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4話~初戦闘

話によって1話毎の長さが結構違うかもです

俺たち3人は街の外、近くの森林へと来ていた。採取依頼である。

「よっし!ここらへんなら素材の薬草も生えてるからな。10本で1束で5束程欲しいんだとよ。んじゃシンが採取してる間は近くに出てきた魔物でも倒してくるか!」

「そうだね」

「え?マジですか、採取中俺1人かよ!」

 2人はそこまで遠くには行かないそうだが、魔物を倒して素材や魔石を取りに行くみたいだ。

「大丈夫だって、ここらじゃそんなに強い魔物も出てこないからさ!いざとなったらその弓でしのいでりゃあたしらが駆け付けるから!」

「いやいやいや!俺弓とか使ったことねぇから!?てか戦ったこともねぇよ!」

 いままで普通の学生だった俺が急に戦えるわけがないだろうぅ!だがそんな決死の叫びも右から左・・・そんな話知った事じゃないと2人は俺を無視して違うところへと去っていった。


「くそぅ、なんでこんな目に・・・こうなりゃやけだ!片っ端から採取してやるわ!」

 開き直って採取することにした。

 約1時間後・・・


「ふぅ、これで50本だぁ!にしてもこんな草がポーションの材料になるってのも不思議なもんだ」

 異世界侮りがたし。

 それより採取してた間魔物が1ッ匹も来なかったってことは、あの2人が周りの魔物を逃がさず狩ってくれたおかげだろう。

「さて後は2人が戻ってくるまでゆっくりしておくとするかなー」

 だがゆっくりすることは出来なかった。魔物が現れたのだ。

 グギャグギャとこちらに歩いてくる緑色の小鬼が1匹。

「ゴブリンか!魔物といえばやっぱコイツか!」

 やはりゴブリンは異世界魔物としては定番だな。おっと、こうやって考えている場合ではなかった。弓を構えて撃ち貫く!


 ひゅーーーー・・・・矢はゴブリンの立ってる方とは全然別の方へとんでいった・・・

「って使えるわけねぇだろうが!異世界で使うのは普通剣だろ!?なんで弓なんだよ!」

 職業がガンナーなのが全て悪い!てかガンナーなら普通弓も使えるだろ。弓はあれか?ハンターか職業ハンターしか使えないのか!?

 ゴブリンが突っ込んできた

「うぉ!?ッぶねぇ・・・とりあえず2人が援護に来るまで耐えるしかない!」

 なんとかゴブリンの突撃を避けたが、こっちの攻撃も当てることは出来ない。ジリ貧の闘いが今始まる!?


 一方その頃・・・

「あーハハハハハ!!おい見ろよイヴ!あいつの撃った弓矢、ゴブリンとは全然違う方へ飛んでいったぞ!」

「見てないとはいえ流石にそこまで笑っちゃかわいそうだよ・・クスッ」

 アーシェとイヴの2人は、シンから離れたところで弓の扱いの下手さを笑っていた。その2人の周りにはゴブリン以外にもウルフやハチなどの死体が転がっていたのだ。

 そう、ゴブリンが1匹だけシンの元に現れたのは2人がコイツ以外を始末したからである。シンの実力を見るために試しているというわけだ。


「けどこのままじゃ危なくない?」

「そうだなぁ・・・けどまぁもう少しだけ見ておこうぜ。もし殺されそうになったら助けに出るから戦闘態勢だけは解くなよ」

 一応シンが死にそうになったら助けにいくらしく、2人ともいつでも突っ込める準備は出来ていたのだった。



主人公の百発零中が発揮、まぁいきなり弓を渡されてそれを自由自在に扱える人なんていないよね。

弓以外でも同じだけど・・・・

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