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第24話 作業は分担するのが効率がいい

うーん、唸って書いてもダメなので昼に気晴らしに外に出てみた


30分ぐらいのゲリラ豪雨にやられぐしょぬれ


……テンションさがるー  それでも書いてみたから

どうぞー

「なんでここはこんなに乗り物多いのよ」


「遊園地だからだろ」


「そんなの言われなくてもわかってるわよ」


 あれから五つの乗り物に乗ったが、そのほとんどが空振りで写真はまだ二枚だけしか集まってなかった。


「写真を七枚なんて簡単だと思ったのにね」


「このままじゃ(らち)が明かないわね。ここは二手に分かれて当たりの乗り物を探さない?」


 鏡子は提案を持ち出した。


「別にそこまでしなくてもいいじゃん」


 燃えている鏡子に対して健一は冷めていた。


「健一は賞品が欲しくないの?」


「まあ貰えるのだったら欲しいけど、そこまでする必要ないだろ」


「かえっちと彩芽ちゃんどうなの?」


「私もみなさんと一緒の方が」


「私は兄サンといられるがいいけど、賞品も欲しい」


「真悟はどうなのよ。この際だからあんたの意見に従うわ。みんなもいいよね」


 これには誰も反対が意見は出なかった。


 みんなの視線が真悟に向けられた。


「う~ん」


 真悟は両手を組んで悩んでいた。


「どう考えても別れた方が効率が上がるじゃない。それに」


 鏡子は意見の上に小声で追加の甘い言葉を囁いた。


「別れれば私は健一たちの方に行くから。そしたらあんたはかえっちと二人っきりよ」


 これを聞くと真悟はきっぱりと悩むのをやめた。


「よし別れよう。俺と楓ちゃんは柔らかい乗り物を中心に探すよ」


「では、行ってまいります」


 楓は真悟の後をついて行った。




 振り返り様に少し残念そうな顔で三人を見ていた。


「みんなと別れたからには絶対なんか賞品をゲットしような」


「ええ、そうですね」


「狙うは」


「三位ですね」


「ああ、最低でもそれぐらいに入りたいな」


「え!?……ええ、そうですね」


 真悟と楓は近くにあったコーヒーカップへと向かった。




 二人を見送ると、残された三人も動き始めた。


「さて、こちらも行きますか」


「どれに乗るの?」


「この時間帯でしかもイベントのせいで乗物に並んでる列が増えたから向こうと連絡を取りつつ、まずは空いているところから攻めるべきね。それで時間のロスタイムを防いで、後はしらみつぶしに乗りまくるだけね」


 鏡子の考えに健一は茫然としていた。


(こういう時だけほんと、考えがよく働くな。大体あんな賞品が欲しいなんて思ってる奴は野江だけだろ)


「兄サン、何してるの早く行くよ。でないと誰かに取られちゃうよ。賞品は待ってくれないんだから」


(そういえば、こっちもか)


 健一は急かす彩芽に引っ張られた。



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