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少年哲学  作者: 東雲 流水
第一期:十六迄の独白・皮肉哲学
12/19

12.

**********


 笑うような、卑下する声が、ただただ頭痛であり、革命の原動力となり、どうしようもなく壊したくなります。

 彼らの多くは悪意を持ち、仮にそれ以外があるならば、それには悪意がなく、口癖のように人を笑います。そうやって、何も聞かないような、表面上の納得だけをしてその場を過ごそうとします。そういう彼らに限って、世界は味方をしようとするんです。


 正直者が馬鹿を見た。

 下に見られるのは当たり前で、正直者であればあるほど世界は僕らを嫌い、僕らは落ちていく。


 耐え難い、と言う気力はありません。ただ疲れたのです。

 彼らは何をしても、どうなろうが勝手に納得して、勝手に幸せに生きていく。彼らの世界は狭く、さながら貴族の城の中のような、煌びやかなだけの世界しか見えていないのです。

 煌びやかなだけの世界を見てきたものは、平民やそれ以下の苦労を知らないんです。

 彼らの言う絶望は、彼らの言う不満は、ただ軽く、実体がなく、そこらにある空気のようなもののように感じられます。


 彼らの狭い世界観を壊そうとする。


 冷め切った世界観を、もっと広く、笑えないような黒さを溢れさせた、皆平等に不幸になるような、そんな平等を僕は望みます。

 皆不平等こそ、真の平等であります。

 皆不公平であれば、真の公平であります。

 しかし、誰かが不幸であるなど、あってはなりません。矛盾した、捻じ曲がった綺麗事を言っているのは重々承知です。それもひっくるめて、言っているんです。

 もっと現実的な、誰も救われない、むしろそれが普通になるような、普遍するような世界を望みます。


 ーーと言ったら、少々暴力的でしょうか。


**********

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