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1 エレノア


 わたしは生まれ変わったら絶対にヒロインになりたいと思っていた。だって、皆に愛され、皆に必要とされる、そんな彼女がひたすらに羨ましかった。乙女ゲームをプレイしていて、ついつい彼女に自分を重ねたくなってしまう魅力が彼女にはあった。


 「転生できるなら絶対ヒロインになれますように」

 わたしはそう願って、駅のホームに身を投げた。


 目が覚めた。

 前世の記憶がわたしへと流れ込む。

 つまり、わたしは転生できたのだ!


 わたしはベッドから飛び降り、すぐさま鏡を見た。


 そこには、金髪の美しいヒロイン、カナリア・ガーランドではなく、渦巻く白髪が特徴的なエレノア・フィツェーレが映っていた。エレノアは悪役である。


 わたしは愕然とした。


 わたしは悪役令嬢に転生してしまったのだ。



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