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第五話美優の決意!!女のプライド(中編)

やっと完成した中編です、ご愛読よろしくお願いします。

作戦実行後、俺は葵と共に黒埼の行方を追っていた。

「くそっ、奴は一体どこにいるんだ」

「落ち着いて亮介」

俺がそう言うと、葵が冷静に返す。

「ああ、だがこの東京内にアジトがあるのは確かなんだ」

その後も俺達は達也の力も借りて、全力で捜査したが見つからなかった。

その頃実優と飛鳥は一緒にバイクツーリングをしていた。


「しかし、亮介さんが提案したこの作戦案外効果的かも」

「確かにこの二面作戦、防御と攻撃を行える分効率も良いし」

私がそう言うと、隣で併走していた飛鳥は言葉を返す。

この時、私は不吉な胸騒ぎを覚えつつ心の中で言った。

(黒崎さえ見つけ出せれは良いけど、居場所が分からないんで探しようがない)

その後私達は、アパートに戻り二人で話し合うことにした。

「さっき姉貴から連絡あった、奴はまだ発見出来ないって」

「そっか」

彼女がそう言うと、私は冷静に返す。

「それにしても、日向さん達大丈夫かな?」

そう言った瞬間、私のスマホに麗奈から写メが来た。

「どうやら元気そうよ」

「麗奈から?」

「ええ、あの事件後格闘技習い始めたって聞いたから」

「そうなんだ、あれからもう一週間か?」

私が言うと飛鳥は笑顔で返した。

そして翌日、私達は麗奈に会いに彼女の実家を訪れた。

「実優先輩それに飛鳥さん」

「写メ見たよ、思ったより元気でよかった」

彼女が私達の名を呼ぶと、私は冷静に返した。

「しかし、あの事件の後格闘技習い始めたって聞いたけど」

「ええ、美優先輩と同じように空手を」

葵が尋ねると麗奈が笑顔で答えた。

「空手をね、なるほど」

「ええ母と相談した上で決めた事なので、ご心配なく」

私がそう言うと、彼女は冷静に返した。

そしてそう答えられた時、私は心の中でこう言った。

(確かにあの人なら許可しそうだな)

「それでどこまで上達したの?」

「空手の腕前は一週間で、先輩並みの腕前になりましたよ」

私の質問に彼女がそう答えた瞬間、私はある事を尋ねた。

「えっ、まさかあなたの空手の師匠って?」

「ええ、あなたのお兄さんですよ実優先輩」

「やっぱりか、日向さんとは門下生だったと聞いたけど」

彼女が笑顔で返すと、私は冷静な口調で言った。

「まさか、兄さんが師匠だったなんて初耳だよ」

私の兄は年齢21歳で、日向さんとは空手の好敵手でもあり友だった。

でもまさかその兄が弟子を取るなんて夢にも思わなかった。

「いつの間に兄さんの弟子になったの?」

「実はあの事件の後、彼に家に送り届けてもらいその時に母と相談して」

私が質問すると、彼女は答えた。

「なるほど、けど一週間でそこまで上達するなんて凄いね」

するとその会話を聞いていた飛鳥が会話に加わった。

「そんな事はないですよ、私なんてまだまだです」

「いやいや、私の場合色々あってあなたより苦労したんだ」

「実優先輩が?意外でした。そんな風に見えなかったので」

「ありがとう、けど本当だから」

麗奈がそう言うと、私はそう答えた。

その後私達は現在の状況を彼女に説明しアパートに帰った。

そして同時に既に麗奈も連中の標的になってるとは知らなかった。

その翌日私は飛鳥や彼女と校門を出た後、視線を感じた。

「飛鳥。それに麗奈。二人共気づいた?」

「ええ」

私が冷静に返すと、二人は頷きながら答えた。

「急いでここを離れよう」

飛鳥が落ち着いて言うと私と麗奈は頷き、三人で校門の近くに停めてあったバイクに向かって走り出し、乗った。

「麗奈、後ろに乗って」

「はい」

私は麗奈が後ろに乗ったのを確認して、メットを被り。そして彼女に予備のヘルメットを渡した。

すると隣でそれを確認した飛鳥もヘルメットを装着した。

「行こう」

麗奈が飛鳥のその言葉に頷いたのを確認し、私はバイクのエンジンを始動させ三人でアパートに向かって走って行った。

「さて、このまま何もなく無事に着ければ良いのだけれど」

やがて目的地に辿り着くと、入り口の前で以前私と飛鳥を襲った軍団が待ち伏せていた。

「やはり、待ち伏せてたか」

「冷静に分析している場合、今回は一筋縄ではいかないみたいだ」

私が冷静に言うと、飛鳥がツッコミを入れた。

その瞬間連中がオートバイを降りヘルメットを取り始め、メットを取らない者が一人いた。

「部下達はメットを取っているのに自分だけ取らないつもり、黒崎丈二ッ」

「さすがは滝沢美優、良く見破った」

私がそう言うと、男はメットを素顔を見せた。

「目的は私達へのリベンジって訳か?」

「そうだお前達の為に、俺達は逃げる羽目になった」

私が冷静に言うと奴はそう返した。

「なるほどあの事件の後、見つからないよう隠れた訳ね」

「その通り、あの時のお返しをたっぷりとさせてもらうぞ」

奴がそう言った瞬間、18人の手下が私達三人を取り囲んだ。

「あんた達に私達がやられると思ったら大間違いよ」

「何を、行けーっ!」

私が熱く言った瞬間、奴は部下達に攻撃指示を出した。

「そう来ると思った、行くよ二人共」

「うん」

私がバイクから降りながらそう言うと、二人も降りながら答えた。

そして奴の指示を聞いて向かってくる連中を迎え撃とうと、私達三人は突撃した。

「はあーっ」

結果私と飛鳥が回し蹴りの連携で十二人気絶させ撃破し、麗奈も正拳突きと回し蹴りの両方を繰り出して六人を撃破し気絶させた。

「んな馬鹿な、たった二分で全滅だと」

「どうする、残るはあんただけだ」

気絶させられた手下達を見た黒崎が動揺しながら言うと、私はそう返した。

「くそーッ、覚えてろよー」

奴はそう言うとバイクに乗って逃げ去って行き、それを確認した私はこう言った。

「逃げ足の速い奴だ」

その後私達は麗奈を連れてアパートに入り、兄さんと日向さんに気絶した奴等を連行してもらった。

そしてその後二人に事情を説明をすると、日向さんが口を開いた。


「なるほどそう言う事か、教えてくれてありがとな」

「どう言う事?」

「答えは簡単さ、黒崎丈二は今回の敗北で相当焦ってるだろうさ」

私の問いに、日向さんは冷静に答えた。

「そして焦ってるって事は、それだけ俺達が奴を攻めやすくなっていると言う事でもあるんだ」

するとそれを確認した兄さんが、会話に加わり言った。

「そうか、つまり流れはこっちに向いて来てるって訳ね」

「その通り逆を言えばこれはチャンスだ」

私がそう言うと、兄さんは笑顔で返した。

「それと、麗奈に空手を教えていた事お前達二人に黙っていてすまなかった」

「えっ」

「本当はもっと早く話すつもりだったんだが、敵を欺く為に仕方なかったんだ」

「別に気にしてないよ、むしろそのおかげで助かったんだし私も飛鳥もね」

「そうか」

兄さんが謝罪も含めてそう言うと、私は落ち着いた口調で返す。

そして私達は二人と相談し、このまま現状維持する事になった。そして麗奈は日向さんの勧めでバイクを買う事を決め、母親の了解は私の兄が取っていた。

それから五日後、私と飛鳥は日向さんからの呼び出しを受けてとある場所に来ていた。


「ここは家のサーキット場じゃない」

「えっそれってあなたの姉さんがバイクの特訓用に作った」

飛鳥がそう言うと、私は言葉を返すそしてそのまま私達は唖然となっていた。

「その通り、実はお前達に頼みがあってな」

するとその言葉と共に日向さんが現れた。

「頼みって、もしかして麗奈の特訓相手を」

「そうだ、見ろ」

彼が指さした所を見ると、そこにはライダースーツを着てオフロードバイクに乗った麗奈の姿があった。

「なるほどね、道理で私達にバイクで来いなんて言う訳だ」

「理解が早くて助かるよ、それで特訓の方法なんだがお前達に彼女とレースをしてもらうぞ」

「レースを?、そうか」

「そう言う事だ」

私が冷静に言うと、彼は笑顔で返した。

そして私と飛鳥は日向さんから一通り説明を受けた後で、彼女の特訓を開始した。

そして二時間後、三人揃ってゴールに同着と言う形で特訓レースは終了した。

その後、私達は麗奈の腕前について話していた。

「しかし、彼女の動き初めてにしては上出来だったわね」

「ええ確かにあのテクニック、荒削りだけど私達並みよ」

私が言葉を返すと、飛鳥はそう答える。

その言葉を聞いた時、私は心の中で言った。

(日向さんの言う通り、移動手段と安全の為に麗奈にバイクを進めたのは正解だったな)

「いや、荒削りと言うか我流だ」

私達がバイクに乗ったまま話していると、日向さんが現れ会話に加わった。

「我流ってどういう事、日向さん?」

「言葉通りの意味だ、俺も達也も殆ど教えていない恐らく自力で身に着けたんだろうな」

「マジで、だとしたらあの子どれだけの素質を持ってるんだろう・・・・」

「それもそうだが、黒崎丈二の事も気になるだろうが」

「確かにそうね、これ以上奴を逃がす訳にはいかない」

彼が冷静に返すと、私はそう答えた。

その後私達はアパートに戻り、麗奈はバイクで実家に帰って行った。

そして私は自室で飛鳥と黒崎の行方について話していた。


「それにしてもあの男一体どこに?」

「襲撃を退けるのも大事だけど、キリが無いもんね」

私がベッドの上に座りながらそう言うと、机の椅子に座っていた飛鳥が冷静に返す。

「このままじゃすまないぞ、いい加減覚悟を決めないといたちごっこの繰り返しだよ」

確かに奴を追い詰めた以上、覚悟を決めなきゃいけないんだ。

私達はその事を肌で感じとり、黒崎丈二と決着をつける時は近いと考えていたのだ。

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