13話『ギルド…その発想は無かった』
旅を始めると言ったな、あれは嘘だ！
ウワァァァァァ！←サリーーー！
前回の次の日
僕達は朝ごはんを食べている
マリア「そういえば、皆さんはギルドへは入られるのですか？」
僕「ギルド？」
マリア「はい。冒険者組合とも言います。入る事で、依頼などを受け、それを達成して、報酬をもらったり出来ます」
僕「ふーん(よくある設定だな)」
マリア「ギルドで、冒険者身分証も作れます。この国では身分証は必要ありませんが、他の国だと必要な国もあります。なので、皆さんにはちょうどいいと思います」
僕「それは、大きいな」
僕「その他には？例えば、チームとかあるの？」
マリア「はい。一人もありますし、チームを作る事も出来ます」
僕「はぇー、人数制限とかは？」
マリア「特にはありません。しかし、チームを作るには、代表者がLV20以上というのが条件です。」
僕(え、僕、LV51なんですけど…)
僕「そういえば、この世界の平均LVっていくつなの？」
マリア「えっと、確か平均は18くらい、一番高い人がLV93だったと、その下がLV32だったはず」
僕(え、その差は何！？)
僕「姫さまはいくつなの？」
マリア「…恥ずかしいです…」
僕「あ、そう」
マリア「1です」
僕「結局、言うのか」
マリア「うぅ、戦闘なんてした事ないので…」
僕「逆にしてたら怖い」
僕「そういえば、聞いてなかったけど、みんなのレベルはいくつ？」
ノワール「私はLV30ね」
ベール「わたくしはLV31ですわ」
ユニ「LV24よ」
ネプギア「私も同じです。」
ケーシャ「私はLV18です。」
チカ「わたくしはLV17ですわ」
f2000「私はLV27です。」
他の子も27、8だった2名除いて
DSR50「私はLV35です。」
僕(！？)
m2「私もLV37だね」
僕「え！？」
コブラが口を開く
AH1「あの私…LV41です。」
その言葉にその場が凍った
僕(あ、熊と竜か…)
僕(じゃあなんで僕がLV50台なんだ？)
〜♪〜
僕「うん？」
スマホを開く
『あなたの仲間が上げた戦果は、8割、あなたにも反映されます。』
僕(8割！！！)
僕『はい。分かりました』
スマホを閉じる
僕「次行こう」
ヴァチェスラーフ達は7〜10くらい、エレスタシア達は2〜5であった
次の日
みんな揃って、町のギルドで登録した。そして、LV51と知った受付員はモノ凄く親切な対応になった。
∑(゜Д゜)←その時の受付の顔…草
勿論、チームも作ったぞ
名前は…UNFにした。国際連合軍(United Nations Forces)、国連軍の英語表記の頭文字から取った
加入、チーム制作には金が必要だったが…何故か、マリアが工面してくれた。何でだ？女性に払わすのは、男としてあまり好きじゃない
ヴァチェスラーフ達は犯罪が露見していなかった為すんなり入れた。
その後、適当にスライム討伐の依頼を受けておいた。訓練ついでに討伐しようと思う。
次の日
14時
ピンポーン
僕「うん？はーい」
ガチャ
玄関を開けるとマリアがいた
※勿論、姫さまなのでいつもは城にいなければならない
とはいっても結構な頻度で来るが
僕「お、また来たのか。構わんが」
マリア「はい。ありがとうございます。」
マリアとロドリックを中に入れる
マリア「今日は嬉しいニュースを持ってきました」
僕「え。嬉しいニュース？」
マリアはテーブルの椅子に腰掛け
マリア「ロドリック」
ロドリック「はい」
僕の前に、小さな箱が置かれる
僕「え、何これ」
マリア「うふふふ」
マリア「開けてみてください」
僕「お、おう」
ガチャ
僕「・・・はぁ！？」
箱の中には、その世界の通貨がたくさん入っていた
※この世界での通貨
プラチナ硬貨…現在の100万円 ※硬貨直径7cm
ゴールド硬貨…現在の10万円※硬貨直径5cm
エメラルド硬貨…現在の1万円※硬貨直径4cm
ルビー硬貨…現在の千円※硬貨直径4cm
サファイア硬貨…現在の100円※硬貨直径4cm
シルバー硬貨…現在の10円※硬貨直径2cm
カッパー硬貨…現在の約1円※硬貨直径2cm
一般人ならがんばってルビーくらいまでしか見れない
箱の中にはプラチナ硬貨が入っていた
僕「え！…何枚？」
マリア「プラチナ8枚、ゴールド3枚、エメラルド5枚です。」
僕(確かこうだから……約835万円相当…か…はぇー)
僕「これ何？」
マリア「前のビックベアの報酬です。」
マリア「あのビックベア、プラチナ3枚、ゴールド3枚の価値がついたんですよ！！！」
僕「はぇー、すっごい。残りは？」
マリア「プラチナ、エメラルドの5枚はお父様からの」
僕「え、何で？」
マリア「わたくしを救ってくれたり、後仲良くしてくれてるお礼だと」
僕「いや、報酬なら貰いましたよ！？それに仲良くしてるだけで！？」
マリア「はい」
僕「王様、太っ腹ですね」
僕「でも流石に…プラチナ5枚は受け取れません」
マリア「そうですか…確かにわたくしもプラチナ5枚はやりすぎと思います」
僕「だろ」
マリア「わかりました。プラチナ5枚はまた、お父様とお話を」
僕「あ、そう」
マリア「それでは、私たちはこれで」
僕「おう」
僕 (はぇー)
僕「みんながいなくてよかったな、見つかってたら…ノワール達と一部は拠点にいたわ…」
それから、その日もう一度マリアが来て、王様いわくプラチナ5枚は受け取って欲しいとのこと、仕方ないので受け取った。
そして2日後
7時
ピンポーン
僕(マリアかな…出るのだるい)
僕「ノワール〜代わりに出て〜」
ノワール「はぁ、何処ぞの駄女神みたいね。分かったわ」
※現在、みんなは訓練中である。僕とノワールは少し休憩しているが…
僕(全くタイミングの悪…ゲフンゲフン…いいこと)
ガチャ
ノワール「はい」
ノワール「はい。少しお待ちください」
ノワール「残念だったわね。海斗に用らしいわ。」
僕「え？マリアじゃなかったの？」
ノワール「えぇ、あなた何かやらかしたの？」
僕「え？」
出ると、そこには、見知らぬ男性3人がいた
真ん中は正装、後ろ2人は兵士の様だ
？？？「江ノ島 海斗さんですね」
僕「はい」
？？？「アスニア王国軍の者です」
僕「はい、えっと僕何か…」
僕(思い当たる節があり過ぎて逆に分からんやつ)
？？？「今日は、謝罪をしに伺いました」
僕「え？謝罪！？」
？？？「まずは、こちらを」
僕(また箱か…壊れるな)
？？？「謝礼金、ゴールド7枚です。」
僕「え？」
僕(70万！？)
？？？「前、軍竜が逃げ出しまして、あなた達が討伐されたと聞いたものですから」
僕「軍竜…って何ですか？」
？？？「え！？軍竜をご存知でないのですか？」
僕「どんなのですか？」
？？？「灰色のドラゴンです」
僕「確か5日前、べリュート山から帰った来るときにあったドラゴン…かな？」
？？？「はい。それです。実はその時、我々も厳戒態勢をひいてたのですが…なかなかとらえられずに」
僕「ちょっと待ってください。逃げ出したってことは、軍が調べてたかなんかのドラゴンですか」
？？？「いえ、軍竜は竜騎兵のドラゴンです」
？？？「5日前に死体で発見されたので」
僕「軍のドラゴン倒しちゃったよ。いくら弁償すれば良いですか？」
？？？「いえ、今回はこちら側が悪いので、襲われたという謝罪と、討伐のお礼です」
？？？「元々、討伐予定でしたので」
僕「そうですか、それなら良かった」
？？？「それでは、ご用はそれだけですので」
僕「はい。あ、ちょっと待ってください」
？？？「はい？どうかなさいました？」
僕「僕達が倒したって話、何処で聞いたんですか？」
？？？「町中で有名ですよ」
僕「え！？」
？？？「よろしいですか？」
僕「はい。すいませんでした」
僕(噂に…どういうこと、あ！あーいーつーらーかー！)
3日前、マリアがお金を持って来た日に仲間たちが町へ行っていいかと聞かれ、OKしてしまった
…誰かが自慢したのだろう
その夜、全員で犯人捜し&説教した
こういうことが起こるから、申告制なんだろうな(多分半分違う)
この時、申告制してたのである程度、絞れたがな
遂に前回から一週間
みんな銃の使い方にはある程度慣れた。まだ、基礎体力は十分とは言えないがこれからだ
AKに至っては、分解組み立ても一応できる様になった。(だって上外してバネ抜いてスライド抜いてまた上外して…だもんな。楽ー)
mp443もスライドを外せる様にはなっている
あ、因みに機関砲部隊は仲間3、4、12、14、18、21…男4、女2
狙撃部隊は8、9、31、男2、女1
衛生兵は11、19、24、27、28、男1、女4
となった
僕「今日で一週間だ。予定通り明日出ようかな」
ノワール「何処に行くの？」
僕「まずは、ユナイテッドだな」
僕「予定としてはユナイテッドからワルゴン、ムーゲルタ、イタッツォ、アウストラ、西漢、ジパエルそれからアメリカ方面、一応今のところこんな感じ
※西漢は中国、朝鮮です
c96「やっと、出発だー！」
kar98k「あらあら、そんなにはしゃがないの」
ベール「マリアさんには伝えなくてよろしいのですか？」
僕「ちゃんと伝えるぞ。今から行こうかな」
ノワール「それなら、早く行きましょう」
僕「あぁ」
僕は、一人で城に向かった。
拠点を出るのは15話くらいになると思います
