スノー・トレイン
文字数(空白・改行含まない):300文字の小話です。
「何でだよ!意味分かんねえ!!」
「そうだよね、君には分かんないよ」
ガタン、ゴトン。
ガタン、ゴトン。
電車が横を通り抜ける。
空からは真っ白な雪が降って、「世界はほら雪景色だ」
そんな日常を楽しんでいた事は確かだけど、
「ずっと、一緒に居たい」
たぶんね。君と私の考えは違ったんだ。
「忘れないで」
そう言って、線路に身を投げ出す私を君は。
「ふざっけんな!」
私を突き飛ばして、抱きしめた。
「何も分かって無い!俺はお前が居れば良い!お前が傍にいて欲しいんだよ!」
「――なっ」
「うっせえ!!黙って俺から離れようとしてんじゃねえよ!お前の命――今、俺が貰ったからな!」
――君はやっぱり理不尽だ。
――ンなもん、クソくらいだ。
※そのうち非公開にするかもしれません。……シーズン的な何かで。
活動報告で詳しく書くかもです。
※読んで頂けたならば幸いですm(_ _)m
(活動報告ではなく、本文)