小説を書き始めたことで解り始めてきたこと④
……結局は、糸をたぐって、たぐって……結局は。
……結局は、そこに、そこに何もないことを確認するだけの作業のようなもの。
……そして、結局は、……やっぱり、また、いつものように、
わたしは、理想ばかり追っていたのだろうと気づく
……きづいて、気づけば、やっぱり、虚しいことを気づく
……ああそうか、と、気づく瞬間は、……ひどくむなしくなる
……結局は、なにをいいたいのかな
**
それは、全てのことに通じていて
結局は、……そういったもの、失望につながらない唯一の聖域が、創作だったということで
……そして、その聖域は、自らのものにまもられているものにすぎなくて
……それらは、いつでも、……簡単にヒビが入り、壊れるということを知っているということ
**
……結局のところ、わたしが、一番大事にしているものは、
この、自らのものにまもられているものの方
**
自分らしく、自由に書きたいというものを
きっと、わたしがこだわっているのは
そういったものにかかわっているのだと思う
**
……そういった、大事にしているものの根幹を追っているようなそんな創作
そういったものに、……結局のところ、外 は、関係がなくて
……結局のところ、だからこそ、まもろうとする聖域なのだと思う
自分のなかのもの
**
そういったものに身をなげる
……そういったものに
ただただ、おぼれたい
おぼれるということ、その状態そのものが
自由になるということだと結局は、自分のなかのものがそう言っているのだと思う
**
上手く言えないけれど、そういったある種の状態にすこしずつ近づいていけているから
小説を書くという創作において、少しずつ書きやすくなっているのだろうと思う
……それは、こうだからこうだ、と、論理的に話せるような事柄ではなくて
結局は、感覚として言いようのない事柄で
……けれど、説明はできなくとも、そこは、それは、わたしがいちばん大事に思っている
創作の根幹の部分なのだと思う
**
ここから先を、もうすこしうまく出来るようになれるのなら
もっと、先を見れるのかもしれないけれど
……やっぱり、まだそれは、靄のなか
2018/08/31 3:15
完結と致します。このような作品に目を留めてくださり、誠に有難う御座いました。
感謝を
失礼致します。