第7.5章 ~エミリアの授業ノート〈モンスター学〉の一部~
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0:モンスター5種類(ペロリンスットントンはどれに分類されるんだろう……あはは……)
☆シーム種:別名『虫』。O級まで確認されている。害虫から益虫まで幅広く生存している。見た目のせいで、基本的には嫌われている。
☆ドーブツ種:別名『動物』。N級まで確認されている。家畜から猛獣まで幅広く生存している。シーム級と比べて、多少見た目が悪いキモキャラでも愛される傾向がある。
☆AI種:別名『ターミネーター』。G級まで確認されている。ゴーレムからラッキーラーマシンまで幅広く生存している。『〈クリエイト〉によって創造された』という説がある。
☆アンデッド種:別名『グロ注意』。E級まで確認されている。ゴースト、スケルトン、ゾンビ、グール・リッチなどの死者のことである。生前の行いの善悪は関係なく、現世に未練を残しているかでアンデッド化が決まる。
☆ファンタジー種:別名『幻想生物』。ST級まで確認されている。『スライムのように現実世界には在りえさそうで在る幻想的生物』という抽象的な特徴。ファンタジー種の中には、神にも匹敵する力を持つ伝説的存在もいるとのこと。
1:サトシンゴ先生がボヤいていたこと(お兄ちゃん曰く「妄想癖」なので……あはは……)
「俺は〈サラマタウン〉出身の都会っ子! コッチは相棒のピコチュウ! 今日も一緒にPPPPを踊……ん、ピコチュウなんて見えない? そもそもピコチュウというモンスターは存在しない? フッ……何を言っているんだ……そんな訳ないさ……だって、すでに君たちはゲットしているんだぜ……ピコチュウはみんなの心の中にいるのさ! あっ、さっきの付け足しだが、中世の時代に『アンデッドなど非科学的だ! 魂? 証明できる訳ないだろ!』と批判したことによって、科学の権威は失墜したと言われている。アレは教科書の妄想だ! デマだ! 俺の尊敬するマッドサイエンティスト・オキドキ博士が間違ってる訳がない! というわけで、みんな! 憧れのモンスターマスターになろうぜ!」
メモ:モンスターマスターになれば留年しても大丈夫かな……あはは……はぁ~》
今日中に本編もあげます!




