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戦国の鍛冶師  作者: 和蔵(わくら)
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第66話 煙管と早朝


昨夜の4人での話し合いの結果、俺と芳乃と静と秋は、夫婦(めおと)になる事が決まったのだった。芳乃からは、きつく浮気をしないで下さいと言われており、もしも、浮気をしてばれたら俺の命は無いかもしれない。


俺も芳乃に、静と秋を好きになってしまった事を上手く伝えられたか、心配だったのだが芳乃は、俺の言いたい事を察してくれ、本心を解ってくれたのだったが、周りくどい伝え方をしたと反省をしている。もっと堂々と伝えれば良かったかも知れないな.....でも、堂々と伝えたら苦無が飛んで来そうで、正直言うと恐かったのだ。


芳乃は、好いた男に尽くす女子なのだが、その反面が寂しがりで、嫉妬深い時もあるのだが、今回の場合は相手が、静と秋だったから許されたに過ぎなかったのだろうな。そうでなければ、嫉妬深い芳乃が、此処まで素直に納得するはずは無いのだ

静と秋の事は、芳乃も好いているし、2人の働きや力を認めて居るから、此処まで

すんなりと話が進んだのであろうな!


そんな事を思いながら、好成は朝のベッドから体を起していたのだった。

好成の他にベッドには、芳乃・静・秋が横になって寝ているのを起さないように

好成はベッドから出てきていた。そして、煙管に火を付けると、廊下に出て窓を

開け放ったのだった。


オレークさんから貰った煙草を煙管に詰めて、好成は吸っていた。手持ちで持って来た煙草など、とうに無くなり、煙草が吸えなくてイライラしていた時期があったのだが、造船所・ガレアスの親方と知り合ってから、煙草を買う場所を教えて貰ってからは、煙草が切れる事は無くなったのだった。オレークさんはパイプと言う物

西洋の煙管を使って吸っているのだが、俺はパイプには馴染めなかったので、未だに煙管で煙草を吸っていたのだ。煙管で困る事と言えば、煙管の掃除をする時になのだ。パイプの掃除道具一式を買ったのだが、煙管に使うのには不憫で仕方が無かった煙管専用の掃除道具が欲しいと思いつつも、此処では手に入らない事は解っていたのだ。そうなると自分で作るか、それに類似した品物を探すしかなかったのだが、こちらの世界で、その様な物を置いてそうな店と言うと、道具雑貨店・匠しか思い浮かばなかったのだ。今日の午前中の予定としては、匠に行き煙管の掃除道具を探す事にしよう!そして、午後からは来式銃とグローブ式銃の製作か、もしかしたら芳乃達から応援に呼ばれるかも知れないな?


芳乃達から応援に呼ばれたら、来式銃やグローブ式銃の製作を一時中断してから、

応援に向かう様にすれば良いだけなのだから、別に大した事では無かったのだ。


バンッ!


部屋のドアが乱暴に開かれた音が後ろからしたのだが、後ろを振り返ると、3人の

美しい女性が、血相を変えてドアから出ようともがいて居たのだった。


「好成様、何で私が目を覚ました時に、横に居ないのですか?芳乃は心配になってしまいました。部屋を見渡しても好成様は居ないし、愛用している煙管も無くなってましたから、また廊下か何処かで煙草を吸ってると思い探したのです」


「芳乃ちゃんの言うとおりです!心配しました」

芳乃が静の言いたかった事を代弁してくれたのだろうな!


「目を覚ましたら、私を起して下さいよ!そうしたら、朝から.....ぽっ.....」

秋は、まだ頭が起きてなさそうだな?朝から何を言ってるのだ?


≪秋ちゃんだけずるい!私も仲間に入れてよ!≫

そこの2人も、朝から何を言ってるのだ?寝ぼけるなよ!もう朝だぞ!


芳乃・静・秋!


俺は3人の名前を呼ぶと、3人は俺の目を見つめているのだが、それよりも大事な

事があったのだ。3人は肌着しか身に付けておらず、それぞれの衣服は大きく肌蹴ており、見せてはならぬ部分が見えそうで、見えないと言う格好をしていたのだ。

だから俺は、直ぐに3人とも部屋に入って服装を整える様にと伝えたのだった。


夜ならまだしも、朝にあれでは、俺の身がもたない!

それより、腹が減ったから食堂に行き、朝飯を食べるとしようか!

そう思いながら、3人が着替え終わるのには、まだ時間が掛かるので

好成は、煙管に煙草を詰め、火を付けてから煙草をプカプカと吹かして

いたのだった。


朝から3人のあられもない姿を思い出すと、好成もおのこなのである!

元気一杯な男の子が、窓の外に向けて煙を吐き出していたのだった。


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