とある異世界の物語
よお、初めはしてかな?俺はイシュメール。これから俺の見てきたことを物語として話したい。これを読んだ君も今日から物語の語り部として様々な人たちにこの物語を語り継いで欲しい。頼めるかな?答えは急がなくてもいい。この物語を読み終えたとき聞かせてくれ。
登場人物
フィオ:男
性格は控えめ
冒険者見習い
歳は16歳
ジャック:男
掴み所のないいい加減な性格
この物語では最強でフィオのサポート
歳は不明見た目は18歳
ネブラ:女
ギルドマーベリックの長
筋骨隆々で気が強い
歳は18歳
ライズ:女
とにかくポジティブでおおらか
鎧を身に纏い剣を装備している
歳は16歳
グラン:エルフ族の男
粗暴な性格ですぐにキレる
身体中傷だらけ
歳は125歳見た目は18歳くらい
キュリア:女
神と悪魔のハーフ
大人のお姉さんといった感じの性格
歳は不明見た目は17歳
イシュメール:男
ナレーション
本編↓
これから話すのは俺が出会った中でも最高にイカれてて面白い連中のなんでもない日常の話だ。
場所は現世ではないどこか、さしずめ異世界といったところか…
そこのなんの変哲もない小国プリンシピオ、そしてそこの小さな街にある酒場ギルドマーベリック。そこははぐれ者どもが集まる。俺もそのはぐれ者だったわけだがそれは置いておこう。俺よりも彼らに目と耳を向けてみろ。
ジャック「なぁ、暇だな…」
ネブラ「暇ならダンジョン行って稼いでこい。」
ジャック「ダンジョンにはあいつら2人が行ってるだろ。それに俺が行ったらダンジョンからモンスターが綺麗さっぱりいなくなるぞ。」
ネブラ「それもそうだな…」
ジャック「だろ?」
ネブラ「ならフィオ連れてってやればいい。レベルアップも兼ねて。」
ジャック「そこらのモンスターの大群倒すより、俺と週一でも手合わせしてりゃ嫌でもレベル上がるぞ。」
ネブラ「で、どーしたいフィオ?」
フィオ「えっと僕はどっちでも…
ジャック「どっちでもじゃダメだ。俺と手合わせか、モンスターの大群のどっちかだ。」
フィオ「あの、僕はどっちでも嫌だと言おうとしたんですが…」
またくだらん話が始まった…ん?どうやらダンジョンに行っていた奴らが帰ってきたようだ。
ライズ「たっだいまー!!」
ネブラ「おかえり、収穫はどうだった?」
グラン「どーもこーも、ライズが勝手に突っ走ったおかげでとんでもねぇモンスターに遭遇するハメになったんだよォ!」
ネブラ「で、倒したんだろ?」
グラン「当たり前だ。今日の夕飯どころか一週間は余裕で持つ量の肉も取れたよ。」
フィオ「あの、とんでもないモンスターっていうのは?」
グラン「あぁ、アースリz…
ライズ「アースリザードだよ!」
グラン「ライズ、テメェ…」
フィオ「アースリザードってなんですか?」
ネブラ「そうか知らないのか、アースリザードっていうのは…
ジャック「まぁ待てネブラ。口で説明するより実物見た方が早いだろ。」
ネブラ「そうだが、あの二人が倒した時点でもう肉塊だろ。」
その言葉を聞いたジャックはニヤリと笑っていた。何やら思い付いたようだ…不安しかない…
ジャック「なら好都合。フィオ、明日の予定が決まった。」
フィオ「え、明日の予定ですか?」
ジャック「そうだ。明日はダンジョン・アングラに潜る。しっかり準備しておけ。」
フィオ「はい。」
ネブラ「じゃあ、飯にするか。」
どうやら明日はダンジョンに潜るらしい。どれ、連れてってもらうか。
そして次の日装備を整えてダンジョンへと向かった。フィオの装備はナックルメインの格闘術を使うことからアーマーが最小限の軽装だ。フィオの場合は必要に応じたものだからわかるが、ジャックの装備は…はっきり言って舐めてるとしか思えん。Tシャツと長ズボンのちょっとコンビニ行ってくるスタイル。
そして奴のバカさ加減は留まるところを知らずに暴走していたようだ。ダンジョン・アングラにて、俺はそのバカについてきたことを後悔した。その理由を簡単に言おう。ジャックのバカがモンスターを間違えたようだ。
アースリザード?「ギャオオオオオオオォォ‼︎」
フィオ「これが、アースリザードなんですか?!」
ジャック「多分そうだったはずなんだが…」
明らかに違う。特に大きさ。というかトカゲにはないキバやらツノやらがある。
ジャック「あ、思い出した!」
フィオ「何をですか?」
ジャック「こいつアースリザードじゃなくてその上位個体のアースドラゴンだったw」
フィオ「えええぇぇ‼︎」
だろうな、じゃあ帰ろうz
ジャック「ま、似たようなもんだ。フィオ、倒してみろ。」
フィオ「あの、無理です。」
だろうな。トカゲとドラゴンじゃ明らかに違うし。
ジャック「でも、こいつ倒さないと帰れないぞ。」
フィオ「どういうことですか?」
ジャック「この階層主倒さないと上に行くワープゲート使えないぞ。まさか、またあの気持ち悪いモンスターの大群と遭遇したいのか?」
フィオ「あ…」
そう、ここにきたことを後悔したのはこのバカでかいトカゲだけじゃない。ここに来る途中であった事もその要因だ。あったことを簡単に言おう。とんでもない量のビッグGに追いかけられたのだ。
フィオ「やるしかなさそうですね。」
アースドラゴン「グルルル」
ジャック「俺はここで見ててやる。危なかったら言えよ〜」
適当な野郎だな。それはそうと単純な力でフィオは敵わないだろ。戦術だってナックルのみを使った格闘術だけだ。って言ってるそばからあいつは昼寝かよ…
フィオ「…」
アースドラゴン「グルルル…」
フィオ「うおおおおお‼︎」
アースドラゴン「ギャアアアアアス‼︎‼︎」
どう収拾つけるんだよ…
to be continued…
どうだったかな?語り部は継いでもらえるだろうか?まぁ、一話だけではどんなものかもイマイチ分からんだろうから答えは急がなくてもいい。最後まで読んでくれたことを心から感謝する。さて、君の答えは気長に待つとするか…