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2話~冒険者ギルド

本日2話目!

「くそぉ、こうして歩いてるだけでは無駄に時間を失ってるのと同じだ!意を決して人に聞くしかない・・・!」

 そうして俺は次に見つけた人に道を尋ねることにした!・・・だがそうして意を決したとたんに人とすれ違うことがなくなった。

「なぜだ!さっきまであんなに人がいたじゃないか!?このままじゃまずい・・・お?」

 少し先に女性の姿が見えた!この機を逃してはいけないと思ったシンはその女性に声をかけた!


「すいません!ちょっと道を聞きたいんですがいいですか?」

 声をかけながら近寄ると歩みを止めてくれた!

「僕?」

 おねぇさんはキョロキョロと周りを見渡して、最後に自分を指さしながら聞いてきた。

「そうです!冒険者ギルドがどこにあるか教えてほしいんですよ?」

「うん、いいよ。ついてきて」

 おねぇさんは案内してくれるらしく、おねぇさんについて行く事になった。

 そのまま数分歩いたところで目的地へとたどり着いた。


「ここが冒険者ギルドだよ」

「ありがとうございます!助かりました」

 最後に挨拶だけするとおねぇさんはギルドの中へと入っていった。

「ここが冒険者ギルドか、とりあえず入ろう!」

 中に入ると割と静かで穏やかな感じがしたが、見回した感じ酒場と併設しているみたいなので夜とかは騒がしくなりそうな予感がする。


 いくつかある受付の中、空いているところへと足を向けた。

「こんにちは、冒険者登録をしたいんですが大丈夫ですか?」

「こんにちは!登録ですね、それじゃぁ手数料2000ゴルかかりますよ!」

 マジかお金かかんのかよ・・・これで足りるかな、俺は袋からなけなしの金貨1枚取り出して渡した。

「はい、10000ゴルですねー。おつり8000ゴルと、これに身長とか身体的特徴とか書いて下さい」

 銀貨8枚と紙を渡された。

 なるほど、この世界の通貨の単位はゴルで金貨1枚10000円、銀貨1枚1000円ということだ。

 17歳、身長170cm、体重60キロ、黒髪、アマミヤ シン・・・


「ありがとうございます!冒険者は簡単に言うと何でも屋さんみたいなものですから頑張ってくださいね!」

 冒険者ランクがブロンズ→シルバー→ゴールド→プラチナ→ブラックの順で格が上がる。

「あちらの掲示板からか、私たち受付に聞いてくれれば貴方にあった依頼を選ばせてもらいますから、気軽に聞いてくださいね!」

 俺はブロンズのカードをもらい

「ありがとうございました。それでは何かあれば聞きに来ますね」

 と、お辞儀をして掲示板の元に向かった。


 壁に貼られていて今俺にできそうな依頼は、「街の掃除の募集」詳細は街の役所まで。とか、「採取の依頼」ポーションを作る材料が足りないので薬草の採取をお願いします、詳細は道具屋の店主まで。とかそういうものが無難かな。

 俺はその紙をはがして受付まで持っていく。

「早速依頼を受けるんですね。ふむふむ採取の依頼ですか、これならそこまで危険もなさそうだし大丈夫かな。こちらで受理しておきますね、けど無理はダメですよ!」

 店の場所も教えてもらい、道具屋に向かうことにしたのであった。


 一方その頃王城では他に呼び出された3人は少し時間が欲しいと言い別の部屋で落ち着いているところだった。

「ふぅ、何か不思議な状況になったね」

 この男は斎藤さいとう 公平こうへいイケメンでクラスの男女問わず人気者だ。

 職業は勇者。

「マジ意味わかんないし、いきなり魔王を倒すために力を貸してくれとか言われても~あたしにどうしろっていうのさ」

 この少女は島田しまだ 沙耶香さやかクラスのギャル系の女子たちのトップ。

 職業は賢者。

「だけど元の世界には今の状態じゃ帰れないと言っていた。悔しいが今の私たちは従うしかないだろう」

 この少女は風間かざま りん文武両道、元の世界ではあまり他のクラスの女子たちと関わらなかった少女。

 職業は剣聖。


「そうだねぇ確かに今の状況だとそれが一番かな。それにこの世界の人が困っているのを見過ごすなんてできないよ。1人でこの世界に連れてこられたわけじゃないし、3人で頑張っていこうよ!」

「あたしは公平がそれでいいならそれに従うし!」

 沙耶香が公平にすり寄りながら賛同する。

 凛はその姿を見ながら呆れたように違うことを考えていた。

(あの時、確かに私たちは3人しかいなかった。だが後で王がきた方の扉の奥に1人、同じ制服の男子がいたような気がしたんだが・・・まさかな)

 召喚されたとき凛だけは王が来た扉の方に視線を向けていた。考えているとドアがノックされ王に呼び出されることになったため、彼女はその考えを忘れることとなたったのだった。



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