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【勇者が行く・異世界騒乱編】 用語一覧

以前、どこかの後書きに書いてみた魔王やらなんやらの設定を基にして、勇者やらなんやらとおかしな番外編を執筆してみました。


その番外編の番外編、用語一覧となります。


活動報告そのままで、特に変わりはありません。



―――用語一覧―――


 【勇者】

 【人界】で唯一人しか持つことができない称号の様なもの。

 それは、教会が選んだ一人の【人間】の名前を奪い、ただ一つの【勇者】として育て【魔王】を斃させる。選ばれた【人間】の意思など何も考えない、非道なもの。

 【勇者】は【人間】の限界を超え、Lvも異常なまでに伸びていく。

 呪いと変わらない気がする。


 【人界】

 【魔界】と相反する大地。

 弱い生物でも生存が可能な優しい大地

 1000年前に発生した革命戦争により大地は統一され、一つの国が支配している。しかし、300年前の独立戦争により独立が認められた国がチラホラと存在している。

 1000年以上前に発生した【大破壊】により、以前の半分程度の大地しか残っていない。それでも、残された僅かな大地に【人間】たちはしがみつくように生きている。

 難易度的には VeryEasy以下


 【魔界】

 【人界】と相反する大地。

 弱い生物では5分と経たずに死んでしまう、過酷な大地。

 【瘴気】という有毒な物質が蔓延し、それに適応した【魔獣】と呼ばれる生物が蔓延っている。

 大きく5層に分かれており 境界付近~広大な森~広闊な海~広漠な平原~最深部 となっている。もちろん奥に行くほど過酷な環境となり、生息する【魔獣】も強大になっていく。

 現在は【人界】の1/100程度の速さで時間が流れている。

 【人界】の数十倍の大地が存在し【人界】から常に狙われているが、それが成就することは永遠にない。

 【人界】との境界付近は【瘴気】が薄くなっており、弱い生物でも生存が可能。さらに、この場所で何世代かに渡って生き延びれば、奥地への進出が可能となる。

 難易度的には VeryHard以上


 【瘴気】

 【魔界】に蔓延している有毒な物質。

 生物の細胞組織に変異をもたらし、耐えられた細胞組織をより強靭な物へと変貌させる作用も持つ。ただし、知能の低下や巨大化などの副作用も確認されている。

 【魔獣】や【魔人】もこの物質によって発生したもの。発生源は不明。

 どこかのアルファベットウィルスみたい。


 【魔獣】

 【瘴気】によって細胞組織が変異し、知能の低下が発生して理性を失った生物の総称。

 基本的に本能のままに生き、生物を手当たり次第に襲っていく。しかし、同種の【魔獣】とは連携を取るなどの行動をとることもしばしば。無数に存在するため殲滅はほぼ不可能である。

 強大な力を持つ者には隷属する傾向もあり、一部には従えている者も存在する。

 ゾンビではない、決して。


 【魔人】

 【瘴気】によって細胞組織が変異し、知能の低下が発生しなかった生物の総称。

 現在までで TypeB・TypeC・TypeD・TypeE・TypeHが確認されている。

 【人界】へと進出した【魔人】はそれ一体だけで絶大な力を持ち、更に【人間】とは絶対的な敵対行動をとることが知られており、一体が【人界】に侵入してきただけで国を挙げての厳戒態勢が敷かれる。

 それぞれに特徴があり 

 TypeB…翼を持った飛行型。

 TypeC…脚力を持った跳躍型。

 TypeD…群れを持った走破型。

 TypeE…魔法を持った魔力型。

 TypeH…汎用性を持った人間型。

 以上の様に区別されている。 

 TypeB~TypeDは体の一部に獣の特徴が存在しており、判別は容易である。しかしTypeEとTypeHはほとんど【人間】と変わらず、外見的な判別は容易ではない。

 人外っ娘可愛いです。


 【白種】・【黒種】

 数百年に一度発生する生物。

 特徴として【白種】は光を発するような白髪、燃えるような赤い眼を。【黒種】は全てを塗り潰すような黒髪、全てを呑み込むような漆黒の瞳を持つ。

 【人界】では【白種】を国が全力を挙げて保護し【黒種】は総力を挙げて殲滅する対象となっている。

 どちらも生まれながらにして高度な知識を持ち【白種】を国が保護をするのも知識に肖りたいという考えによるもので【黒種】を国が殲滅するのはその知識が流出するのを防ぐためである。現在までで8組16人が確認されており、そのいずれも片割れのみが国に保護され、もう片方は殺害されている。しかし、作中に登場した一組のみ、唯一揃っている個体。どちらかが破壊者に傾いた場合、片割れが救世主に傾く性質を持つ。これは外部からの教育でどうとでもなるので【人界】では【白種】を幼いころから教育して【黒種】を破壊者に仕立て上げる。

 現在【人界】で生存している【白種】は少し頭が良く、髪の毛が白いだけの【人間】であり、惨殺された【黒種】も頭が良く、髪の毛が黒いだけのただの【人間】である。

 また、彼らあるいは彼女らは不思議な絆で繋がっており、面識がある状態で一方が他人に殺害される、あるいは殺害される状況におかれるともう一方が暴走し、周囲の環境を破壊し尽くす。持てる能力をもって片割れを救おうとするが、理性を失っているために抑えが利かず、暴走に巻き込んでしまう可能性もある。暴走はおよそ150時間もの間続き、すべての力を使い果たした一方は消滅してしまう。そして数百年後に、彼らあるいは彼女らが再び発生する。

 この世界の法則に【黒種】と【白種】は一人ずつしか存在できない概念でもあるかのように【魔界】にいた【黒種】と【白種】の少女が生存する限り【人界】で発生することは、永遠にありえない。現在でも黒髪と白髪の【人間】が生まれてくるのは、バグのような現象。

 どこかのカードゲームをモチーフにした…わけではない。


 【聖銀】

 ルビをふるとミスリル。限られた職人の手でしか扱えない、超硬金属。

 【人界】での鉱石の産出量は極少量であり、鎧一つ作成する分を用意するだけでも、目玉が飛び出るような金額を必要とする。その上、鉱石の精錬と鍛造には熟練の技が必要であり、現在【人界】で扱える職人は片手の指で数えることができる程度。ちなみに【勇者】の所属している国に職人が一人いたが、旅立ちの二年前に逝去してしまった。一番弟子があとを継いでいるが、師匠の腕には程遠い。以上の経緯から【勇者】はこの鉱石の精錬を要請するために【魔界】の境界へと赴いた。

 【魔界】にて暮らしているドワーフはこの金属を軽々扱い、まるで紙細工でも作るかのように簡単に造り上げてしまう。また、強靭な耐久力を誇り、食人植物の溶解液を受け止め、海獣の顎で噛み砕かれ【魔獣】の爪で切り裂かれようともビクともしない。ただし【黒種】の少女の打撃一発で亀裂が発生してしまうほどに脆い。

 超硬い。滅茶苦茶硬い。超合金X並みに硬い。


 【聖金】

 ルビをふるとオリハルコン。【勇者】が属する国に伝わる宝である神剣にのみ使われている、仔細不明の謎の金属。

 どんな高熱にも融けず、どんな衝撃でも変形せず、どんな金属よりも硬質である。【人界】には同様の性質を持った金属は存在せず、現状では量産が不可能なため、この【聖金】で創られた神剣の価値は計り知れない。

 1000年前の建国の祖が神から賜った神剣の素材でもある。

 その正体は【魔界】に流れる時間を結晶化したもの。【魔界】の時間の一部を剣にした為に【魔界】の時の流れが遅くなった。時間は不変であり、不壊である。その概念が凝り固まったもの。

 硬い硬い、恐ろしく硬い。ヤワラカクナイ並みに硬い。


 神剣

 【勇者】の属する国に伝わる、1000年前の建国の祖が神から賜った神剣。

 形はいたって普通のバスタードソード。ただし、刀身は金色に輝いている。

 1000年前の建国の祖が神が賜ったと伝えられており、唯一【魔王】を斃すことができるとされている。【聖金】で造られいて、その性質を十全に発揮しており【人界】で最高の強度を持つ【聖銀】製の武器を打ちつけようが、傷一つつかない。歴史が大きく動くときに力を発揮し、それを幾度となく阻止してきた。

 【勇者】が【魔王】にとどめを刺す直前に現れた【黒種】の少女の手によって光の球体となり、その1000年の伝説に終止符がうたれた。

 この剣は【魔界】にいた【黒種】の少女が造って与えた物であり、同じ物は存在しない。

 主人公の心臓を貫いたり、意思を持ったりはしていない。


 【大破壊】

 1000年以上前に発生し【人界】の大地の半分以上が消滅した異変。

 詳細は伝えられておらず【人界】の歴史学者・地質学者・人文学者からは長い間詳細不明とされており、解明の糸口さえ見つかっていない。一説には、別次元生命体の仕業とも考察されている。国の公式見解では暴走した【黒種】による大規模な破壊行為とされている。

 その真相は【白種】が発生させた、ある意味人災。【白種】の少女が当時捕獲された【黒種】の少女と邂逅を果たし、僅かな時間ながら深い絆を結ぶ。その後、民衆の前で処刑されようとしている【黒種】を目撃し、暴走。150時間近く暴れ狂った【白種】は生命の45%と大地の67%を消滅させた。命が尽きようとする直前に【黒種】の少女に救われ、共に旅をするに至る。

 【人界】七不思議の一つに数えられているとか。

 

 絆

 生物同士を結びつける、最も貴い概念。

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