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第44話 目を覚ました時




—グレイ視点—





「っ!」


意識が戻ってすぐに俺は体を起こした。


「ここは…」


横にいる目白さんの意識があるかどうか確認して辺りを見回した。


「んん…」


横で頭を抱えながら目白さんが体を起こした。


「目白さん!ここすごいですよ!」

「何よ。もうちょっと静かに…し…て……」


俺の言葉に耳を傾けて辺りを見回した目白さんは途中で言葉を話すのをやめてしまった。

それもそうだろう。

ここは、海の中なのだから。

海の中といっても水の中にいるというわけではなく海の中に空気のある空間がありその中にいるということだ。

だが、それに加えてこの海の中にある空間には建物がいくつも建設されていた。


「ここはどこなのかしら?」


目白さんが辺り見回しながら言う。


「あぁっ!」


突然俺の視界が歪んだ。


「こんな生活がいつまでも続いたらいいね。」

「みんな逃げろ!」

「やめて、く…れ……」

「神よ!怒りを鎮めたまえ!」


頭の中に幻覚と幻聴が混じり合った。


「んんっ!!」


目白さんも頭を押さえながらその場にしゃがんだ。

俺の頭痛が治ってきた時、ほぼ同時に目白さんも体を起こした。


「今のは…」


体をよろめかせながら目白さんの方を向く。


「とりあえずあそこへ向かいましょう。」


目白さんが指を差したのは奥の崖の上に切り立った美しい城だった。

目白さんの跡をついていきながら考える。


「今は先ほどいたような未来なんでしょうか?それとも現代なのでしょうか?」


前に進んだまま目白さんが答えた。


「少なくとも過去ではないはず。さっきのよくわからないゲームを再現したとかいうダンジョンをクリアした。それで、現代に戻って来れていたらいいのだけれど。ここを見るだけじゃ判断できないわ。ただ、あそこらへんの建造物を見るに過去ではないはずよ。」


先ほど俺たちは恐らく未来のダンジョンをクリアした。

そして、古代の先人たちの持っている知恵を頭の中に叩き込まれた。

だが、その内容が思い出せない。

思い出せないというよりわからない。

どうやって古代の先人たちから授かった力を使えばいいのかもわからないしそもそも力を授かったのかどうかもあやしい。


「ここが入り口かしら。」


そうこう考えているうちに城の前へ到着した。


「誰かいる…」


城の門の奥で誰かが座っていた。

遠くから見ているからわからないが恐らく数人はいるだろう。


「えっ…」


門の前まで行ってそこに座っている人たちの姿を見ると俺は自然とそんな声を出してしまった。





—フィオナ視点—






「んん。」


目の前の眩い光が収まると共に私は目をそっと開けた。


「ここは…どこなの…」


後ろでノアとマロンに守られながら辺りを見回したジェイミーが言った。

他の二人も同じように辺りを見回していた。

 

「どうしたものでしょうか。」


天井を見たノアも言った。

私たちは崖の上にある城の前にいた。

転移した場所もすごいがもっとすごいのはこの空間である。

天井も横の壁も丸い球体のようになってその外は青く透き通っていた。


「もしかして…海の中なのかな。」


空間の外にある青い場所を優雅に泳いでいた少し大きな魚を指差してローズが言った。


「じゃあ、ここは海の中にある水中都市とでも言うべきなのかしらね。」


ローズが言った通りここが海の中ならばそうなる。

それはそうとしてここから出る場所はないのだろうか。

海の中にいるのならば必ず外に出る場所があっても不思議じゃないのだが、辺りを見ても怪しいところは目の前の城以外見つからない。


「ここから出るためにとりあえず今はあのお城の前で休ましょう。」


マロンが三人をノアに任せて城の方へ安全確認をしに行った。


「大丈夫ですよー。こっちへきてください。」


マロンが城の門を開けて庭を確認し今日はここに泊まると言う決断をした。

明日からこの城を探索して元の世界に帰る方法を見つけようと言う結果になった。

「面白かった!」


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