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012:再会-A reencounter-

前回までの神話…


世界のことを腐りきった世界だと思う高校生。

通称シン。

彼は突如超能力のような力、神力に目覚めた。

その力を手に入れたせいか、数々の出来事に巻き込まれ、最終的にゼウス主催のゲームに参加させられることに。

俺は自分の肩についていた包帯を取ると、クローウの肩につけてあげた。

ミクルちゃんがあのバトルで、怪我した俺につけてくれたんだけど、もう痛みはないからクローウにあげても大丈夫だろ。

その後、何故俺がここにいるかをクローウに話すと、っていうか、聞かれたんだけど、クローウが急に深刻な顔で喋りだした。

「お前はまだ何にも知らないんだな…」

「なにが?」

「気をつけろ…お前は…」

その時、背後から足音が聞こえた。

振り返るとそこにいたのは小動物だった。

危害は加えなさそうだった。


再び振り返ると、既にクローウの姿はなかった。

あの怪我で一体どこに行ったのはわかんないけど、なんか…重いものを背負ってる感じがした。

また小動物の方に振り返ると、こっちはこっちで大変だった。

その小動物を狙ってか、巨大な熊がこちらに向かって走ってきている。

あのスピードだと高速道路しか走れないだろうと思うぐらいのスピード。

「そりゃないよ…けど、生き残るしかないんだよな…」

熊が俺に向かってジャンプしてきた。

恐怖のあまりか目をつぶってその場に伏せてしまった俺。

さっき生きなきゃッて思ったのに、馬鹿だよな…俺。

でも、よくあることだよな?こういう時に俺と同じ行動するのは。

だけど、なかなか巨大熊のひっかくや、食いちぎるといった攻撃が来ない。

恐る恐る目を開けると、そこはジャングルではなかった。


ゼウスの声が聞こえてくる。

「皆、楽しんでるか?俺は楽しませてもらってるぜ。

そろそろ第1ステージを終わらしたいんだが、そのためにもほとんどのドアは消させてもらった。

残りのドアは一つ!そして残りの定員は一人!

第1ステージを最後まで、楽しんでくれよ…」

どこかで聞いたセリフ……


その後すぐにゼウスの声が聞こえてきた。

「まさに今、最後の1名がドアを通過した!残りのクリアできなかった奴らは…

この森に住む生物達の餌になってもらう!それじゃ、残り少ない命を大切にしろよ!

…第1ステージをクリアした諸君…次は第2ステージだ。言っとくが、これも簡単なルール。

目の前にあるロボッツタウンで今、ロボットを暴走させているボスロボがいる。

そいつを叩きのめしたらクリアだ!ただし、ここも俺の気分でボスロボの数を決めるんで、

早めにクリアしなきゃ、第1ステージの奴らのようになるぜ?それじゃあがんばってくれよ…」

今のを聞いてると、どうやら時間が戻って、俺はクリアしたことになっている。

何でそうなったんだろう…?

後ろのほうで萩野の声が聞こえた。

「何うろついてんのよ!はぐれるところだったじゃない!さぁ、さっさとボスロボを倒しに行きましょ!」

何で時間が戻ったか、萩野のせいで考える時間さえなかった。

でも俺が地球に帰れる可能性が上がった事を、大事にしたい…


ロボッツタウンのほうを見ると、大勢のロボットでうめくされていた。

足の踏み場もなさそうだ。

よーく見ると、人の姿はない。

もお逃げたんだろう。

その前に、この世界に人がいるのかとかわかんないけどな。

ロボッツタウンのところどころで、黒き影らしきものがうごめいていた。

その黒い影はロボットに絡みつき少し時間が経つと、さっきとは形の違う、動きも違う、とにかくモンスター化していた。

っと言うことは、ボスロボがあの黒い影に絡みつき、数分立つとモンスター化する。

そうなると、たぶん、クリアできなくなってしまう…ような気がする。

だってモンスター化したらロボットじゃないだろ?

モンスター化したロボットたちは、ロボットのときより素早い動きだった。

萩野が走り出した。

瞬間移動で移動して、町の中に一瞬で行けばいいと思うんだけど、萩野は聞く耳持たず。

俺もしょーがなく走った。


ロボッツタウンは思ったとおり足の踏み場もない。

ロボットを倒すか、上空から移動しなきゃ通れない。

俺は火の神力でロボット達とモンスター化したロボットを順調に倒していった。

たまに、俺の火がロボットのオイルに引火して爆発も起こり、そのおかげで道はどんどんできていく。

萩野たちはというと、自分の力を生かし攻撃されそうになったら瞬間移動をし攻撃を防ぎ、その攻撃をしたロボットは、

元の萩野達がいた後ろのロボットを攻撃し、仲間のロボットを倒しているみたいな感じ。

そんなことより、瞬間移動してボスロボを探したほうがいいと思うんだけどな…

萩野は俺を邪魔者扱いするような感じで、俺の言葉を聞こうとしないし。

ミクルちゃんはいつも萩野のそばにいて、何も愚痴をこぼさないから尊敬しちゃうよ…


こんな時にもゼウスの声が聞こえてきた。

「今、ボスロボを倒した奴30人!意外にいい結果だな。

まぁ、まだまだ簡単なステージだからな。

クリアをしていない奴は早くクリアしないと、地球に帰れなくなるぜ?」

その後も時々、ゼウスの声が聞こえた。

続々とみんなはクリアしていっている。

俺達は焦り始めた。

まだそこら辺のロボットと、モンスター化しているロボットを倒し続けているだけだから。

それに、全然前に進めていなかった。

どんどん数が増えている気がする。

だがその焦りが仇となり、俺達はロボット達に…頭をぶん殴られた。


・・・・・・


目を覚ますと牢に閉じ込められていた。

いつも俺ってこういうことになるよな…

後ろのほうで聞いたことのある声が聞こえてきた。

「アンさんたちも捕まったんかいな?残念やな〜、どや?

初対面であつかましいかも知れんけど、ワイと協力してボスロボ倒さへんか?」

白牙だった。

どうやら俺のことは覚えてないらしい。

多分俺が時間をさかのぼったから、白牙は俺と出会っていないことになっているんだろう。

その後、俺達の自己紹介を済ませた後、白牙は作戦を言い始めた。

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