表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Over Drive  作者: 如月
3/7

空、帰宅

「やっと着いた…核融合炉までちょっと遠いんだよね〜…正直毎日あそこまで行くのめんどくさい。そしてお腹空いた。」


地霊殿が目に映ってから、1人愚痴を呟いた。

門をくぐり、地霊殿へと入って行く。


「ただいま〜!」

「あら、おかえり。」


さとりと口を揃えて帰ってきたお空を迎えたのは、お空の親友、且つお空と共にさとりのペットである火焔猫

燐。本来ならここにもう1人、さとりの妹である古明地 こいしがいる筈なのだが…どうも出かけているらしい。地霊殿に気配が無い…と言っても感じられないのだが。


「今日は上手くいった?」


さとりが問う。彼女はたまに過剰に力を使ってしまうからである。しかしお空はというと


「勿論ですよ!」


と、即答。余程の自信があるのだろうか、ドヤ顔だ。


「そ、そう…なら良かったわ。」


流石にさとりも苦笑である。今日も気付かないうちにやらかしてる事を知ってるからである。


「そうそう、お空、お腹空いてない?もうちょっとでご飯の時間だけど。」

「ご飯!もうお腹ぺっこぺこだよ!お燐早く〜!」


待ってましたとばかりにお空はお燐の「ご飯」という単語に反応する。


「分かった分かった。さとり様も今からで良いですか?」

「ええ。お願いするわ。」

「じゃあ、また後で。しばらく時間がかかるからゆっくりしておいて下さい。」


そう言うと、準備のためお燐は地霊殿の台所に向かって行った。


「疲れたでしょ。少し休んでおきなさい。私は先に自室に戻ってるわ。」

「ありがとうございます!では!」

「ええ。」


そう言って、さとりも戻って行った。1人残されたお空はふと思った


「異変が終わってから…いつもと変わらない、平和で楽しい毎日…。これがこのままずっと続けばいいなぁ…」


…と。その思いは、一晩にして崩れる所となるの事を知らずに…。


お空が八咫烏の力を得た時、彼女は地上侵攻を企てた。その時は妖怪の賢者と博麗の巫女に止められて未遂に終わった。…のだが、その時、彼女の能力の制限が緩くなってしまった。その事について、彼女は全く気が付いてはいない様だが、妖怪の賢者はしっかりと気付いていた。これが引き起こしうる事も…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ