小説を書き始めたことで解り始めてきたこと③
書く、という根本に、頭を切り替えてみよう。
書く、とは、すなわちどのような心の状態であるといえるのか。
……それはすなわち、そのもの、ということ。
……もう少し、突き詰めて、答えるのならば、
それは、動かない、ということだ。
書くことは、動かずにできる。
そして、反射的に、言葉をそのまま、むしろ、声に出す前に、吐き出すことが出来る。
つまりはそれは、頭よりも先に、いける、ということであるとも思う。
そして、だからこそ、わたしは、書くことから、離れられないのだろうと思う。
それは、あらがえない享楽となって、わたしを縛り付けるのだろう
思考の先にある自由
身体を動かすことが好きなのも、そこにあるような気がするけれども、
書くことは、その先をいく
……書くことじゃないな
キーボードを打ち込むこと。
思考よりずっと先のそのコンマ何秒か先のそれ
それは、あり得ないほど癖になる
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……どうでもよい、
……つまり、先の話に話をもどすのならば、
自由とは、脳の誤読であるとするのならば
結局はそういうことだと思う。
それは、つまり、熱ということ、それは、つまり、衝動と同じ
二度は、あり得ないそれは、
結局は、その瞬間しかない、それ、であるのだと思う
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