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女の子になっちゃた

目を開けると木の天井

、、、ここは病院だろうか、

「奥様‼︎産まれました!元気な男の子です!」

聞きなれない声、俺は即座に理解した

異世界‼︎

それは数々の作品に登場する、剣と魔法の世界‼︎

魔物がいてそれを退治する冒険者がいる夢のような世界‼︎

憧れだった、、、

ああ、グッバイ日本、ハロー異世界

大きくなるのが待ち遠しい、、、

と、彼女によれば俺は男らしい、せっかくだから女の子でもよかったのになー

(じゃあ、そうしてあげる、ふふ)

ん?今誰か、、、

気のせいか、

ーーー

時が経つのは早いもので、俺爆誕から早4年

遥か彼方のお母さん、お父さん、元気ですか?

俺は今、新たな両親とともに異世界を満喫しています!

5年の間に分かったことは、家はなかなか、顔は最高、名前は、、、まだ無い

この世界の習慣で、5歳の誕生日に名前をもらうそうだ、それまで苗字

ちなみに周りはといえば、、、

「お坊っちゃま、おはようございます」

「おはよう、セシリー」

メイドのセシリー

俺を甲斐甲斐しく世話してくれる、憧れのメイド

顔は最高、胸はまあまあ、嫁にするなら申し分なし‼︎

彼女を始めとした俺の周りは、全て顔がいい

今までの人生なんだったんだと泣きたくなるほどに

まあ、それは置いといて、俺の5歳の誕生祭が4日後

ついに念願の名前、それに婚約者の発表

はよ来い誕生祭

明日からは忙しくなるし、今日は中庭の散歩でも行こう

ーーー

「おはよう、わたしの愛しい息子、誕生祭が待ち遠しいよ」

俺もです

「おはようございます、お父様、お母様はどちらに?」

そう、お父様

ロバート ゼスタ、俺の親父

現ゼスタ家当主で、勤勉

そのおかげで今のゼスタ領は安定している

イケメンだし、30とは思えない顔

前の親父は、30なのに50な顔してた、、、

さすが異世界

「マリーは、茶会だよ、愛しの息子」

マリーは俺のお母様

顔は良く、デカかった

「そうだ、これからお茶でもどうかな?」

「はい!」

そんなこんなで今日も過ぎた

たわいない1日のはずだった、

夜までは、、、

ーーー

「約束を果たしに来たわよ、子ヤギちゃん」

どこかで聞いた声だ、

「誰だ?」

単純に聞いてみた

しかし

「約束通り、女の子にしに来たわよ」

無視か

、っては?

今なんて?

「それじゃあ、楽しんでね」

おいおいおい

「ちょ、ま

ーーー

「ん、夢か、」

そりゃそうだ、おかしな奴に女の子にされるなんて、

物理的にじゃなくてよかった

頭が重い、、、?

頭が、重い?

なぜに‼︎

俺は鏡を覗き込む、

ボサボサの長い髪、それがまず目についた

ズボンを覗き込む、、、

ない、

そうないのだ、まだ5年の付き合いだが、大事な俺の息子がない‼︎

ダン‼︎

俺は倒れた

「お坊っちゃ、、、ま?」

俺、女になる




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