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第24話 ダンジョン攻略②


いつものように俺が朝起きて朝食を取りに図書館へ行った。図書館の机の上には1つの手紙が置かれていた。


私は今日はこの街の中や付近を探して何故こうなったのかを探すから今日はあなた一つで魔法石を集めてください。


「はぁ!ふざけるなよ」


そう言って手紙を破ってしまった。街の付近を探すってただ自分がダンジョンに行って命をかけて魔法石を入手するのが嫌なだけじゃないか!

その苛立ちを抑えるべく俺はテーブルにあったパンを食べて落ち着かせた。

こんなことを言われたら今日中に残りの8個の魔法石を集めてやると思い、パンを食べ終わったらすぐに近くのダンジョンから攻略していった。

1つ目2つ目と順調に行っていたが、3つ目でその流れも止まってしまった。

3つ目のダンジョンには魔法障壁が入り口に張られていた。

強引に魔法で破壊しようとしたが全く壊れなかった。

それどころか俺の魔法を吸収してどんどん固くなっていき手がつけられなくなってしまった。

だから近くをしばらく捜索していると小さな石板と何かをはめ込む台座があった。

近くによってその文字を読む。


ここは9つの魔法石を集めないと入れないダンジョンである。

それはつまり、ここが最後で最も強いモンスターたちがいるということである。

これを見たのならば残りの魔法石を集めてここに来るべきである。

そして9つの魔法石が集まりしときに最後の道が開かれる。


そう書いてあった。

要するにここ以外の魔法石を集めて来いって話だろ。

そのことを理解した俺はここを飛ばしてすぐに次のダンジョンに向かった。

次のダンジョンは前のダンジョンよりも時間がかかった。

なぜならダンジョン自体が水没していたからだ。

これはこのダンジョン特有のもので一面が水浸しで周りの木を倒して船を作っていたのでダンジョンに入るのが遅れた。

やっとのことで1番奥に着いた時そこで現れたのが水竜だった。

前戦ったのと同じくらいの大きさだった。身体には相変わらず水を取り巻いていた。


「あいにくもう攻略方法は知っているからさっさとその奥の扉にある魔法石回収させてもらいます。」


そう言って以前と同じように戦うが今回は1人だから動きに無駄を作らないようにする。

まず周りを取り巻く水を火球で蒸発させて水流の視界を奪っているうちに硬い鱗を溶かすべく塩酸を思いっきりかけた。すると水流の鱗が溶けて地肌が見えたのでそこに水素爆弾球をぶつける。

すると水竜は暴れ出したが、すぐに収まり水上に倒れた。

その隙に奥にあった扉を開けて魔法石を回収した。

図書館に戻って時計を見てみると時間はもう12時を過ぎていたので机の上にあった果実を食べて残りのダンジョンを攻略すべく瞬間移動をした。




残りの7つ魔法石を集め終わった時には時間はもうすっかり夜だった。

最後の3つは特にきつかった。

1つ目は火竜が出てきて、2つ目は土竜が出てきた。

最後の9つ目のダンジョンでまさかの水竜と火竜の真逆で最も強い組み合わせで、水球ウォーターボールを撃ったら水竜に吸収されて火炎球ファイアーボールを撃ったら火竜に吸収されて酷い目にあった。

でも結局最後は2つの竜が魔法を吸収させないように魔法壁を張るとあっさり倒せた。

でもそこに辿り着くまでに実に30分ほどの時間を費やしたのだ。


「あら、遅かったわね。こんな時間までどこに行ってたの?」


メジロさんにそう言われたので俺は答える。


「ちょっとダンジョンに行って魔法石を集めていましてね。」


と言った。メジロさんは机の上によくわからない大きな本を読んでいた。

俺はテーブルの上にある食材を取るついでにチラリと内容を見たが全く理解出来なかったが一つだけわかったことがある。

それは、目白さんが今読んでいる本は魔法陣について書かれているということ。


「なんでその本を読んでいるの?」


思わず聞いてしまった。目白さんはゆっくりとこっちを向いて話しかけてきた。


「古代の先人たちがなぜ私たちだけが反応する魔法陣を作れたのか、そしてなぜ私たちがこの場所に呼ばれたのかを調べるためよ。」


確かに古代の先人たちはすごい。

俺たちつまり日本などの外の国から来た人たちのみを分別して魔法陣を反応させるという繊細な作業をすることができるものを作った古代の先人たちについて調べるのは別に俺は口を挟まないけど、それを俺がダンジョンに行っている時にやられると流石に助けを求めたいけど誰もいない!なんて状況になるかもしれないからな。


「あの、明日のダンジョンは強そうな敵がいそうなので一緒に来てくれませんか?」


諦めかけていたが一応聞いてみた。


「そうね、私としてもまだ魔法石が集まるには時間がかかると思っていたけれど、早く集め終わったようね。いいわよ。でも、10個目のダンジョンに行く前に1日だけ時間を頂戴。そしたらそれに見合うほどの情報がおそらく手に入るから。」


そう言ってまた視点を本に戻した。まさか目白さんが、いいよと言ってくれるとは思ってもみなかったが、これでかなり安心した。




ー次の日ー




今日は目白さんが図書館にずっとこもって古代の先人たちのことについて書かれた文献を読み漁っている。

その間俺はというと、とてつもなく暇だったので改めてセツシートの街を見て回った。

ここに来てから約3日経ったがこの崩壊してしまった街をしっかりと見たことは一度もなかった。

まず、最初に山鳩亭へ向かった。

理由は一番近かったのと、5つ目か6つ目のダンジョンの最奥で山鳩亭の主人が作ったという文字が記されていたからだ。

それでもしかしたら山鳩亭内にも何かあるのではないかと思い、山鳩亭に向かったということだ。

山鳩亭は豪華だった入り口は無惨にも砕け落ちていた。

入り口に落ちていた煉瓦や石などをやっとのことで片付け終わりようやく中に入る。

山鳩亭内も外と変わらないほど酷い有様だった。

机は崩れていたり今にも崩れそうなバランスで立っているものもありめちゃくちゃだった。

それでも俺は前に進み厨房まで辿り着いた。

そして俺は厨房の扉を勢いよく開けた。

中には腐った食材やサビだらけの鍋があったりここはここで酷い状況だった。

そして腐った食材が置かれていた机の上に1つの日記が書かれていた。



2月16日


昨日は天から神が降りてきた。

もしかしたらここに来た人のためにその時の状況を記す。

まずセツシートに降りてきた神は大学に向かって行った。

そして大学を破壊して中にいた生徒たちも皆殺しにした。

破壊の限りを尽くした神は次にこの街に目をつけて人も建物も動物も何もかもを破壊し続けた。

そして明け方、神は天へと帰って行った。


2月20日


日本からの転生者と言って生き残っていた自分の元に3人ほどの集団が来た。

最初は疑ったがどうやら本当らしい。

自分たちは神には勝てないが、後から来る人なら倒せるかもしれない。

だから俺たちの力を後世に預けるとともに神の強さをわかってもらうために禁忌魔法陣を作り出した。


2月29日


ついに完成した。この魔法陣とその使用法を書いた紙を過去に送って俺たちを古代の先人って言うかっこいい名前にしちゃったよ。


2月30日


目的を達成したので俺たちはそれぞれ旅に出た。



と記されていた。この日記がなんらかの役に立つと思ったからだ。

だから俺はこの日記を持って図書館に移動した。

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