表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
森に囲まれた!  作者: ちかず
40/233

新提案?!

いつもお読みいただきありがとうございます。

誤字脱字を含め、編集させて頂きました。

よろしくお願いします。


何が始まったのかしら?


目の前に積まれた料理の山に、サイ村長始めここにいる一同が全員黙ったままになる。


いつも、素晴らしい料理が届いていたわ。

でも、この量。


いったい…。


あ、丸鳥!


私はハイジャンプを決めて丸鳥を抱えると地表へ降りた。

あら?未だにポカンとする人がいたのね。

結構、しょっちゅうやってたのに。


それより、手紙があるはず…あ、あったわ!


手紙を開くと、アレロアとサイ村長が近づいてきた。


内容は、雪菜殿ではなく。

ギャビン殿からだった。


は!

振り返った時には、遅かったわ。

後ろには既にベレットがいた!

やはり、侮れないわね。



「そのスペルは、間違いなく我が君のもの。

この最中に、我が君が直筆のサインをするなとあり得ない。あるとすれば、恐らく前代未聞の事態のみ。ジェマ殿、何と…」


あら?私の睨みに気づいてはいたのね。

あのギャビン殿の王としての手腕。私とて高く買っていたのだ。


それを…。


ま、それよりも内容について早急に話し合いをする必要が出来た。

それには、この敵か味方か分からないベレットを仲間に入れなくては…。

事態は、それどころじゃ無くなったのだから。



別室に入った面々にまずは情報説明から。


「驚かず聞いて欲しいの。

実は首都に『靄鬼』が現れたと言う手紙だった。

惨状が漏れ出さないのは、吉兆かはたまた…」


私が濁した言葉を不思議に誰も驚かないとは?

その上、『靄鬼』の出現も…。

もしや…。


「洩れ聞こえる内容から予想しました」とサイ村長。


商人のフフサ殿も同じらしい。


やはり、周囲から聞こえる情報に既に予測が出来ていたのね。と、なるとかなり事態は進んでると見るべきかしら?


更に、ベレットからは驚くべき内容が!!


「我が国では、随分前からその姿を見たとの報告がありました。

我が君は、その時に備えて警護団を結成したのです。平民を守る平民の為の騎士団が必要だと」


アレロアが感動してるわ。

でも、問題点はソコじゃないわ!


既にこの国以外でも、『靄鬼』の活動が活発化していたという事。

そして、我々聖騎士よりもドルタ帝国内部の方が、情報収集能力があるという事ね。


ギャビン殿と言うより、このベレットの能力ね…。



「して、ギャビン殿は何と?この料理の理由は?」サイ村長の質問に。


「これは全て雪菜殿の案だとあります。

精霊の加護を受けた野菜を使用した料理。それこそ、『靄鬼』に対抗する方法じゃないかと」


『切り捨て』しかなかった対処方法なのに。

『靄鬼』に取り憑かれた人々は、既に人間でないとされ、最終的に『切り捨て』となる。

それは、誰にも苦痛を伴う作業で…。


だからこそ、雪菜殿の提案に希望が募るも、本当に効果があるのかも、不安は拭えない。

すると。


ベレットから提案が示された。



「今、首都から誰か掴えて連れて来る」



一瞬、何の事か分からない者達もこの名案に?に今ひとつ飛びつけないまま、沈黙が流れる。

捕まえた誰かは、元に戻らなければ…今まで通りにする以下ないのだから…



だが、今のところ代替え案も見えない。。




そして、始めて『靄鬼』と戦わない戦いが始まった…。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ