小説を書き続けることで解り始めてきたこと①
書き続けることで、解り始めてきたことがあって、それは、
小説を書くということという枠組みの中で、解り始めてきたこと、なのだけれど
たとえば、感情を書くとき、
たとえば、情景を言葉で切り取ろうとするとき、
書かなければ、表現しきれていないことが、明確にならないように、
書かなければ、解らないことは、意外に多い。
……それは、なんというのだろう、
登場人物の気持ち、とか、
物語の時系列とか、説得力が出るようにかけていない、とか、
……そのようなことではなくて……
(……その部分は、全然で、自分は全く駄目駄目だ)
物語の書き方、……そういった部分の話のような気がする。
わたしは、文章を勢いでしかかけない人間だ。
文章の組み立てとか、順番とか、を、全て、雰囲気で決める。
たとえば、この話は、こういった話だから、こういった感じで纏めることにして、全体の雰囲気は、こうかな?という風に、物語ごとに、文章の雰囲気や癖を変えようとする。
……いや、変えようとするんじゃない。……変えなければ、書くことが出来ない。
この物語はこういったものだ、という軸というか、コンセプトありきのわたしの物語の作り方は、いつだって、ぐだぐだになってしまう。
全体を通して均一にそのまま思った通りの雰囲気を貫くということが、今のわたしの密かな目標であったり、する。
……つまり、全体的な雰囲気すら一律にできていないから、細かいところの精査へ考えが至る以前のお話で、正直、自分の物語は、お話にならないレベルだ。
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そんな、ぐだぐだなわたしが、小説を書き続けることで、何を解り始めてきたのか、ということなのだけれど、……それは、正直、自分以外の方からは、なんじゃそれは、と言われそうな話のような気がしている。
……けれども、このことを敢えて文章にまとめようと考えたのは、少しでもそこから先を見たいと思っているから、だ。
……この話をするには、すこし、時系列を前に戻さなければならないのだけれど。
……この話長くなってしまうそうで、申し訳ない、
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わたしが、こちらのサイト様に初めて来た日、の、わたしの目標は、たったひとつだった。
何故、たった一つだったのかというと、それがいちばん、出来るのか不安要素だったからで、それが出来ればとりあえずはやっていけそうだと思えるからだと、自分自身思えたからだ。
それは、
①小説を完結させること。
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自分が、こちらのサイト様で書かせていただいて、初めて掲げた目標は、物語を完結させることだった。
こらえ性のないわたしが、完結できない、という状態に陥らないように、話をできるだけ、纏めようと考え、難しい取り組みを行わないようにしようと考えた。
そうして、何点か、小説を完結させることが出来たのだけれど、
今度は、その完結させた小説の形が、すごくもやもやして、それでは嫌だと思った。
その次の目標が、
②キャラクタ―を生かすような書き方をするには、もう少し、自由に物語上で、登場人物を生き生きと動かせるようになるには、わたしにはこらえ性が足りないのではないか。という部分、
その際に、小説を書くことについてのエッセイも書いている。
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わたしは、小説は、こちらのサイト様へ来てからのもので、それより前は、ずっと創作サイト様では、詩を書いていた。
詩を書くときの自由さと、小説を書くときの自らのかしこまり方が、結局は、自分は嫌だったのだろうと思う。自分らしく小説も書きたいと思えた。
小説を自分らしく自由に書けるようになるには、何が、足りないのか、
……今回、その部分が、ほんの少しずつ解りかけてきたということなのだと思う。
時系列的にうまくなっていないとか、説得力がないとか、細やかな部分の小説の中身の話以前のそれは問題で、わたしは、そこまでまったく行けていないのだけれど
それよりもずっとそれ以前の話の段階、わたしは、小説を書くということに対して、もう少し自由に書けるようになれるかもしれないという、ほんの少しの気づき。
それが、解ってきたような気がするという今、その段階なのです。
……だから、最初こちらのサイト様に来た頃の、完結を目標にしていた自分とは少し違い、今の目標は、完結ではないのです。
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