ではなろうは今後も一位でいられるのか?それは正直わからない
さて、現状では未だにWEB小説投降サイトでアクセス数やアクティブユーザーが一番はなろうなのは間違いないと思うのですが、今後もそうあり続けられるか?
個人的にはなろうが現状維持を続けると厳しい気もするのですが正直に言えばわからないというのが結論ですね。
ただゆっくりとアクティブユーザーは減っていきそうな気はします。
ミクシーやニコニコのボカロp、歌ってみたの人などで社会的成功を望む人が参加した後そういった人たちが目的を達したり諦めたりした後は大きく衰退したように、少なくともなろうというレッテルをつかって儲けたい人にはもはや価値がないサイトと認識されてる感じがします。
正直に言えば書籍化に関して言えば2000年代初頭にブームになって2008年に急激に衰退した、ケータイ小説ブームのときと同じ道を10年越しに辿りそうな気がするのです。
つまりなろう系小説の売上に関しての衰退は今年から目に付き始めるんじゃないかなと思います。
ケータイ小説ほどではないにせよ、なろうからの書籍化は同じような話ばかりで飽きられてるという感じですし、なろうアニメの評価も最近なろう系はみんな同じばかりに見えると思われてるように私は思いますし。
で、最近はなろうからの書籍化をした作者さんが書籍があまりにも売れなかったためとその掲載していた作品をなろうから削除したり、同じように打ち切りになったさくささんがなろうから退会して投銭機能のあるサイトに移動したり、なろうコンの受賞作品の書籍化が見送られたりという事例を見かけますが、なろうから書籍化してもその苦労に見合わないという風に感じる作者は今後も増えていきそうな気がします。
なろうからの書籍化作品は活動報告やツイッターで作者がそれを広めないといけないような感じで、出版社がツイッターで広めてくれない場合などもあるようですし、書店でも四六判の棚が確保されてない出版社とかも多くなってるようですしね。
もっとも大金をかけて自費出版をするのに比べればお金はもらえるのだからと、今後も書籍化に挑戦する人はいると思いますけど。
となると書籍化した後はそれらの広告をきちんとしてくれるっぽい、棚の場所も強い、KADOKAWAのカクヨムに書籍化希望の作家は流れていくかもしれません。
もっともトップページやランキングのみやすさをまず改善しないと、カクヨムはまだまだ読者を増やすのは難しい気もしますけど。
また、サイトの機能や様々な管理体制に関して言えばやはりハーメルンが一番だと私は思います。
もっともなろうに比べて二次創作でも人気のジャンルで投稿するとかで、うまくやらないと作品を全く読んでもらえなかったりもしますし、そもそも個人管理サイトなので、規模がでかくなっても他のサイトに対する無断転載の対応とかはサイト側ではできない可能性が高そうですが、一次創作と二次創作をきちんと切り離してランキングを作ればなろうよりランキングもわかりやすい感じもします。
書籍化とかを考えないで、ただ良い感想を貰える場所で落ち着いて書きたいという人はハーメルンに流れるかもしれません。
もっとも、最近はアニメやラノベで大人気になって二次創作がどんどん作られる作品というのがあまり見当たらない気がしますし、なろうテンプレという文化もWEB小説そのものに根付いてきているので、ハーメルンでの二次創作の比率自体減っていくかもしれないと思います。
二次創作は下手に最強なオリ主を入れると興ざめする読者も多いんですよね。
マグネットの投銭に関してはなかなか面白い試みだと思うのですが、そもそも金を出してもいいというファンを作るのは難しい上に、ランキングや検索が面白い作品を探すためにわかりやすく機能してる感じがしないのとスマホユーザーを軽視してるのが最大の問題かなと。
通勤途中にスマホでちょっと読むという読者ユーザーの取り込みこそがサイトの活性化のために大事だと思うんですけどね。
なろうなどのライバルは他のWEB小説投稿サイトなどだけでなく基本無料のソシャゲやSNSなど他の暇つぶしの手段との競走でもありますからね。