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不幸の戦前

「おい、まて!お前戦闘経験ないとか嘘だろ!?」


決着は一瞬だった。

というか戦いではなかった


的確に拳を顎にかすらせ脳震盪

終了


すぐさま起こしてあげた。

そしたらいきなり突っかかってきたのだ。


「え?いやいや、全くないけど?」

「嘘つけ!!」

「本当だって、戦闘なんかしたことないよ?」


今のだってテレビかなんかでやってたやつやっただけだし。


「おいまて!今含みのある言い方したな!!?」

「なんのことやら」

「まさか、戦闘はしたことなくて殲滅ならしたことあるとかそういうけいじゃないだろうな?」

「…………」


必死に目をそらす。

目をそらした方にはメリアがいて俺達はみつめあう


「……おい、誤魔化したつでにイチャコラしてんじゃねえよ!!やっぱりうぜぇな!!」

「ちっ、誤魔化せなかったか」


メリアの頭を撫でて誤魔化せなかったリィジの方を向く


「そういえば、リィジ、お前のピースって……」

「ああ、消滅だ」

「でも、お前のやつって強すぎね?なんだよ、一言で発動して、相手消滅とか」

「え?お前習熟度知らないの?」

「……なんだっけ?」

「ピースには使う度に上がる習熟度というものがあるそうです」

「へぇ」

「ピースは四段階あるんだよ」

「ほう?」

「そうなんですか?」

「ああ、レベル1は百回」

「百!!?」

「多いですね……」

「いや、そうでもないさ

レベル2は千回」

「十倍ですか……」

「マジかよ……」

「そして、レベル3は十万回」

「多っ!!」

「……そういえば、レベル上がるとどういったことがあるのですか?」

「それは最後に説明するから

つっても、もう最後だけど

レベル4、一億回だ、

もうやってらんねえけどな」

「で?なんの意味が?」

「レベルが上がるごとに自由になるんだよ」

「ん?なにが?」

「詠文が」

「……というと?」

「俺のピースは消滅

そして詠文は(『~~』の前にあるもの消えろ)という、気恥ずかしいものだったんだよ」

「でもお前は『消えろ』の一言で発動してたな」

「……レベルが上がるごとに自由になる場所が増えるってことなんでしょうか?」

「正解!」

「……となるとリィジディル様はレベル3……ですか?」

「そうだ」

「メリア、頭いいなぁ、できる彼女をもってほんと幸せだよ!」

「えへへへ~」


メリアに抱きつきイチャイチャ


「……お前は頭使いやがれ」

「ふっ、じゃあ俺が答えてやろう!レベル4は無詠唱可能化だ!」

「……まあ、そりゃあ恐らくそうだろうよ」

「彼螺様……」

「ちょ、リィジはともかくメリアにそんな目で見られるのはショックなんですけど!!」

「まあ、バカはほっとこ……いや、バカに聞きたいことがあったんだった、お前のあの能力はなんだ?」

「あの能力?」

「お前俺のピースを消したよな?」

「まあ、それは忘れてくれ」

「……答えたくない感じか?」

「俺が持てる手札が無くなるからな」

「いやそんなんだったら答えろよ」

「えー」

「ほら、戦闘のときに……戦闘……

思い出した、お前何だかんだで話そらしていやがったな?」

「……なんのことやら」

「バカだと思ってたがなかなかに狡猾だな……」

「誉めても俺が不可能のことを可能にできる力を持っているなんてこと教えないからな?」

「やっぱりバカか」

「彼螺さまぁ……」

「へ?……あ、あは、あははは」

「……おいバカ、それ、ピースじゃないよな?」

「まあいいか、そうだ、ピースじゃない、おれ自身の能力だ、俗に言うチートだ」

「……マジかよ」

「人としてダメになる方には使えないけどな」

「…それは感謝すべき制限じゃないか?」

「まあな」

「で?お前はなんで戦闘をしたことがないんだ?」

「ええーせっかく能力教えたのにー」

「マジで狡猾だな」

「まあいいけどね、俺が戦うってなると人じゃなくなるっぽいんだよ」

「……お前ってさ、化け物の一種か?」

「うーん、否定できない気がする」

「人じゃなくなるってどういう?」

「というかめんどいな、メリア、俺の能力をリィジに見せてあげてくれない?」

「わかりました、彼螺様の能力が知りたい」


空中プリンターみたいな感じで出てきた紙?を受けとる。



姓 高凪たかなぎ

名 彼螺ひら


性別 男


種族 人族(異種)


種族値

17/96

魔力値

100/100

6時間に1回復


性格

スイッチが入ると異常なほどスペックが上がる。

というか止まらない暴走列車のような性格

メリアにデレデレ


JOB

狂興師


派生JOB

狂化鏡紅


総合能力

基本的には人

スイッチが入ると……


LUCK

-999

(てめえみたいな誘拐魔には運なん……

以下略)


ピース

ランダム転移

習熟度(1)

1/100

(『~~の辺りだったら』どこでもいいからいってみたいなぁ)

『』内を変えても省いてもよし

省いた場合どこに飛ぶかは全くわからない

本人の肉体に触れている人も飛ばすとこができる。


チート

アウトプリンス(現在使用制限)

35/1000

ポイントを使い不可能なことを可能にできる。

簡単なことであれば一回で1だがより難しいことになると減少量が増える

(現在、創造神の孫娘メリアの神としての力を封印したことにより莫大な負荷がかかり使用に制限有り)


呪い

創造神(孫馬鹿)の呪い

LUCK値が差し引き関係なく-999になる




「……呪いってお前なにしたんだよ」

「メリアを拐って彼女にした」

「嬉しかったです……」

「……すげぇなお前…神様拐うとか」

「まあ、あんなジジイのところメリアがいるべき場所じゃないからな」

「彼螺様の隣がわたくしのいるところです!」

「メリア……」

「創造神をジジイ呼ばわりとか、すげぇなって思うけど、それ以上にやっぱりムカつくわお前」


そんな、イチャイチャ、イライラしている俺達の部屋にある一報が入る。


「リィジディル陛下!!敵国、レジナスが進行を開始したとの報告が!!!」


そんな報をうけた陛下様は戸惑った表情で俺を見てくる

だが俺はその一報に口角が上がるのを感じた


「来たか、俺の……初陣が!!」


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