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ルーン文字


食事を終えるとセシリアは宮脇の書斎を借り途中で買って貰った札幌の地図に付箋を貼りメモを記入していた。


「早速まとめているんだね、この文字は・・・ルーン文字じゃないか!」


「えっルーン文字読めるんですか?」


「俺は読めないが、これは古代に存在した文字で意味も解析されているよ」


「何故同じ文字を異なる世界で使われていたのでしょうか?」


「君たちのご先祖様が教えたんじゃないの?創世記とかの古代の文献に<リリス>の記述はたくさんあるよ」


「始まりのリリスの時代にはまだ文字はなかったのです。始まりのリリスは20万年前、ルーン文字は誕生して一万年たっておりません」


「じゃどう言う事なんだろうな」


「妾達以外に人間もこの世界に来ていたんだと思いますし人間ならこの世界で生きているんじゃ・・・」



「宮脇さーんセシリア陛下、片付け終わりましたので始めましょうよ」



リビングと台所を片付けたヨエルとフローラは約束してた家電製品の説明を催促して来たので、セシリアも作業を止めて宮脇とリビングへ行った


宮脇は身に付けている腕時計とスマホから始まり部屋のテレビ、冷蔵庫、電子レンジ、PCとタブレット端末など実際に使わせながら教えていった


「そのPCやタブレットで世界中の知識を知る事が出来るなんて素晴らしいですが、この世界の文字を直ぐには覚えられない・・・」


「自動でルーン文字に変換するプログラムを探してみるよ」


「本当ですか!お礼は出来る限りしますのでタブレットと言う石板を頂けないでしょうか?」


「タブレットはプレゼントしてもいいけど、これらは全て電気と言うもの、皆さんに解りやすい例えだと魔力見たいなもので動いているので電気がないと動かない」


「その電気は見る事が出来るか?」


「見えるけど見せるのは難しいな~」


一同をベランダに移動させると


「電線あの黒い筒のような中を通って、この部屋のコンセントまで流れているんだよ」


「ほう、あの中に電気があるんですね」


「・・・・・トゥ!」

ヨエルがウィンドカッターで電線を切断すると・・・


一瞬煌びやかに放電しやがて辺りは真っ暗となる


「あーーー何してるですか・・・この辺全て停電しちゃったじゃないですか!」


「も、申し訳ございません。電気を見たいだけだったのですが・・・」


「でも、あれ雷でしょ?」


「そうだね、基本的には雷と同じだね」


「この一帯は暗くなってしまったけど車は明かりを付けて走ってますね」


「車はさっき給油した燃料を燃やして動いているから関係ないんだよ」


「暫く電気は通じないから、今日はもう寝て明日約束通り君たちを調べさせて貰うよ」


「明かりなら付けますから大丈夫ですよ」


と言うと三人はプラズマのような光の球体を手のひらに乗せていた


「す、凄い・・・触っても大丈夫?」


「へーきだよ、でも触れないよ」


宮脇が光の球体に手を入れるが感触も熱もない


「明かりを付けられるならソーラー電池でもあれば電気の問題はクリアするな」


「どう言う事なんですか?」


「ソーラー電池と言う物で光から電気に変換して貯めて置くことが出来るんだよ」


「それでは地下迷宮都市でこの石板が使えると言うことなんですね?」


「地下?地下は電波が通らないからネットは使えないよ、地下って君たちはどこから来たんだ?」


「えーっと、今は言えません。すいません・・・」


「まぁいいや、タブレットもソーラー電池もルーン文字翻訳も用意するからその代わりに君たちをたっぷり調べさせて貰うよ」




宮脇からルーン文字自動翻訳アプリを得たセシリアはインターネット上の膨大な情報を手にする事になる




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