5/37
『悪魔と剣士の物語』
『悪魔と剣士の物語』
この世界は、悪魔に支配されてきました。太陽は姿を消し、いつも厚い雲に覆われている。そして、雨の日も風の日も、貢ぎ物を渡してきました。とても恐ろしい悪魔たちに人々は、手出しができませんでした。
そんなある日、4人の勇敢な少年少女が悪魔に立ち向かおうとしました。少年少女たちは、毎日剣術を学び鍛練してきました。
燃えたぎる炎の剣、時間を操る剣、黄色の鉱石が使われた鋭く硬い剣、水のようにしなやかな剣。
世界に散らばった幻の剣を手に入れた4人は、いよいよ悪魔と対峙します。
村人の応援を糧に、自信を持って挑みました。
バラバラに闘っても、攻撃は跳ね返されるばかりでした。埒が明かないと思った4人は、力を合わせました。それぞれの特徴を生かした攻撃で、見事に悪魔を倒しました。
村に戻った4人は、英雄として迎えられました。貢ぎ物も取り返し、太陽も戻ったこの世界は、とても明るくなりました。
おわり