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第95話 死亡フラグ?


「っ!ここは……」


確か俺は自分の部屋のベッドに入り寝ていたはずだ。

見覚えのある空間を見回してそこにいる人を見て俺は喋りかけた。


「何を言いに来たんだ?」

「時間がない。出来る限りのことを今話す。今の君じゃ塔に入っても確定で死ぬ。」


そういうのは俺たちにセツシート崩壊の未来を見せた古代の先人だった。


「とにかく……西に迎え。西だ。ここから真っ直ぐ西にだ。そこに僕の作ったダンジョンがある。」

「何で俺はそこに行かないといけないんだ?」

「僕自身の体の限界と、君たちの力不足だ。今とは言わないが塔の前にダンジョンが先だ。」








気づいた時にはもう朝になっていた。

古代の先人は随分と急いでいる様子だっだが何かあったのだろうか。


「あの…目白さん……どうやら俺は……」

「西に行くんでしょ。」

「えっ!?」


全てを知っているかのように目白さんはそう言った。


「古代の先人に話しかけられたのはあなただけじゃないのよ。」

「それはどういう……」


目白さんの口から出たまさかの発言に俺は聞いた。


「私にも古代の先人が干渉出来るみたいなの。あの時。ダンジョンで一緒に干渉出来るようになったそうよ。」


ダンジョンというと、俺と目白さんが未来のセツシートで攻略した最後のダンジョンか。

思えば何をされたかどうか気にすることもなかった。

その後の出来事が忙しすぎてそれどころではなかった。


「今すぐにでも行きたいところですが、一応みんなに言いにいきます。」

「そうね。前みたいなことになると大変だものね。」


塔の中にはフィオナがいる。

だが、今のままでは塔に入れば死んでしまう。

だから西に行ったところにある何かに行く。


「でも、古代の先人のことだしまた昔作った未発見のダンジョンでしょうね。」


目白さんの推測は納得せざるを得ない内容だった。

未来のセツシートでも俺が知らないダンジョンばかりを攻略していた。

現代に帰って来た時、そのダンジョンはちゃんと存在していた。

この世にはまだ発見されてないダンジョンはまだまだあるのかもしれない。


「力不足って具体的にはどんなことでしょうか。」

「古代の先人に言われたの?そうね。神に対して戦う力がないってことじゃないかしら?」


なるほど。

俺はミカエルに対して攻撃は一発も当てることが出来なかった。

それを古代の先人は力不足と表現したのだろうか。


「ともかく、目白さんも行きますよね。」

「当たり前じゃない。もう二度とあんな事にはなりたくないから。」


俺が聞くと目白さんはそう答えた。









「なるほど。西にあるダンジョン……」


学校の放課後、俺はまず理事長に欠席許可をもらいに行った。


「少し危険ではあると思いますが塔に入るよりはマシですかね。許可しますよ。」

「本当ですか!」


思っていたよりも簡単に理事長は許可を出してくれた。


「ただ、危険と感じれば帰ってくるのと無理そうならばこの石を割ってください。」


そう言って理事長は俺の方に一つの青い石を渡して来た。


「これは?」

「その石を壊せばもう一つの石。つまりこれに反応が出て壊した場所の近くに行くとこの石も反応するようになる道具です。」


なるほど。

壊せば反応してその近くに行けば行くほど反応するようになるってことか。


「分かりました。もしもの場合はそれを壊して連絡します。」

「ところで出発はいつの予定で?」

「なるべく早くですね。出来るなら明日には。」


理事長は驚いたような反応を見せたが、すぐに冷静さを取り戻した。


「じゃあ、欠席許可を出すのはグレイさんとメジロさんでいいですか?」


机の上にある欠席許可証を書く理事長が言った。


「はい。」

「くれぐれも無理はしないようにして下さいよ。」


そう理事長に言われて俺は欠席許可証をもらって部屋を後にした。







「そういうわけなので少しの間僕たちとは会えませんが許してください。」


家に帰る前にアルバートたちに俺は明日から学校が休みになると言うことを話していた。

前回のように俺たちを探して命を危険に晒すようなことはできない。

フィオナがいない今は三人で来るのはもっと危険だ。


「でも、今回はしっかりと準備しているので大丈夫ですよ。」


そう言って俺は三人に理事長からもらった石を見せた。


「これは?」

「理事長からもらったもので危険な時に石を壊すともう一つの石で場所がわかるようになるんだ。」

「便利なものもあるんだな。」


アルバートは俺の説明を聞いて感心していた。


「それに、マロンとノアも連れて行くから。」

「それなら安心できるけど……」


ローズは何か言いたそうにしながら黙った。


「ローズ。きっと、グレイなら大丈夫よ。」


黙っているローズにジェイミーがそう言った。


「そうだよね。グレイなら大丈夫だよね。」

「けど、危ないと感じたらすぐ逃げろよ。あの海底都市だって判断が遅かったら海水に飲み込まれてだかもしれないし。」


アルバートがそう言った。

確かに海底都市は判断が遅れていたら破壊された結界から入り込んできた海水に飲み込まれていたかもしれない。

ただ、その海底都市の城を爆破する要因を作ったのは俺なのだが。


「俺は大丈夫だよ。きっと帰ってくるから。」

「それが死亡フラグにならないといいけど。」


その後、アルバートたちと少し会話をして俺は家に帰った。

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