚儀が最重要と言う事で良いのですね?

その次が、長女のエーヴァ様とオレーク氏の息子のダニエル様との婚儀

を取り纏めれば、全てが辺境伯家の為になると!」


儂は、妻に頷くと妻は真剣な表情のまま、今回の仕事がどれだけ大事か

を理解した様であった!


「まさか、私達が大陸の傭兵団と戦う等になろうとは、実践何って今ま

で1回もしてませんのよ!」


「そうよお父様!お姉さまの言うとおりだわ!私達は今まで戦いの稽古

は積んで来ましたが、実践はした事が無いのですよ!そんな、私達がど

うすれば傭兵団と戦えと言うのですか?」


儂と息子は、娘達に危険な事をさせたくなくて、今までは危ない仕事は

全て黒の団が請け負ってきたのだが、今回は、黒の団も人手不足であり

前に解雇した前団員を呼び戻す事を伝えたのだった。今回だけは娘達で

戦って貰うしかなかったのだ!黒の団は、直接的な支援は出来ない!


《そんな!私達は死んでしまいます!》


「情けない声を上げるのは止めなさい!それでも貴女達は栄光ある団の

一員なのですか?白の団に泥を塗る事は許しません!」


儂も可愛い娘達を死なせたくは無かった!息子も妹達に傷付いて欲しく

ないのは知っている!そんな息子が妹達にと、1つの提案をしてくれた

のだった。


それは!


お前達は、今まで戦いの実践が無いと言うが、それならば今までは何を

していたのか?遊んで居たとでも言うのか?そうだとすれば、白の団は

実践が出来ないのも納得だ!


《お父様、それは言い過ぎです!》


言い過ぎと言うならば、その言葉を行動で示してみよ!お前達はコレが

何か解るか?知っているならば答えてみよ!


「解りません!」


「何ですの、その変な黒い筒は?」


儂は天井に向けて、シーランド短筒銃を撃ったのだった!


バァーン!!!


此れが今からの武器にして、力のバランスを決める武器だ!剣で斬り合う

などは、既に時代遅れだと知れ!そして息子のアルヴォに感謝せよ!


《何で私達が、お兄様に感謝しないと行けないのですか?》


アルヴォが、密かに手に入れた短筒銃があるから、お前達はシーランド銃

の威力を知る事が出来たのだぞ!そして、このシーランド銃を使っての戦

いを今だからこそ学べる場所があると言う情報も、アルヴォが調べて来た

から知りえた事ぞ!


アルヴォは、お前達に嫌われて居るのは知っている!それでも可愛い妹達

にも、実践の機会があるやも知れぬと、アルヴォは気を回してくれたから

こうして、実戦経験も無い娘達でも戦いに勝てる用意をしてくれたんじゃ

ぞ!


アルヴォは、少しだけだがオレーク式銃を白の団に納入出来ないかと、

オレーク氏に交渉もしているのじゃ!それなのに、お前達ときたら!

アルヴォの爪の垢を煎じて紅茶に入れて呑め!


「あの兄様が、私達の事を思い動いてくれていた何って.....」


「アルヴォ兄様は、私達が怪我をしない様に、考えてくれたのですか?」


そうじゃ!実戦経験が無いのであれば、直ぐにアルヴォの元に赴き!

どうすれば良いかを訊いて来んか!はよ行け。


「黒の団は、シーランド銃の配備を決定してるの?」


アルヴォの考えで、来式狙撃銃と来式短筒銃を配備する事が、決定して

居るようじゃな!黒の団の総出で、鍛冶屋・黒猫屋で訓練を受けている

最中じゃな!


「白の団の団員も、そこで訓練を受けれる事は出来るのかしら?」


それはアルヴォが、どうにかしてくれると思うぞ!?


「王弟殿下に会いに行く前に、私もアルヴォに会って、娘達の事を丁寧

に頼んで置かないと行けないから!行って来るわ!」



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