14話『可愛いは正義です』
僕「約一週間ぶりか」
僕「あ、ちょうどいいや、ギルド報酬ももらっていこう」
訓練でスライムを大量に倒した。いや、倒させた?
町の中へ入る
僕(一週間ぶりに歩いたが、やっぱ中世クラスか。)
町を歩いていると
「やめてください!」
「ちょっとだけ、だからさぁ」
「嬢ちゃん、言う事聞いた方が身のためだぜ」
路地裏の方から声が聞こえたので見ると
大柄の2人の男性が、少女に迫っていた
僕(水色のロングか…凄く可愛い。歳は14辺りかな)
男1「ほら!こっち来い!」
少女「嫌!離して!」
少女「誰か!誰か、助けて!」
男1「うるせぇな」
少女「痛い!」
僕(見てられねぇ。良くみんな見れるな。誰か止めろよ!)
いつのまにか野次馬が集まっていた
僕(っと、早くしないと)
早くしないと、少女は連れ去られてしまう
僕「いい歳した、大人が子供に手を出すなんて、あなた達はロリコンですか?」
男1「あ!?なんだテメェ!」
男1「ギルドBクラスの俺を馬鹿にしてるのか」
僕「あなたレベルいくつですか?」
男1「ふんっ お前なんかより全然高いぞ」
男1「LV19だからな」
僕(うわ、ざっこ、こっちLV52なんですけど)
僕(よし、面白くなってきた。やるか)
男1「分かったらさっさと失せろ!」
僕「皆さ〜ん、ここにlv19のくせにいい歳して、力無き子供に手を出してるロリコンがいますよ〜。ハハハハハ」
男1「なんだと、テメェ!ぶっ殺してやる!」
男1「死んでも、文句言うなよ!」
僕「あなた達と対等に話し合う気もありませんがね」
男1「許さん!」
うおおおおおお!
男が斧を構え、突っ込んできた
近くまで来ると、斧を振りかざしてきた
僕(おっそ!)
僕は素早く斧を回避した。
男1「くそぉ!」
男はまた、突っ込んで、振りかざしてきた
また、回避し、男の背後に回り込み膝を折る(膝カックン)
男「あぁぁぁぁ!」
僕「あ、」
僕(力入れ過ぎた…まぁいいか)
その後、首に腕を回し、いつでも首を締めれる体勢にした。
男1「いってぇ!」
男1「!動けねぇ!こいつの力どうなってんだ!」
僕「さて、そちらさんよ。今なら、その子をこちらに解放してくれたらこのクズは助けるけど、どうする?」
男2「な、なんだとテメェ」
男2「そんな、脅しに…乗るわけ…」
僕「めちゃくちゃビビってますよー。プギャー」
男2(ブチっ)
男2「こいつは殺す、そしてお前も殺す」
男2は、少女を壁に押し倒すと、武器を取ろうとする
僕 (ふん)
ギギギ
僕は腕に力を入れた
男1「あぁぁぁ、痛い痛い痛い!」
僕「どうする、このまま力入れ続けたら、こいつ死ぬよ」
男1「分かった離す離すから、助けてくれ!」
僕「この人はこう言ってるけど、どうする?」
男2「くっ!」
男2「うぉ!グハッ」チーン
男2が少し悩んだ隙に、少女が股間を思いっきり蹴った
そして、少女はこちらに走ってきた
少女は僕の後ろに付く
僕「ご協力ありがとうございます。」
僕「約束どうり。彼は開放します」
そういうと、僕は腕を離した。
そして、少女の手を取り、走った
どこへ行くかって?知らんな
ある程度離れたところで、普通に歩き出した
少女「はぁ、はぁ ゲホゲホ ちょ…っと、休んでも…」
僕「あ、うん。いいよ」
僕(またやってしまった。レベル上げたのはいいけど、体力の制御が…抑えるの嫌いなんだけどね)
僕達は適当に休めるところで休んだ
僕「ごめんな、いきなり。落ち着いた?」
少女「はい。ありがとうございます。」
少女「足、速いんですね。」
僕「あ、うん。それよりさっきはなんであんな事に?」
少女「はい。いきなり、金は払うから、やらせろと言われて」
僕(やっぱ、ロリコンか)
僕「嫌だったんだよね?」
少女「そんなの当たり前じゃないですか!」
僕「いや、まぁ、そうだな」
僕(選択は間違ってなかったか)
少女「すいません。助けて貰ったのに」
僕「いや、僕が聞いたから、僕のが悪いよ」
少女「でも、私何もお礼が」
僕「お礼?要らない」
少女「え!でも、私どうしてもお礼が…」
僕「いや、いいよ。それより、家まで送るよ」
少女「いえ、そこまで、気を遣われては、一人で帰ります」
僕「また、襲われたら、大変だろ」
僕「どこ?」
少女「さっきの路地を進んだところです」
僕(戻るのか〜)
僕「じゃあ、なおさら、付いて行ったほうがいいな」
少女「………」
僕「じゃあ、行こう」
少女「はい。」
僕達は、先程の場所の方向に歩く
少女「あの名前教えてくれませんか?」
僕「まだ、だったね」
僕「といっても、名前なんて無い。ただの、旅人さ」
僕「君は?」
少女「ティアラです…」
僕「ティアラか…」
ティアラ「さっき旅人といってましたが、どんな旅してるんですか」
僕「あぁ、世界を回ってる。この国も明日には出発しようと思ってる。」
ティアラ「そうなんですね。」
ティアラ「………」
僕「どうした?さっきから浮かない顔して、もしかしてなんか、気に触ることでも?」
ティアラ「いえ、何でも無いんです」
僕「そう」
僕達は、大通りに出て、少し歩いたところで
ティアラ「あ、海斗さん!」
僕(!この声は!)
ティアラ「あ、この国の王女様ですよ!」
僕「へ、へぇ(ガクガク)」
ティアラ「ほら、こっちに来ますよ!」
僕「え、」
マリア「もう、海斗さん。何で無視するんですか!」
僕「………」
ティアラ「え!お知り合いだったんですか?」
僕「………」
マリア「このお方は?」
僕「さっき、襲われてたから、助けた子、今家まで送り届けてる」
僕(なんか忘れてるような…)
マリア「そうですか、それにしても、海斗さんの所に行こうと思っていたので、ちょうど良かった」
僕「そう、あ、そうそう。明日、出るから。それを報告」
僕(忘れる所だった)
マリア「そうですか、遂にいってしまうのですね」
僕「うん」
マリア「もうちょっと、いても」
僕「いや、決めた」
マリア「そうですか。それでは、わたくしはこれで」
僕「あ、うん」
マリアは城の方へと帰って行った
僕(あれ?拠点に行くんじゃ無かったの?まぁいいか)
僕「じゃあ、行こうか」
ティアラ「うん。」
ティアラ「海斗…海斗さんか(小声)」
僕「え?」
ティアラ「名前あるじゃ無いですか。どうして教えてくれなかったんですか!」
僕「いや、それは」
ティアラ「私なんかに、教えたく無い。そういうことだったんですね」
僕「いや、そうじゃな…」
言い切る前に、ティアラは走り出した。
僕「ちょっ…待て!」
僕
僕はティアラを追い、捕まえる
僕「おい、待てって」
ティアラ「離してよ!」
ティアラ「私なんか…(小声)」
僕「……とりあえず、落ち着け」
ティアラ「痛い!」
僕「おっと」
また力を入れすぎたようだ
僕「一人じゃ危ないぞ。」
それでもティアラは逃げようとする
僕(こんな、大通りでマズいな)
ティアラ「私のことなんかほっといてよ!」
僕「そうはいかない」
兵士「おい!何やってる!」
2人の兵士が来た。誰かが通報したのだろう
僕「チッ!」
僕は手を離し、右の路地へ逃げ込んだ
僕はスマホを取り出し、地図を見ながら逃げる
どうやらこの国のマップは東西南北にどの道も伸びている、凄く分かりやすい道だ
僕は止まり後ろを振り返り待つ
兵士「いたぞ!」
2人共僕を追ってきたようだ
僕は兵士を引き付けたところで
僕(よし、左) ※主人公は振り返ってるので主人公から見ると右です。
左へ進むと
壁があった
僕(行き止まりかよ)
僕(よし跳躍)
僕は跳躍で壁を登る事に成功した
そのまま反対側の道に降りる
そして、先程の大通り目指して進む
僕「よし、見えた。」
大通りに出た後、ティアラに出会った路地裏に直行する
その路地裏に着いた
僕(おそらくまだ着いていないはず。よし、ここで待つか)
僕は見つからない所に隠れて待つ。幸い路地裏には隠られそうな場所がいくつもあった
40分程待つと
ティアラが現れた、しかし兵士の姿もある
僕(兵士もいる。それはそうだよな。変質者に襲われたんだもん)
ティアナ達が行った事を確認し、尾行する
僕(本当にストーカーだな。変質者で間違いない。ストーカーとか小学生以来だな)
ちょっと進んだ所にあるボロい小屋この前でティアナ達は止まった
僕(あそこか?)
その後しばらく様子を見て、兵士達が、去った事を確認した
しかし、ティアラは家?に着いたにもかかわらず。前に座り込み入ろうとしない
僕(どうしたんだ?もしかして、家に帰りたくないのか?)
しばらく様子を見たが全く動こうとしない
顔はものすごく沈んでいる
そこへ、先程襲ってきた男2が横からきた。男1はいないようだ。
近くに隠れていたため、声も聞こえる。(レベルが上がってるせいもあるが)
※レベルが上がると、身体能力の他に、視力、聴力、嗅覚なんかも上がります
男2「よう、見つけたぞ!俺は最高に運がいい」
ティアラ「!!!」
ティアラは驚いた表情をするが、すぐに冷静な表情に変わった
男2「さっきの借りは返してもらうからな。」
男は剣を抜く
僕はナイフとアナコンダをとっさに構えられるようにして、足音を立てずに男に背後から近づく
男2「俺は優しいからな。最後に選択肢をやる、俺とやるかここで死ぬか決めろ!」
僕(多分、やったとしても、ちょっと生き延びれるだけで、終わったら殺すんだろう)
ティアラが口を開く
ティアラ「もう嫌だ。殺して(小声)」
男2「あ!?なんだって?」
ティアラ「私、取り返しのつかない事しちゃった(小声)」
ティアラの顔に涙が浮かんだ
ティアラ「殺して!」
男2「そうか、分かった。最後に言いたいこと言わせてやる」
といっても、聞いてるのは、男と僕だけだった
ティアラ「これが恋なんだね。好きな人が出来て良かった…」
男2「それだけか…それなら約束どうり」
そして男が剣をふりかざそうとする、僕は男の手首を掴み止めた
男2「な、!お前、いつのまに!」
僕「はぁい、そこまで、こんな小さな子が殺されるのなんか、見たくねぇぞ」
その後、僕は男の手首あたりを蹴る
男2「グッ!」
カーン
男はあまりの痛みに剣を落とし腕を抑える
その後、男の背後に回り、体と腕を抑え、右手でナイフを首元に突き立てる
僕「確か、ギルドの人ですよね。って事は、戦闘もするはずだ。周りを警戒しないなんて、すぐ死にますよ」
僕(まぁ、僕も周り見ないんだけどね。ハハハ)
男2「ひ、ひぃ!ごめんなさい。」
僕は男を男のきた方向に解放すると、男は逃げていった。
僕「あ、忘れ物…まぁいいか。」
剣がその場に放置されている
僕「武器も捨てて逃げるのか…」
僕はティアラに近づき
抱きしめた
ティアラ「!!!」
ティアラ「か、かい (ヒック うぅ ヒッ)泣)」
僕「ちゃんと生きてるな。よし」
抱きしめるのをやめた
僕「うーん、落ち着きそう?」
ティアラ「ヒッ うわぁぁぁん(泣)」
僕「辛かったのか、そうか、そうか」
僕「思いっきり、感情出せ、そうすれば少しは楽になる」
家らしき小屋のドアが開く
僕(お、親かな?)
男性が出てきた
父?「うるせぇぞ!」
ティアラ「ヒッ!」
父?「お前か!こんな所で、わぁわぁ、騒ぎやがって!」
僕(えぇ!ちょ!)
僕「あの、すいません。この子のお父様ですかね?」
父?「あ!?だとしたらなんだ!文句あんのか!?」
僕「すいません。」
父?「いいか!次騒いだらただじゃおかないからな!」
バンッ!
僕 (えぇ)
ティアラ「ヒッ!ヒッ!ヒッ!うぅ!」
完全に怯えている
僕「あれ、お父さん?」
ティアラは首を縦に少し振る
僕「そうか、ごめん。」
僕「一回ここ離れようか」
僕「なんか、ご馳走するよ」
ティアラは首を縦に振る
そういうと、僕達は歩き出した。




