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一章の『主要な登場人物』と『ストーリー』。

登場人物(※年齢は第48話時点)


■ ミナモトヒカル(32歳)


 一度死んだゲーマーのおっさん。

 得意なのはシミュレーション全般。

 ゲーム脳ゆえ、思考や価値観が常識とズレていることもしばしば。


 身内にはとことん甘いが、他人にはほとんど興味を示さない。

 一度敵対した相手を許すような『甘さ』は持ち合わせていない。


 叡智なゲーム・薄い本・分厚い本・プレミアな動画まで幅広く嗜む紳士。

 しかし行動力は皆無である。何故なら彼はゲーマーだから。


「縛りプレイこそゲーマーの本懐」



■ ジーナ(18歳)


 見た目は完璧な美少女。

 でも最初はとても臭かった。


 育ちはお嬢様のはずなのに、両親がアレだったせいで中身はそこそこの野生児。

 小さい頃甘えられる大人がいなかったためか、普段は感情をあまり出さない。

 ……が、気を許した相手には年齢不相応な幼さを見せることも。


 他人への興味はヒカル以上に薄く、自分の生死にも無頓着なところがある。

 『稀によく出る』彼女の不幸話は重すぎて笑えないこと多数。


 最近はヒカルに加えてルミーナも『家族』認定したらしい。

 ただし、


「ジーナ以上にパパと仲良くするのは絶対に許さない……」



■ ルミーナ(きゅうさい)


 『元』侯爵家嫡男の娘。


 生まれてすぐに母親を亡くし、父親も政争――家督相続のゴタゴタに巻き込まれて暗殺されている。

 表向きは幼いお嬢様、でも内面は『天才ジーニアス』と称されるほどの切れ者。

 もちろん、信頼できる相手以外にその本性を見せることは無いのだが。


 他人の悪意に敏感で、腹黒い一面もあるが、基本的には素直な幼女……だといいな?

 おかしな『中年男性ヒカル』と出会ってしまい、人生が大きく動き出した結果、父の仇である『あの女』たちと正面をきって敵対する道を選んだ。


「ふふっ、私を殺そうとした連中なのですから、自分が死ぬ覚悟も当然出来ているはずですよね?」



■ リアンナ(27歳)


 ルミーナ付きのメイド長。


 王都を追われたルミーナに、最初に付き従った忠臣。

 もちろんそれは、『侯爵家と疎遠になること』と直結するため、実家とは絶縁関係に。

 その文学少女然とした、文学少女……文学淑女? 清楚系のおっとり美人な見た目とは異なり、暗殺術を得意とする危険な女性。

 屋内などの狭い場所での戦闘なら護衛騎士であるアデレードより怖い相手。


 趣味はルミーナをからかうこと。

 貴族に対する思いや未練は薄い。

 理由は語らないが、ルミーナに対してなにかしらの強い想いがあるようだ。


「お嬢様が笑って暮らせるのなら、侯爵家のことなどどうでも良いのです」



■ アデレード(25歳)


 王国でも屈指の実力を誇る女剣士。

 ルミーナの護衛騎士。


 もとは騎士にはなれないような貧しい家の出だが、その実力をルミーナに見出されてからは彼女に忠誠を誓い、常にそばに仕えている。


 見た目は腹筋の美しい……凛々しい剣士なのだが、その実中身は意外と乙女。

 ヒカルへのぶっきらぼうな態度も、実は男とあまり接したことが無いゆえの照れ隠しだったりする。


「ヒカル、私より強くなれ!! ……そして、その暁には……」



* * *



『おっさんズ・レポート』(※ここまでのおおまかな話の流れ)



20XX年 夏


・ミナモトヒカル、悪性腫瘍で死す。

 (享年31歳)



王国歴 118年 12月始め頃。


・ナヌ川北方、テの森。(白鹿山脈の南)

 『ンシュ村』近くの山小屋で暮らしていた少女『ジーナ』に、雪山で拾われ、彼女と一緒に暮らし始める。


・助けられたはずが凍死一歩手前だと気付く。

 Q:もしかして異世界転移?

 A:違います。これはゲームの世界です

 (と、自分に言い聞かせる)

 テの木を伐採、焚き火を作る。


・助かったはずが餓死一歩手前だと気付く。

 テの木からメープルウオーターを採集、メープルシロップを作……ろうと思ったが、ジーナの小屋にはまともな台所がなく断念。

 三日間掛け、先に家を建てる。


・さっそく料理……竈を作るための材料が無く、さらに一日掛かって完成させる。

 メイプルシロップ、続いてドングリクッ……ドン・アマグリの調理に成功する。


・調理環境も整い一安心……と思われたが、命の綱であるドングリすら在庫が尽きかけていると聞かされる。


・食材の補充のために村に出向くことを決意。

 流れでジーナの身の上話を聞く。父性本能に目覚める。



同年 12月半ば。


・ンシュ村へ初めてのお出かけ。

 村人(子ども)を発見するも逃げられる。

 村の人間には相手にして貰えそうにないので『領主の屋敷』に出向くことにする。


・領主の屋敷にて『幼少の領主ルミーナ』、そしてその使用人たちと接触。

 『ルミーナ(はっさい)』の色香に惑わされそうになる。

 好き勝手に食事会を始める。

 持ち込んだメープルシロップと交換で当面の食材を入手する。


・領主の屋敷から帰宅。

 何者か(99.9%村の人間)にジーナの小屋を荒らされる。

 ジーナからこれまでも度々見張られていたと聞かされる。

 ……彼女が自分にとって大切な存在だと大きく自覚する。


・村の人間を敵対者と認定、『人』ではなく『赤ポーン』だと認識する。

 初めての武器『弓』の作成に成功。

 ……が、ジーナがそれを使えないことに気付く。


・ジーナが新たに『コロニーのメンバー』……家族となる。

 少しだけ『プリン○スメーカールート(パパのお嫁さん)』を期待してしまう。

 ジーナがメンバーになったことにより、狩りで『大量の食料(肉)』と『毛皮』を入手出来るようになる。


 家をさらに改築。

 回りに防壁、罠、柵などの防衛設備を設置する。



同年 12月末


・おおよそ三十人(村の男手ほぼ全員)の村人に家を襲撃される。

 何も考えず勝手に突撃してきた連中を簡単に撃退する。


・数日後、領主屋敷からメイドたちが家を訪れる。

 『メイドリアンナ』の博識に驚く。

 歓待の後、お土産を持って帰宅する彼女たち。

 ……何をしに来たのかは不明。


・いいかげん普通のゲームがしたくなったのでボードゲームを作る。

 が、素直なジーナでは相手にならず。

 性格の悪そう……戦略眼をもった幼女、ルミーナの屋敷を再び訪れる。


・なんやかやあり家畜が手に入る。

 雪が本格的に降り始めたため家に籠もるようになる。

 ……でもジーナは元気に森駆け回る。


・太陽光が必要ない野菜を育て始める。



王国歴 119年 2月末


・久しぶりに領主屋敷を訪れる。

 メイドさんに『俺の立派なキノコ』を自慢する。


・武器『ライフル』と『拳銃』を作成。



同年 3月半ば


・御用商人が村を訪れる。

 ……何故か御用商人に家を襲われる。

 どうやら、ジーナと曰くのあった人間らしい。

 難なく撃退する。


・御用商人を領主屋敷に持ち込む。

 ルミーナに嫌そうな顔をされる。

 色々と……バレる(バラす?)。

 『ルミーナ(きゅうさい)』にプロポーズされる。

 ……少しだけ、ほんの先っぽだけ心が揺れそうになったが、それを表に出すこと無く思いとどまる。


・ルミーナたちが家を訪れる。

 バイb……工芸品を持った幼女に心トキメキかける。

 メイドさんに工芸品を奪われる。


・雪解けと共に、いろいろな農産物の生産を開始。


同年 4月半ば


・御用商人がドロップした『金』を入手。

 それを素材として武器『アサルトライフル』を作成。



同年 5月半ば


・大量の菓子が出来たので幼女にお土産として持っていくことに。

 ……もちろん下心など何も無いので念の為。

 王都から『婚約者へんたい』が送り込まれてくると聞かされる。


・まるで悲劇のヒロインのような態度のルミーナにジーナがブチギレ。

 ……圧倒的な戦力(ジーナの不幸具合)に(俺が)号泣。

 ルミーナ、色々と腹を括る。


・ルミーナ以下、メイドさん全員がコロニーに加入、一気に賑やかになる。


・家の引っ越し、改築。

 ルミーナのヘソクリをもらって武器『アサルトライフル』の量産。



同年 6月半ば


・訪れた変態の集団――侯爵家よりの使節団を撃破。

 攫われていた少女たちを保護する。

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― 新着の感想 ―
返信ありがとうございます。 『○○先生は休養のため、しばらく休載します』でしたか。良かった~! ……職場の後輩くんが「再開するまで待つのがファンの心意気ッス!」と、『狩人x狩人』を曇り無き眼で待っ…
『ルミーナ様の戦いはこれからだ!』という盛り上がり(しんじつをおしえよう的な)、さて今後は……    まさかの完結!?
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