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プロローグ
深夜の遠城家。
「秋良」
「なんだ?ジジィ?」
「お前にしかできない依頼だ」
「はぁ?俺にしかできない?」
「そうじゃ」
「なんだよ?」
「この人を守るんじゃ」
「誰この女?」
「戸部会社の令嬢じゃ。高校二年のな」
「戸部会社って言ったら、いろんな分野に手を出してる所か」
「ああ。その令嬢である、戸部佳澄を誘拐するという手紙が届けられたそうじゃ」
「で、まだ高校卒業したばかりの俺なら、高校に潜り込んでも、問題ないと」
「察しがよくて助かるわい」
「そんなメンドイことすっかよ!!」
「そう言うと思って、既に彼女の通う学校に転校届を出してきた」
「なっ!!何してんだこのクソジジィ!!」
「あきらめて、学校に行くよろし」
「よろし、じゃねぇぇぇえぇええええ!!」
深夜に秋良の声が響いたそうな。
遠城 秋良(19)
身長/183
性別/♂
特徴/ジジィとのケンカで培ったケンカ武術
口が悪い
戸部 佳澄(17)
身長/158
性別/♀
特徴/丁寧な口調(誰にでも、です、ます、ございます)
合気道を嗜んでる